「実演」をする時の2つのコツ

「実演」をする時の2つのコツ

「実演」をする時の2つのコツ
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食事中にテレビを付けたら、テレビ通販のジャパネットの番組が放映されていました。
創業者高田明氏が引退してから、すっかり見る頻度が少なくなってしまいました。

ですが、今日は今日で、あいかわらずいい仕事をしていたので紹介します。

それは、「実演」の見せ方です。

例えば、掃除機。
今回発売する掃除機にについて、その吸引力の強さを見せるためにどうしたらいいのか。
まず、じゅうたんに、粉かなにかを刷り込みます。
次にそれを、同じメーカーの、10年前の掃除機で何度も何度も掛けます。

徹底的に掛けた後に、今度は新商品の掃除機を掛けます。
その時に注目すべきなのは、透明なダストケース。
透明のケースの中にゴミが溜まる仕組みになっています。
はじめに、中が空なのかを確認してから、一度掃除機を掛けた後のじゅうたんを、もう一度その新商品の掃除機を掛けると…

目に見えて、粉が溜まっていくのがわかります。

このように、なんとも「劇的」な見せ方が、上手いのです。

もう一つ別の商品でも、非常に上手い実演をしていました。
それは、テンピュールの布団。

非常に柔らかく、衝撃を吸収するマットレスである、テンピュール。
今回は、それを敷布団にした商品です。

では、どれだけ衝撃を吸収するのか。
MCが、何度も何度もそのテンピュールの上に乗ったり降りたりして、その触感や衝撃を吸収する具合を熱く語っていましたが…それは触ってみないと、視聴者である私にはわかりません。

…と思っていたら、またとても劇的な実演がありました。

それは、高さ6メートルから、卵をテンピュールの上に落とします。
すると…衝撃音はかなり大きく響いたのですが、卵は割れていませんでした。

約50グラムの卵を、6メートルの高さから落とすと…どれくらいの衝撃になるかは、物理が得意な方が計算していただくとして。

私はそれを見て驚き、思わず
「それってゆで卵じゃないのかな」
と思ったのでした。

その私の心の中の声が聞こえたわけではありませんが、すかさずMCが、
「これはゆで卵じゃなくて生卵ですからね」
と、ガラスの器を持ってきて、すぐにその卵を割って、中を出して見せました。

今日のタイトル
「実演」をする時の2つのコツ
の、1つ目が、いかに「劇的」に見せるか、ということでした。

劇的な実演は…文字通り劇的な効果があります。
では、その劇的な効果を発揮するために、もう一つのコツがあります。

それは、その劇的さの保証です。
別の言い方をするならば、劇的さを裏付けやリアリティ(現実性)です。

例えば、上記の例で言うならば、高さ6メートルから卵を落としても割れない。
これだけを見れば非常に劇的過ぎて、にわかに信じられる気がしません。
私も「ゆで卵じゃないのかな」などと思ってしまうくらいです。

だからこそ、その裏付けとして、目の前でその卵を割ってみるのが、一番の裏付けとなるのです。

人は、目で見たものをそのまま信じるほどには、素直さがありません。
だからこそ、あまりにも劇的な実演を見ると、それって本当なのだろうか…と疑ってみたくなることもあるのです。

今回は、この卵を目の前で割ってみせる…という行為が、非常に信ぴょう性を高めていたのです。
…もちろん、動画編集の過程で、落とした卵と割った卵が別かもしれない、と疑う余地はあるにはあります。

もしそんな場合には、卵にペンで何かを書いて、同じ卵だとわかるようなやり方をすればいいでしょう。

実演には、劇的さがあればあるほど、より反応を引き出します。
ですが、ある一定ラインを超えると、劇的さが胡散臭くなりかねません。
そんなときは、すかさずリアリティの要素、その劇的さの裏付けをセットにすることで、さらに反応を引き出すことが出来るのです。

今の時代は、ネット上で動画を気軽に配信できるようになりました。
劇的な実演は、なかなか紙や従来のWEBページでは出しにくいものでした。
ですが、今なら動画という手があります。

紙媒体のDMでも、QRコードを印刷することで、動画に誘導することもできます。

劇的な実演…ぜひ何かの機会に試してみてください。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
もちろん、劇的な実演は劇的な効果はありますが…その必要性がない場合もあります。
一度こちらをご覧ください。

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