とても恐くて登録できないメールアドレス入力フォーム

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怪しい広告を発見しました。
「3日間働くだけで,月収100万円越え」
というコピーが付いています。

この手の怪しい広告は非表示にするか,スルーするがいつものパターンです。

ちょっと興味を惹かれても,下手にクリックするとリターゲティング広告で追いかけられるのがうっとうしいので,下手にクリックできません。
以前,ある方が,間違って育毛剤の広告をクリックしてしまったら…画面一杯に,リターゲティング広告で,育毛剤の広告がびっしりで,悲鳴を上げていました。

一度この手の怪しい広告をクリックすると…ますます怪しい広告にさらされる可能性が高いでしょう。
ただ…今日に関しては,自分が「怪しい」と感じた理由を言語化してみようと思い…
本音を言うならば,ブログのネタになるかな,と思って,覚悟のクリック。

先入観が,
「怪しい」
という立ち位置で読んでいるので,コピーの一言一句,デザインの隅から隅まで怪しく感じます。

ただ…それでは「言語化」にはならないので,しっかりとコピーを読んでみました。

そしてある意味非常に納得しました。

今回は,副業系の売り込みです。
「3日間働くだけで,月収100万円越え」
というコピーです。

クリックした先は,メールアドレス収集のページになっています。
メールアドレスを登録すると,副業の内容について,明かされる…というものです。

さて,あなたはこの場合,メールアドレスを登録するでしょうか。

使ってないメールアドレスがあるので,それを登録してみようかな…とは思ったのですが,さすがに恐くて登録できませんでした。

繰り返します。
「3日間働くだけで,月収100万円越え」
です。
副業の中身はわかりません。

言い換えると,何をさせられるかどうか分かったものではない,ということです。

女性だったら,春をひさぐ職種でしょうか。
(春をひさぐ=春を売る)

男性だったら…まさか,マグロ拾いでもさせられるのでしょうか。
※マグロ拾い→自己責任で,範囲指定して白黒反転してご覧ください。
「マグロとは、鉄道職員の間で、触車事故による轢死体を指す俗語(業界用語、隠語)。
語源は、轢死体が頭や尾を切られて魚市場の床に転がるマグロを連想させる、もしくは轢死体の切断面がマグロの身を連想させるということからであるが、五体が付いていても鉄道による人身事故の遺体は「マグロ」といわれる。
他に、水揚げされたマグロが血を吐く様子が瀕死の被害者を連想させる、あるいは瀕死の状態で痙攣する被害者の様子が水揚げされて痙攣するマグロに似ているため、という説もある。(Wikipedia)

つまりマグロ拾いとは、鉄道の人身事故などでバラバラになった遺体を集める仕事です。

そう考えると…とてもとてもメールアドレスを登録して,中身を知ろうという気になれないのです。

「ベルベットポーチ」というコピーライティングのテクニックがあります。
ベルベットとはビロードの別称で,高級感のある織物を指します。この記事の画像が,ベルベットです。
そのベルベットで作ったポーチの中に,「何か」をしまい込みます。

非常に高級感のあるポーチの中にしまい込んである「秘密の何か」です。
そこで,好奇心を煽って,興味関心を高めるテクニックです。

具体的には,コピーの中で,その売りたい商品やサービスの中身を徹底的に隠します。
隠して,ひたすらベネフィットだけを伝えます。
ベネフィット…すなわち,これを買うと,どんなにすばらしいことがあるのか,だけを徹底的に伝えるのです。
でも,商品の中身はわかりません。

その結果,非常に興味関心を惹く…というやり方です。

ちなみに,最後の最後まで,その「何か」を明かさないこともあります。
つまり,商品を買わないと,それが「何か」がわからない,というやり方です。

一方,コピーの中で,それが何かを明らかにするやり方もあります。

どちらが正しいかどうかは時と場合によります。

ただ,ひたすら隠して興味関心を高め,コピーを読み進ませる,というテクニックです。

今回,この秘密のトリガーを応用した,ベルベットポーチのテクニックですが…
私は恐くて登録できませんでした。

理由は,秘密のトリガーの使い方が適切ではないからです。

興味関心を惹く前提として,最低限の信頼関係は必要です。

今回,
「3日間働くだけで,月収100万円越え」
…という,一見すると,かなり考えにくい,胡散臭いコピーから始まっています。

つまりこの胡散臭さを払拭しないと,その秘密を知ろうという気になれないのです。

このように,コピーで約束する内容が大きくなればなるほど,信頼性を補強する必要が出てきます。
具体的には,とにかく証拠です。
信用に足りる証拠。必要に応じて,証拠の証拠すら必要かもしれません。

それら無くして,
「まず登録してもらえれば…」

…これは恐くて無理です。
マグロ拾いのオファーなど受けたら,夜眠れなくなります。

余談ですが,このブログを書いている今が,午前2時半過ぎ。丑三つ時です。

それはさておき。
ベルベットポーチのような,強力なテクニックは,最低限の信頼関係が必要です。
全くの見ず知らずの人に対するコピーとしては適さないでしょう。

既存客に対する,クロスセルやアップセル,リピート販売に適したテクニックなのです。
あるいは,飽きられた「ああ,またコレ系ね」と言われそうな商品やサービスに向いています。

最後に。
結局のところ,メールアドレスを登録してないので,どんな副業なのかはわかりません。
言えるのは…後ろ暗い,怪しい内容だからこそ,初対面の人にベルベットポーチという強力なテクニックでごまかそうとしているのではないでしょうか。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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