効果実証に必要な「日数」という考え方

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効果実証に必要な「日数」という考え方
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こんにちは。
アップスタッツ経営研究会,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。
 
 
たまたま,
SNSに上がっていた
広告が目に入りました。
 
 
ダイエット系の
サービスだったのですが…
 
 
ひと目,コピーを見て,
「ん?
これはなかなか
信ぴょう性がありそうだ」
と感じました。
 
 
コピーをちらりと
見ただけなので,
全体でどんなコピーなのかは
よく覚えていません。
 
 
唯一覚えている点…
そして,
「信ぴょう性がありそう」
と判断した言葉。
 
 
それが…
「14週間」
というものでした。
 
 
しっかりと見たわけではないので
正確ではないかもしれませんが…
 
 
14週間の間,
ダイエットに関する
コーチングサービスの
ようです。
 
 
 
では
なぜ14週間なのでしょうか。
 
 
私はクライアントに
よく見せたり説明したりする
ある書籍があります。
 
 
古川武士著
という書籍です。
 
 
習慣には3つの種類があります。
 
1つが,行動習慣。
新しい「行動」をする習慣です。
 
行動習慣を身につけるには
1ヶ月掛かると言われています。
 
 
2つ目が,身体習慣。
身体レベルの変化は
行動習慣よりも影響が大きく,
習慣化は3ヶ月掛かると言われています。
 
 
3つ目が,思考習慣。
思考・性格レベルに及ぼすため,
習慣化は6ヶ月掛かると言われています。
 
 
さて,
ダイエットといえば,
「身体習慣」です。
身体習慣の習慣化には,
3ヶ月掛かると言われています。
 
つまり,約3ヶ月で90日÷7日≒13
最低でも13週間掛かるものです。
 
 
このサービスは
「14週間」
なので,身体習慣レベルまで
落とし込んで成果を出すための
プログラムだと思われます。
 
 
 
違う例を紹介します。
 
ダイエット系サービスでは
耳障りな不協和音と
贅肉が踊る視界への暴力表現の
CMで有名な会社があります。
 
 
「痩せなければ全額返金」
という保証を付けて,
話題になりました。
 
 
聞くところによれば,
1グラムでも減ったら,
返金請求はできないそうです。
 
 
とても
「結果にコミット」
しているとは思えない
返金保証です。
 
 
それはさておき。
 
この会社では,
返金保証期間は,
2ヶ月間なのだそうです。
 
 
つまり…
身体習慣が構築されるよりも
短い期間だということです。
 
 
非常に恣意的な見方ですが…
60日間返金保証期間を
設定しない…ということは,
 
 
返金保証期間さえすぎれば
「後は野となれ山となれ」
で,リバウンドしてしまえばいい。
 
そうすればまたリピートしてもらえる。
 
だから60日間しか
保証しないのではないか。
 
 
 
…あくまでも私見です。
 
ただ,
「マーケティングのメッセージは
一貫性が命」
です。
 
 
「結果にコミット」
と言っておきながら,
1グラムでも減れば
返金請求できなかったり
(つまり1グラムでも
「結果」だと言っているということです)
 
返金保証期間が
身体習慣構築よりも短い
60日だったり…
 
 
この会社から伝わってくるのは,
「いかに消費者を食い物にして
どれだけ儲けられるか」
という印象です。
 
 
 
さて。
 
このような印象になる理由が,
「60日間」
という
「不適切な期間設定」
だということです。
 
 
 
これは…返金保証期間
だけに限ったことではありません。
 
 
例えば,
化粧品や健康補助食品などの
「お試しセット」
を販売もしくは無料提供する場合など,
注意しなければなりません。
 
 
例えば…
 
「効果を実感するのに平均7日掛かる」
とします。
 
この時,
お試しセットを
「5日分」
だったら…論外でしょう。
 
 
では7日で足りるのか。
 
もちろん,足りません。
なぜなら「平均7日」ということは
7日で効果を実感しない人も
いるからです。
 
 
 
もし…
ここで7日分のサンプルしか
提供しなかったら…?
 
 
8日目で効果を実感したかもしれない人が
7日目でサンプルが尽きてしまい,
効果を実感できません。
 
 
もし
「8日目で効果を実感したかもしれない」
としても,
それはただの仮定でしかありません。
 
 
ということは…
7日目で効果を実感できなかった人は,
どのように思うでしょうか。
あるいは…どのように
「発言する」
でしょうか。
 
 
 
下手をしたら,
「あの会社から
サンプル請求したけど,
全く効果はなかった。
広告では上手いことばかり
言っているけど,
結局は詐欺じゃないか」
 
などと心無いことを
言われるかもしれません。
 
それどころか,
SNSで拡散されるかもしれません。
 
 
 
さて,
サンプルを7日分提供するのと,
10日分提供するのとでは,
どれだけコストに差が出るでしょうか。
 
 
おそらくですが,
「送料」
「人件費」
が一番掛かるのであって
3日分のサンプルの原価など
たかが知れています。
 
 
ならば…
「【平均】7日で効果を実感できる」
のであれば,
その7日間を上回る日数の
サンプルを提供して,
はじめて
「効果実証に必要な日数」
だと言えます。
 
 
 
現代社会は
高度な情報化によって
「スピード」
がどんどん上がっています。
 
 
とにかく,
「即効性」
「即時性」
ばかりが求められつつある
時代だと言えます。
 
 
ですが…
即時に効果を実感できなくて
当然な場合のほうが多いでしょう。
 
 
 
だからこそ…
「効果を実感するには平均で〜必要です」
という,適切な期間の提示が必要です。
 
 
もしサンプルや保証をするのであれば,
その期間に合わせたものにしましょう。
 
 
そうでないと…
某ダイエット系会社のように,
「一貫性から外れたメッセージ」
で,消費者を騙してボロ儲けする会社だと
思われかねませんから。
 
 
 
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あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
 
 
追伸
保証やサンプルの提供の仕方,
プロの目からチェックして
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