ハッピーエンドに至るためになすべき努力

ハッピーエンドに至るためになすべき努力

ハッピーエンドに至るためになすべき努力
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こんにちは。
札幌市近郊を中心に活動する集客代行業,
アップスタッツ経営研究会,
セールスコピーライターの飯山です。

 

10年くらい前のことです。
ある映画を見ました。

 

『幸せのちから』
(原題: The Pursuit of Happyness)
という作品です。

【あらすじ】
事業の失敗により
ホームレスになるまで落ちぶれたが、
最終的には成功を掴んだ実在の男性、
クリス・ガードナーの半生を描いた作品である。
(Wikipediaより)

 

このあらすじを見る限り,
「最終的には成功を掴んだ」
のですから,
「ハッピーエンド」
のはずです。

 

 

ですが…
私はこの映画を観終えたあと…
しばらくは
立ち上がることすら
億劫な思いでした。

 

なぜなら…

 

その理由は後ほど。

 

 

さて。

 

私の悪い癖のひとつに,
「用語辞典」
的なコンテンツを読み耽るものがあります。

 

何かを調べようとして,
ネット上の辞書や百科事典,
用語集などを閲覧し…
そのままつい読み耽ってしまうものです。

 

これは小学生の頃からの悪癖で,
国語辞典などで言葉を調べる途中で,
何となく目に入った,
興味深い言葉をつい読んでしまい…
いつまでも元の単語を
調べられないというものです。

 

最近,何かを調べていた時に,
変な単語に出会いました。

 

 

ネットスラング(俗語)の一つに,
「俺TUEEEE」
というものがあるようです。
あなたはご存知でしょうか。

 

 

実用日本語表現辞典によれば…

 

「ゲームなどにおいて、
相手を圧倒的な力でねじ伏せている状態のこと。

 

またアニメなどをはじめとした物語においては、
努力の跡も見られないのに
主人公が最強である設定のことを指すこともある」

 

のだそうです。

 

変な言葉だなぁと
思いつつ…

 

 

ちょっと調べてみたところ,
WEB小説などで
この傾向の作品が
人気のようです。

 

さて,この
「俺TUEEEE」
ですが,
どんな意味があるのでしょうか。

 

ちなみに,
マーケティングの世界で
「俺TUEEEE」
ということ自体は,
たまに見かけます。

 

ここでいう
「俺TUEEEE」とは
「相手を圧倒的な力でねじ伏せている状態」
を意味します。

 

具体例を1つ紹介します。

 

日本国内でも屈指のマーケッター,
金森重樹氏。

 

 

ハイパワー・マーケティングをはじめとした,
様々な監訳をされた他,
「通販大家さん」という
オンライン不動産販売を
している方です。

 

彼が世に出始めたのが,
「行政書士」
としてです。

 

20年近く前の話ですが,
当時の行政書士業界は,
「生活保護受給者よりも
収入が少ない」
と言われていました。

 

そんな中,
彼は開業初年度から
年商1000万円を
あっさり突破したそうです。

 

やったことは,
「マーケティング」
が全く行われていない,
旧態依然とした業界内で
「マーケティング」
を徹底的に駆使したこと。

 

これが結果的に
「相手を圧倒的な力でねじ伏せている状態」
となったようです。

 

行政書士業界から
彼のマーケッターとしての
快進撃が始まるのですが,
詳細は省略します。

 

では,
彼は本当に
「俺TUEEEE」
状態だったのか。

 

「努力の跡も見られないのに」
という点で,
ありえないと言えます。

 

彼が,
それだけのマーケティング能力を
身につけるために,
どれだけの艱難辛苦を乗り越え,
努力を積み重ねてきたのか。

 

その経緯については,
彼の著作
『借金の底なし沼で知ったお金の味
25歳フリーター、借金1億2千万円、利息24%からの生還記』
において詳細に述べられています。

 

あまりにも生々しい話であり,
…彼の輝かしい「現在」を知る身であっても,
読み終わった後には
立ち上がれないくらいに
ぐったりと疲れました。

 

そう,
冒頭で紹介した映画も,
「ハッピーエンド」
で終わるはずだったのですが,

 

そこに至るまでの
「どん底であえぐ描写」
があまりにも生々しく
重すぎたため,
カタルシス(浄化作用)が
機能しなかったのです。

 

…だからこそ,
良作であり,
10年経った今でも
記憶に残っているのかもしれませんが。

 

 

どんなスキルでも能力でも,
欲しい成果や結果についても,

それを手に入れるために
何らかの代償が必要です。

 

その代償を払わずに,
一方的に力を手に入れるのは,
まるで
「悪魔の契約」
のようなもの。

 

 

最終的には
代償として
魂を失うのが関の山でしょう。

 

…にも関わらず,
「俺TUEEEE」
というものが
流行っているのだとしたら…?

 

憂慮すべき事態
なのかもしれません。

 

別に,
今日明日の
私達の生活には
何一つ直結しないでしょう。

 

ですが…
社会の若者たちが,
「俺TUEEEE」
思想に毒され続けたら,
未来なき社会になりそうです。

 

例えば…
会社経営において
人を雇う際に
「俺TUEEEE」
思想を抱いている人は
絶対に雇いたくないでしょう。

 

ですが,
今は人手不足なので,
雇わざるを得ない。

 

 

ですが,
彼らは
「何の代償もなく力が与えられる」
ことを信じているのですから,
ろくな事態にはならないでしょう。

 

 

努力することそのものには,
価値があるとは言い切れません。

 

 

世の中,
意味のない努力を繰り返して
成果が出せない人は
山ほどいるからです。

 

 

ですが…
だからといって,
努力をしないでいい,
と言うつもりもありません。

 

 

本当に手に入れたいものがあり…
それが何ら代償を払うこと無く
手に入ることなどないですから。

 

あるいは…
何ら代償を払うこと無く,
得られるようなものに,
大した価値があるとも
思えないですから。

 

払った代償に見合うだけの
価値を手に入れるのが
ある意味理想です。

 

 

冒頭の映画などでは,
苦労の描写があまりにも
重たすぎて,
「ハッピーエンド」
感は全く伝わりませんでした。

 

ですが,
人生は映画ではありません。
ならば…
しっかりと代償を払った後,
それに見合うだけの
「ハッピーエンド」
ならぬ
「ハッピーライフ」
を楽しむ時間があってもいいはずです。

 

 

最後に。
「努力」
という表現自体が
適切ではないかもしれません。

 

どうせ,
代償を払う…すなわち,
時間や労力を費やして
努力を積み重ねていくのなら,
楽しんでやれるのが理想です。

 

私にとって,
唯一にして生命線が,
「書くこと」
です。

 

なので,
毎日書くブログは
やめるわけには行きません。

 

…毎日書くことで,
辛いことや大変なことも
あるにはあります。

 

ですが,
それでも概ね楽しんで書けているので,
何とか続いています。

 

代償を得ること無く
価値を得る…という発想から離れて,
日々やるべき努力を
積み重ねていきたいものです。

 

 

今日のテーマに関連する記事はこちらです。
あわせてご覧ください。

 

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あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

追伸
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