コピーの説得力を出す、1つの使い分け

コピーの説得力を出す、1つの使い分け

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とあるメルマガにて、ある書籍を酷評していました。
世界ナンバーワンマーケティング・コンサルタントのジェイ・エイブラハムによる新刊について、
「お金のムダだった」
と、後悔した旨述べていました。

理由は、
「大半が自己啓発的な内容ばかり」
だからだそうです。
このメルマガの著者は、既存の自己啓発を徹底的に否定する派だからこそ、という意見なのでしょう。

「読むなら◯章にマーケティングの話が書いてあるので、その章だけを読めば十分」
とのこと。

昔はかなりのマニアでしたが、今はなるべく自己啓発的な内容は遠慮したい気分だったので、ずっと読んでいませんでした。

とはいえ、来月にジェイ・エイブラハム本人が来日し、そのライブセミナーを受講する身としては、最新刊だし目を通しておいた方がいいだろう…と思って、楽天スーパーセール中に購入。

読んでみて…激しく後悔しました。
「なんでもっと早く買って読まなかったのだろうか…」

言うまでもなく、原因はメルマガの【意見】を鵜呑みにしたからです。

今日は、事実と意見について、思うことを書いていきます。

事実は、ある物事、出来事についての客観的な【事実】を意味します。
その事実に対して、その人がどう思ったのかが【意見】です。
【意見】と似たようなものに、【推測】というものもあります。

「今日は雨だ」
というのは事実です。
※今日の東京は雨が降っています。

「今日は雨なので気が重い」
というのは、意見です。

「今日は雨だが午後には止むだろう」
これは推測です。

では、この3つのうち、どれが重要なのでしょうか。
何を持って【重要】だというのかも、人それぞれですが、コピーライティングにおいて、一番大切なのは【事実】です。

「売上が25%上がった」
「体重が2キロ減った」
というのが事実です。

また、
「友達から『痩せて綺麗になったね!』と言われた」
というのも事実です。

薬事法的な話は一旦脇に置きます。
「あなたはこのサプリメントを所定の方法で飲み続ければ、4週間で2キロ痩せます」
これは【事実】です。

この一文が、推測だったらどうでしょうか。
「あなたはこのサプリメントを所定の方法で飲み続ければ、4週間で2キロ痩せるかもしれません」

一気に、一文の説得力が減衰したのではないでしょうか。

まして、意見だったら、さらに始末に負えません。
「あなたはこのサプリメントを所定の方法で飲み続け、4週間で2キロ痩せるべきです」

コピーライティングは、この【事実】をいかにつみあげられるかが、勝負だといえます。

あなたの書いたコピーを見てみてください。
どれだけ【事実】が書いてあるでしょうか。
どれだけ【推測】や【意見】が書いてあるでしょうか。

もちろん、
「今すぐお電話下さい!」
というCall to Action(行動への呼びかけ)は【意見】であるのは当然ですが、販売したい商品やサービスの説明、特にどれだけベネフィットがあるのか…について、【事実】をどれだけ盛り込めているでしょうか。

最後に。
冒頭のメルマガの書評。
【意見】と【事実】の読み違えがあります。
ジェイ・エイブラハムの新刊を「自己啓発」したのは、これは事実でしょうか、それとも推測や意見でしょうか。

私は【事実】だと受け止めたので
「あ、自己啓発ならパス」
としてすぐに読まなかったのです。

ですが、これは【意見】です。
ジェイ・エイブラハムのメッセージを、このメルマガの読者は「自己啓発だと判断した」のです。おこれは【意見】になります。

一見【事実】に見せかけた【意見】も混じっているので、判断には気をつけなければなりません。
でないと、私のような後悔をすることになります。

余談ですが。
ジェイ・エイブラハムの新刊。
「限界はあなたの頭の中にしかない」ですが、正直これはタイトルに魅力を感じませんでした。

もし、仮に次のようなタイトルがついていたら、発売日に車で90キロ走って、札幌の大型書店まで行き、その日のウチに買い求めていたでしょう。
この本を、私なりに一言でまとめると次のとおりです。
「詳解・卓越の戦略」

メルマガの著者は、「自己啓発」だと笑い飛ばしていましたが、私にとっては一冊まるごと、徹底的に卓越の戦略を詳説したものだ、と受け止めました。
「卓越の戦略上級編」を読んだことがある人にとっては、馴染みのある言い回しが何度も出てきて、ニヤリとしたのではないでしょうか。

万人受けするような内容ではないかもしれません。
冒頭のメルマガの著者のように、「自己啓発」だと鼻で笑う人もいるでしょう。
ですが、(これは私の【意見】ですが)読む価値がある1冊です。

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