気遣いが試される「数秒」

気遣いが試される「数秒」

気遣いが試される「数秒」
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Facebook広告の中に,少し気になる内容がありました。
あるテーマに関する無料レポートの提供です。
人様の広告を見るのも,そしてその内容を申し込みしてどんなオファーがあるのかを研究するのも,仕事の範囲です。

早速クリック。

すると,LP(ランディングページ)に飛ぶのか,と思ったのですが…氏名,会社名,メールアドレスの登録を求められました。

もう少し無料レポートに関する「案内」を見てみたかったのですが,仕方がありません。
指定されたとおりに入力。

すると,
「登録しました」
という文字とともに,その会社のWEBサイトに飛ぶボタンが表示されました。

メールをチェックするも,その会社からのメールは届きません。
少し待っても,届きません。

まさか…個人情報,取られ損?!
あるいは,嘘サイト?

仕方がないので,その会社のWEBサイトを訪れてみると…そのレポートダウンロードの申込みフォームがあります。

先程,すでに一度個人情報を騙し取られているわけです。
もう一度送っても大差ないでしょう。
ということで,そのフォームに入力して送信。

「ダウンロードURLをメールで送信しました」
という文字が表示されました。

そして…メールは届きません。

この会社は一体何なのだろうか…と思うこと数分。
メールが届きました。
URLをクリックしてIDとパスワードを登録したら,ダウンロードすることができました。

そして…更に数分後。
全く同じ内容のメールがもう1通届きました。
どうやら,最初のFacebook広告上で登録した際に,きちんと登録されており,個人情報が無駄に騙し取られたわけではなかったようです。
結果的に二重登録になってしまったということになります。

さて,この場合,何が問題だったのでしょうか。

私がせっかちすぎる…というのは一つかもしれません。
ですが,明らかにこの会社は気遣いが足りません。
他所では当たり前のようにやっていることが,この会社には出来ていないわけです。

何が足りないのでしょうか。
ちょっと考えてみて下さい。

おそらくあなたもこれまでの人生の中で,何らかの形で登録フォームに入力し,送信ボタンを押したはずです。
その時に,どんな表示がされたでしょうか。

「申し込みメールを登録したメールアドレスに送信しました」
といった案内はよく見かけることでしょう。

それと同時に,気遣いのしている会社であれば,もう一言書き加えるかもしれません。
それが,

「メール到達まで,数分から十数分掛かることもあります。1時間以上経ってもメールが届かなかった場合は,メールアドレスの誤入力の可能性があります。お手数ですが再度登録いただきますよう,お願い致します」
という感じです。

誤入力云々はさておき,ここでのポイントは,メールが配信されるまでのタイムラグを案内することです。

昔は当たり前のように,この表現はよく見かけました。
最近は技術の発達のおかげでしょうか。
ほぼタイムラグなく,すぐにメールが届くようになりました。
それでも,こういった気遣いの文言はよく見かけました。

ですが…今となっては数分どころか数秒程度のタイムラグになったせいでしょうか。
こういった気遣いの表現がなくなりました。
そして,この会社のように「本当に数分掛かる」会社にも関わらず,「数分お待ち下さい」といった表現がありません。

繰り返します。
今の時代は登録フォームに入力すると,文字通り数秒で自動返信メールが届きます。
これが当たり前になっています。

だからこそ,今時メール配信に数分も掛かる状況を見て,
「個人情報を騙し取られた,この会社は詐欺だ」
と思うに至ったわけです。

では,本当の問題は何なのでしょうか。

本質的な問題は,
「見込み客への気遣いがない」
ということです。
このことを,具体的に表現するならば,おそらくですが実際に自らこの登録フォームに登録して試してみたことがないのでしょう。

だからこそ,自動返信メールが届くまでの数分のタイムラグを感じることがないのかもしれません。

私自身は,せっかちですから,数秒のラグも嫌で,パソコンはCPUの性能は高めにする傾向があります。
なぜなら,思考のスピードと現実との間にラグがあると,一気に集中力が下がったり,関心が薄れたりするからです。

とはいえ,技術が追いつかないのであれば仕方がありません。

今日,URL転送の設定をしました。
WordPressのメニューリストから,外部のLPに飛ばすようにしたのです。
WordPressのプルダウンメニューをクリックすると…WordPressのリンク先に飛びます。そのプルダウンメニューに直接外部のLPにリンクを貼れればいいのですが,やり方がわかりませんでした。プルダウンメニューから,WordPress内のある固定ページに接続します。
そして,そのある固定ページにアクセスすると,自動的に外部のLPに転送されます。
この転送するまでに,どうしても2秒ほどのタイムラグが発生してしまいます。

やむを得ず,
「該当ページに自動転送します。
もし自動で転送されない場合には,https://goo.gl/Uaihdd;をクリックしてください。」
と記載しました。

たった2秒ですが,その2秒のラグが発生してしまう以上,このような表現はどうしても必要になるのです。

この手間を惜しむと…極端ですが,
「この会社は詐欺だ」
ということになりかねません。

この小さな積み重ねが「顧客目線」にたどり着くことでしょう。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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