許容リスクを遥かに越える「セクハラ」発言

許容リスクを遥かに越える「セクハラ」発言

許容リスクを遥かに越える「セクハラ」発言
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2年ほど前のことです。
ある動画制作会社のコンテンツを無料購読することにしました。
メールアドレスを登録。
送られてくるメルマガをたまに開封。
まれにURLをクリック。
そんな距離感だったのですが,ある時にメルマガを購読解除。
過去の配信メールを全て削除しました。

なぜでしょうか。

その会社は動画制作会社です。
動画の撮影は,お手の物なのでしょう。
ですが…出演する人物はどうだったのか。

たまたま,ライブのWEBセミナーが配信されていたので,視聴しました。

社長兼進行役の人が,別のゲストを呼んで,対談する。
そんな内容でした。

このゲストの方が,女性だったのです。
そして…服装は,ビジネススタイルで,普通のスーツを来ていたのですが…少々,谷間が露出していました。

WEBセミナーの中で,
「どんな内容であってもいいので,質問や感想,ご意見を下さい」
と言っていました。

WEBセミナーは,コメントを送信することもできたのです。

そこで,たくさんの意見や質問が寄せられたのでしょう。
いくつかピックアップして読み上げていました。
ですが,よりによって…

「『◯◯さん(※その女性ゲスト)の谷間が気になります』という意見が来ています。はい,その通りですね。私も気になります」

とのことでした。
わざわざ,谷間に関する意見を取り上げて,しかも「私も気になります」とのこと。

場を和ませるための,軽い冗談だったのでしょう。
ですが,その一言はどんな効果をもたらしたのか。

非常に偏見に満ちた見方かもしれません。

この進行役の人は…非常に「良く言う」ならば,物腰が柔らかで,穏やかに話をします。
普通に言えば,なよっとした,芯のない話し方をします。
悪く言えば…省略します。

さて,そんな人が,このような発言をすると,
「実にいやらしく」
聞こえるのです。

正直,この点は私にはよくわかりません。

同じことを言ったところで,笑い飛ばされて終わるのか。
誰も何も気にしないのか。
それとも,今回みたいに嫌らしさを掻き立てるのか。

何がこのような違いをもたらすのかは,私にもわかりません。
ただ,言えることは,
「この人のネチョネチョした話し方では,嫌らしさしか伝わらない」
のです。

話は変わります。
先日,ある交流会に参加した時のことです。
男性経営者が,女性経営者と談笑していました。
以前から,顔なじみで,それなりに親しい間柄だったのでしょう。

どんな話かはわかりません。
ただ,男性経営者が,女性経営者の脇腹を突っつきはじめました。
女性経営者は…笑顔で,身をよじっていました。

私からしてみたら…
「恐れを知らぬ所業だな」
と思う次第です。

会社内でそんなマネをすれば,きっとセクハラになるでしょう。
社外だったら…ある意味「わいせつ行為」と言えるかもしれません。

ですが,ここで決定的な違いがあります。

セクハラとは「主観的」なものです。
つまり,女性側が「いやらしさ」を感じないならば,ただのイタズラで済んでしまうのです。

女性の脇腹を突っついて,いやらしさ感を与えない。
ある意味,凄い「ワザ」と言えるかもしれません。

遠くにいる二人の様子がたまたま視界に入っただけなので,しっかりと見ていたわけではありません。
はっきりと言えるのは,女性が嫌悪感をむき出しにはしていなかった,ということです。
内心はわかりませんが,笑顔で身をよじっていました。

さて,この2つの違いは何でしょうか。
前者の例。
この進行役の人は,
「ああ,あのキモい人ね」
という印象だけが残ります。
WEBセミナーを見た後,メールボックスを見ると,その会社からのメールが視界に入るたびに,
「あのキモい人から送られてきたメール」
という記憶しかありません。

ですので,配信停止にした上で,全部削除しました。

それから2年くらい経ったでしょうか。
たまたま別の会社のメルマガを開いたら,どこか見覚えのある社名が…
えっとこの会社名は…
「あ,あのキモい人の会社だ」
ということで,また思い出してしまいました。

一方…
女性の脇腹を突っついていた経営者は…全然記憶に残りません。
あれは誰だったのでしょうか…。

この違い,わかるでしょうか。

それだけセクハラ系のネタは危険なのです。
2年経っても,
「あのセクハラキモ男」
という印象を持たれ続けるリスクが伴なうのです。

あなたが男性だったとして…
ビジネス上に関わりのある女性の脇腹を突っついたらどうなるでしょうか。

「セクハラ」
と糾弾されるか,黙認されるかのどちらかになるでしょう。

ですが,前者のリスクは果てしなく大きいと言えます。

ということは,結論はシンプルです。
「セクハラになりかねないことはやめましょう」
ということです。

最初に話したWEBセミナーの時は,どうすればよかったのか。
谷間の話は全てスルーすればよかったのです。
あるいは,
「◯◯さん(※女性ゲスト)の笑顔が素敵です」
というような,悪く取りづらい内容を扱えばよかったのです。

どうして,
「私も気になります」
などと言ったのでしょうか。
この一言で,この進行役は,どれだけ評判を落としたことでしょうか。

…実に残念な話です。

今日は,コンテンツの中でも絶対に扱ってはいけない,
「セクハラ」
の話でした。

ちょうど思い出したので…セクハラというネタは危険,ということをお伝えしたいので,取り上げました。
私自身は,羞恥心を掻き立てる意図でこのネタを取り上げたわけではありません。念のため。
アイキャッチ画像も,羞恥心を掻き立てない程度のものを選択しました。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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