強みを活かすよりも大事なこと

強みを活かすよりも大事なこと

強みを活かすよりも大事なこと
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ある方のオススメで、ブログを書き始めることにしました。
最低1年間は毎日書き続けよう…
そう思って書き始めました。

2013年4月のことです。
気がつけば、3年以上経過。
交通事故で更新できなかった1日を除いて、ずっと毎日更新しています。

…という話をすると、
「よく続くよね」
「どうすれば続くの?」
と訊かれることがあります。

そこで、どうすれば書き続けられるか。
自分なりのコツをまとめて、コンテンツにしようかセミナーを開催しようか…
と検討しています。

検討していますが、今日はその話ではありません。
それ以前の前提を疑ってみるのが今日の話です。

まず、人間の能力や才能…というレベルで考えてみます。

定義【才能】
物事を巧みになしうる生まれつきの能力。才知の働き。
(デジタル大辞泉)

よくこの定義をご覧ください。
何かおかしいということに気がつくのではないでしょうか。

「物事を巧みになしうる」
「生まれつきの能力」

例えば、作曲の【才能】を持っている…ということであれば、生まれつき作曲できる、ということになります。
病院で分娩して3日には1曲書き上がっている…想像すると、少々不気味かもしれません。

さすがに、屁理屈的な解釈であることは否定できません。
とはいえ、敢えてこんな極端な言い方をしたのは理由があります。
人間には「才能など無い」ということなのです。

別の定義を紹介します。

定義【才能】
物事をうまくなしとげるすぐれた能力。技術・学問・芸能などについての素質や能力。
(大辞林)

こちらは、「生まれつき」という言い回しは入っていません。

ですが、「才能」と聞くと、どうしても生まれ持った特別の能力を想像してしまう事が多いのではないでしょうか。

実際、私自身も言われたことがあります。

私の家系では、油絵を上手く描く人がいるようです。
逆に、文章を書くのが上手い人はいないのだとか。
母曰く、
「ウチの家系から考えると、文章じゃなくて絵なんだけどねぇ…」
とのこと。
幸いにして、この言葉を言われたのが、二十歳を過ぎてからです。
小さいころに言われていたら、真に受けて絵を描こうと努力して大惨事になっていたでしょう。

実際のところ、私は絵が大嫌いです。
絵筆を持って3分もすればイライラしてへし折りたくなるくらいには嫌いです。

10年位前、何かのセミナーで、2人組になって相手の顔を描く…というワークがありました。
相手が私の描いた絵を見て、怒って帰ってしまうくらいには下手です。

だからこそ、マインドマップとかも大嫌い。
Facebookで誰かが描いたマインドマップが上がっていれば、全て非表示にするくらいには視界に入れたくありません。

長々と書きましたが、それくらい私は「絵を描く」ことは向いていないのです。
文章を書く側に偏っているのです。

しかし、先程書いたとおり、
人間には「才能など無い」のです。
言い換えれば、どんなスキルでも後天的に身につけられるのです。

だから、私もきちんとしたスクールに通って、絵を描くスキルを学んで努力し続ければ、絵を描くことができるようになるでしょう。
…絶対にやりたくないですが。

この
「絶対にイヤ」
という感覚。これが今日伝えたい事なのです。

今のSNS全盛の時代、発信する大切さが強調されています。
ブログやメルマガなどを書き続けることやいいこと、とされています。

それは否定しません。
そして、ブログやメルマガ、SNS投稿について、毎日書き続けられるようなスキルを身につけることは可能です。
誰でも習得して実践することは可能です。

ですが…それってやりたいことでしょうか。
私が絵を描くくらいに嫌なことだったとしたら、やらないほうがいいのではないでしょうか。
得意な人、それをするのが好きな人に任せたほうがいいのではないでしょうか。

人間には生まれ持った能力、という意味での才能というものはありません。
ですが「強み」というものはあります。
身体能力に強みを持つ人もいれば、知的能力に強みを持つ人もいます。
知的能力に偏った人が、身体能力を鍛えることはできます。
同じように、身体納涼に偏った人が、知的能力を鍛えることはできます。

ですが、いずれも「強み」を生かしていないのです。

本当に自分の強みを活かそうと思った時に、
「ブログを書き続ける」
「メルマガを発行し続ける」
というのは適切な選択肢でしょうか。

人によっては、描くよりも話すほうが向いているかもしれません。
今の時代であれば、3分〜5分くらいしゃべって、それをiPhoneか何かで録画して、それをYouTubeにアップ。
そのURLをメルマガに書いて配信。
そんな手段も取れるでしょう。

目的と手段を混同しないでください。
自分の強みを活かしてください。
それ以上に、自分の弱みを伸ばそうと努力して苦しまないでください。

健闘を祈ります。

 

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