「嫌い」の先にある宝の山

「嫌い」の先にある宝の山

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定義【嫌う】
いやがって、その対象とかかわりたくないと思う。好ましくないものとして、避ける。

今日のテーマは「嫌い」です。
嫌う…という言葉を聞いて、どんな印象を受けるでしょうか。
良い印象でしょうか。
それとも、良くない印象でしょうか。

多くの場合、前者ではないでしょうか。
なぜなら、過去の体験と結びついているからです。

具体的には、幼少の頃、親や教師などから
「好き嫌いはいけません」
などと言われたことがあるでしょう。

「好き嫌い」
何かを好きになったり、嫌いになったりしてはいけない…という、なかなか恐ろしい言葉です。
何かを好きになることすら許されないならば、何のために生きているのでしょうか。

話を戻します。
多くの場合、食べ物の好き嫌い…すなわち、嫌いなものを食べない、という状況において言われる言葉です。
何かを「嫌いだからといって残してはいけない」という意図でしょう。
そして、それでも何かを嫌ったら…何らかの制裁がつきまといます。
嫌ってはいけない、と幼少の頃から刷り込まれます。

そして、学校では、
「◯☓さんと仲良くしなさい」
ならばまだしも、
「◯☓さんを嫌ってはいけません」
などと怒られるかもしれません。

なかなか救いようのない話です。
なぜ嫌いな人と仲良くしなければならないのでしょうか。

本来は、
「嫌いな人であっても、最低限の礼儀は持ちなさい」
というのが正しい説教ではないでしょうか。

誰かを嫌う。それすら許されなかったら、ある意味「思想・良心の自由」に制限が課されることになります。

◯☓さんが嫌いならば、嫌いでも構わないのではないでしょうか。
いけないのは、◯☓さんが嫌いだからといって、罵倒したり暴力行為を行うことではないでしょうか。

「嫌い」と「いけない」が混同した結果、大人になっても「嫌い」=よくないという印象になってしまっています。

ですが、大人であればこそ、「嫌い」を大切にしたいところです。
なぜなら、親や教師、他の大人によって理不尽な強制をされなくても済む立場だからです。
言い換えると、責任を取る事ができる立場だからです。

その上で、
「嫌い」
を上手に活用できれば、言うことはありません。

「嫌いだけど、やらなければ…」
と思いつつ。
「嫌いだけど、やらなければ…」
と思ってやらない。やらないから、
「ああ、嫌いだけど、やらなければ…」
と思って、やらない。そして
「ああ、嫌いだけど、やらなければ…」
の繰り返し。

極めて精神的に不健康です。
人は嫌いなことはやらないのです。

無理矢理やったとしても、それは良いパフォーマンスにはつながらないのです。

いかにして「嫌い」なことをやらずに済ますか、と考えて工夫することが、生産性に繋がります。

例えば、飛び込み営業。
飛び込み営業が嫌いならば、飛び込み営業をせずに成果を上げるためにどうすればいいのかを考えて実行すればいいのです。

別の例では、
「セミナー」
が嫌い、だとします。
その場合、もう一歩踏み込んでみます。
何が嫌いなのか。
「セミナー」そのものが、胡散臭くて嫌いなのか。それとも、人前で話すことがイヤなのか、セミナーのために人を集めるのが嫌いなのか。

何が嫌いなのかもわからずにまとめて「嫌い」とひとくくりにしてしまうと、それはそれでもったいない話です。

具体的には、セミナーに人を動員してから、セールスにつなげる、という販売プロセスが成果を出しているにもかかわらず、「セミナーがきらいだからやらない」のはもったいない話です。

そこで、何が嫌いなのかを考えた結果、「人前で話すのが緊張して嫌だ」ということであれば、誰か別の人に話してもらうか、動画を撮影して、WEBセミナーという形で配信する、ということができます。

あるいは、セミナー集客がイヤならば、誰かに任せるのも手でしょう。

何が嫌いなのかを明確にして、その「嫌い」なことをやらずに済むにはどうしたらいいのか…を考えると、そこに打開策が出てきます。

更に別の例を出します。
文章を書くのが嫌いで嫌いで仕方がない人がいるとします。
一方、私は文章を書くのが好きです。飽きもせずに毎日ブログを書いています。
私にかぎらず、文章を書くのが好きな人に任せる、というのも手でしょう。

嫌いなことをやらずに済むためにどうしたらいいのか。
これが、新たな成果を生み出すのです。

まとめます。
「嫌い」という感情を肯定する。
その上で、「何が嫌いなのか」を細分化する。
そしてその「嫌い」なことをやらずに済むためにどうしたらいいのかを考えて実行する。

この3つのステップで、これまでとは違う成果を手に入れて下さい。

 

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