あなたはこんな恥ずかしい間違いをしていませんか?

あなたはこんな恥ずかしい間違いをしていませんか?

あなたはこんな恥ずかしい間違いをしていませんか?
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今となっては、誤字が当たり前のようにまかり通っていますが、見るたびに、イラッとします。
「こんにちわ」
とか、
「こんばんわ」
という表記です。

間違っていることに気が付かないのでしょう。
なぜ気付かないのかは謎です。

例えば、
「今日わ、これから郵便局に行く予定です」
「今晩わ、天気が悪くて星が見えません」
などと見ると、間違っていることに気がつくのにです。

ということで、
「こんにちは」
「こんばんは」
が正しい記載となります。
最初に書いたとおり…間違いが多すぎて、今やそれがスタンダードになりつつある現場があるのですが…。

他には、こんな間違いもあります。
例えば、上司が部下に、
「この仕事は君なら任せられるから頑張ってくれ」
などと言われた時、部下は
「そのような大役は、私にとって役不足ですよ」
などといったら…左遷されて、未来は閉ざされることでしょう。

定義【役不足】
力量に比べて、役目が不相応に軽いこと。また、そのさま。

つまり、この部下は、
「そんなつまらない仕事、オレにさせるんじゃねーよ」
と言っていることになるのです。

この場合は、「力不足」の誤用です。

定義【力不足】
与えられた役目を果たすだけの力量がないこと。

この誤用が、ブログやSNS、あるいはネット記事などでまかり通ってしまい…それを読んだ人がその誤用に気づかずに使い続けてしまう、という間違った悪循環に陥っているようです。

話を戻します。
このような明らかな誤用を見ると…少々イラッとします。
ネットのコンテンツなどを、集中して読んでいる時に、このような誤用に遭遇すると、そこでブチッと集中力が切れます。

なぜでしょうか。
これが今日の本題です。
人間には逆らい難い習性があるのです。
それは
「正しく在る」
というもの。

人は正しくなければいけない…とどこかで思っているのです。
だからこそ、間違った何かを見ると、それを正したくなる習性があるのです。

性善説、性悪説でディベートを展開しても意味がありません。
ここでは、
「そういうもの」
だと思ってください。

このことがわかると、コピーやセールスにおいても、応用できます。

例えば、今日のタイトル。
「あなたはこんな恥ずかしい間違いをしていませんか?」
これは、過去に大ヒットしたヘッドライン(キャッチコピー)の
「あなたは英語でこんな間違いをしていませんか?」
というものがあります。いわゆるスワイプ(借用)ファイルとして、過去に成功したコピーをパクる、という手法です。

このコピーが大ヒットした背景として、この
「正しく在る」
という習性に基づいています。
なぜなら、「正しくなければならない」以上、間違っているわけにはいかないからです。

通信販売の分野で大成功した、ジョー・シュガーマンという凄腕コピーライターがいます。
彼は、ウォール・ストリート・ジャーナルの紙面広告で、英語の電子辞書を販売しました。
その中で、その広告の中にあるスペルミスを指摘できた分だけ値引きする…というオファーをしたのです。
その結果、大ヒット。
「いつも、ウォール・ストリート・ジャーナルを1時間も掛けて読んでいないのに、この広告に1時間費やした」
という人もいたのだとか。
ちなみに、スペルミスとして指摘された内容の半分が不正解だったのだとか。
結果的に、スペルがわからない人が英語の電子辞書を買った、というオチに終わったのだそうです。

自称世界ナンバーワンコピーライターの、ゲイリー・ハルバートという人がいます。
「自称」と付くので安っぽく感じますが、実際に彼が世界超一流の凄腕コピーライターだったということは間違いありません。

彼は、あるDMに、
「1ドル札を同封しました。なぜなら、この手紙にはお金の話が書かれているからです…」
などというコピーを書いたのだそうです。
そこで、実際には1ドルではなく10ドルや20ドル札を同封したのだとか。

そのうち4割ほどが
「間違ってますよ」
という指摘の電話が入ったそうです。

DMに何通、間違った金額の紙幣を入れたのかはわかりません。
ただ、反応率4割…というのは、コピーライターの立場から見るならば、完全にファンタジーの世界です。
(DMでは、反応率0.1%台の戦いです)

これも、ひとえに
「正しく在る」
という習性が反応させたのです。

これらの話から、学べることは2つあります。
1つは、これまで書いてきたとおり、
「人は正しく在る」
習性を持っているので、その修正に働きかけるようなマーケティングキャンペーンや、コピーライティングを展開することで、反応率を上げることが出来る、ということです。

もう1つ。
世界ナンバーワンマーケティングコンサルタント、ジェイ・エイブラハムの「卓越の戦略上級編」に、こんなことが書いてあります。
「人間である。人間の本性は不変である。この地球に、人間が初めて登場した時から、人間 は不変であった。」

人間の本性は変わらないのです。
ならば…人間の本性に働きかけるようなアプローチ法は、これから先どれだけ時代が変わったとしても、通用するのです。

安っぽいテクニックに走る前に、人間の本性を知るほうが、よほど効果的でしょう。

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