共感を生むためのちょっとした工夫

共感を生むためのちょっとした工夫

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夜、ある目的地へ向けて車を運転していた時のこと。
突然、対向車がパッシングをしてきました。

※パッシング…自動車が、同車線上の前車に追い越しの意志を伝えるためなどの目的で、ヘッドライトを点滅すること。

追い越しするときの意思表示にすることもあるのですが、遅い車を後ろから煽ったりするときにも使うので、パッシングを受けるのは、あまりよい気分ではありません。

ですが、この時は対向車からのパッシング。
ありがたい気持ちになって、ブレーキペダルを軽く踏み、注意深く運転しました。

さて。
この出来事ですが、分かる人には分かる話です。
なぜ、パッシングを受けてありがたい気持ちになるのか。

自動車の運転をしている人であれば、一度ならずとも、対向車からパッシングを受けたことがあるでしょう。
特に慣れない地域を走るときは、本当に感謝に尽きます。

そして、その恩を返すためにも、自分でパッシングをすることも多々あります。

車を運転しない人にはわからないけれど、運転する人には、非常によくわかるのではないでしょうか。

ネタバレ…というほど大した話ではないのですが、一言で言うならば警察によるスピード違反の取り締まりです。

対向車によるパッシングは、
「この前に警察が潜伏しているから気をつけるように」
という合図なのです。

見ず知らずの人であっても、一瞬で気持ちがつながります。
感謝とともに、警戒して運転。
帰りにその道を通るときは、今度は自分が対向車として、パッシングして警戒を促します。

この知らない人には全く伝わらない…でも知る人には
「そうそう!」
と共感と一緒に伝わる、この感覚。

もし、自分の見込み客と、そんな共感を生むことができれば、はじめから十分な信頼関係を構築でき、高い成約率につなげることができるでしょう。

では、どうすれば、このような共感を演出できるでしょうか。

…というこの質問を、常に自分に問いかけ続けながらビジネスを続ける、というのが一番の答えです。
なぜなら、人はシステムを嫌うものだからです。
「他と一緒に画一的に扱われる」
ことに対して、あまり気持ちのいい感じはしないでしょう。

どうすれば、「共感を得られるか」という答えを
「あ、これはこうすればいいですよ」
などと書いて、そのまま実行したら、非常に画一的です。
かえって反感をもたらすかもしれません。

…とはいえ、
「自分で考えて下さい」
と投げっぱなしにするのも私の主義ではないので、2つほど例を上げます。

1.言葉
一番わかり易いのが、
「同じ言葉を使う」
というものです。

見込み客が日頃使っていたり、日頃考えている言葉をそのまま使うのが最初の一歩。

例えば、
「マーケティング」
という言葉があります。
でも、「マーケティング」は私達のような、ある程度勉強した者が使う言葉。
一般の人はどのような表現をしているでしょうか。
よく「集客」と言ったりもしますが、実際に「集客」という言葉を使っているでしょうか。

きちんと自分の顧客や見込み客と話をすることで、同じ言葉を使うのがひとつです。

2.共通の敵
冒頭の出来事を思い出して下さい。
運転する人は皆、警察の取り締まりは「敵」です。

なぜなら、実際に警察の取り締まりで捕まっている自動車を見ることは多々あるでしょう。
そんな車に対して、
「ざまあみろ」
とか
「警察、よくやった!」
と思うことは稀です。

どちらかと言えば、
「ああ、気の毒に…」
と思うほうが多いでしょう。

だからこそ、警察の取り締まりは、ドライバーにとって敵なのです。

あなたにとっても、あなたの顧客にとっても、自覚の有無はさておき共通の敵はいるはずです。

ただ、気をつけて下さい。
共通の敵を設定することは、その相手を文字通り「敵対」することなのです。
今まで敵ではなかった相手を敵に回すわけですから…あまり穏やかな方法ではありません。
あくまでも自己責任で実行して下さい。

以上2点、共感を生むためのちょっとした工夫を解説しました。
繰り返しますが、自己責任で実施いただければと思います。

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