思うところがあって、久々に新聞紙を購読することにしました。
ずっと日経電子版だったので、久々に紙媒体の新聞購読です。
さて、新聞を取ると、もれなくついてくるものがあります。
しかも追加料金ナシなので無料です。
なぜなら、私が受け取る分を、他の人が代わりにお金を払ってくれているからです。
そう…それは、チラシです。
良いチラシには、その良さが。
悪いチラシには…なにが悪いのか。どう改善すればいいのか。
そう考えることが、力になります。
良いチラシである確率が高いのが、ダイエット系か、健康食品系。
なぜなら…競争が激しいからです。
競争が激しければ激しいほど、より優れたコピー、より優れたマーケティング戦略が必要になります。
今日は、あるチラシから思ったことをいくつか書いていきます。
商品は、とある健康補助食品。
1個3430円(税抜)のところ、初めての方限定で、1000円(税別送料無料)というオファーです。
一度に3つまで買うことができます。
まずは、ヘッドライン(キャッチコピー)。
これは…酷い。
「北海道の40代、50代、60代、70代の方へ
(商品名)が数量限定特別価格」
キャッチコピーの基本。
それは、相手の注意をひくことです。
注意を惹くとは、どういう状況でしょうか。
一つの方法として、ターゲットが、
「あ、私のことだ」
と思えるかどうか、というものがあります。
もう一度繰り返します。
「あ、私のことだ」
と思えるかどうか。
「北海道の40代、50代、60代、70代の方へ」
このように呼びかけて、
「あ、私のことだ…」
と思えるでしょうか。
これは酷い…。
一方。
優れているのは、オファー、緊急性、レスポンスデバイスの組み合わせ。
「先着◯名様限定特別価格」
という緊急性のあるオファーとともに、豊富なレスポンスデバイスを用意しています。
郵便、電話、FAX、WEBのどれでも申し込めます。
ただ、どれでも申込できますが、
「お急ぎの方はお電話でご注文下さい!」
「お電話でのご注文が1番早くお届けできます」
このように書くことで、
「緊急性」
にリアリティが出ます。
また、申し込み方法を、電話に誘導することも出来ます。
申し込み方法を電話に誘導することができれば…オペレーターが、直接顧客と話をすることが出来ます。
疑問反論に対して対応することもできれば、場合によってはアップセルやクロスセルもできます。
また、顧客の意見を集めて、リサーチに活用することもできるのです。
通信販売において、顧客と直接話す、とても大切な機会となります。
このようなチラシを見ると…とても勉強になります。
自分の見聞きし、学んできた知識が、このチラシを見ると、良い復習になるのです。
コピーひとつから、心理法則の活用例を見出したり。
コピーの奥にあるマーケティング戦略を推測してみたり。
よい広告は、勉強になるのです。
…コピーは酷いですが。
こんな感じで、あなたのチラシの良し悪しについて診断を受けてみませんか。
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