【バレンタイン】ゴディバがブラックサンダーを義理チョコ公認した本音

【バレンタイン】ゴディバがブラックサンダーを義理チョコ公認した本音

【バレンタイン】ゴディバがブラックサンダーを義理チョコ公認した本音
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こんにちは。
アップスタッツ経営研究会の代表,
集客代行業をしております
セールスコピーライターの飯山です。

 

今日は,バレンタインデーですね。
男性の方は,成果はいかがだったでしょうか。

 

 

私は,チョコレートは
ブラックサンダーが好きなので,
妻にブラックサンダーをおねだりしましたが,
断られました。
(ブラックサンダーではないチョコをもらいました)

 

 

さて,
このブラックサンダーにちなんだ,
バレンタインデーのマーケティング戦略について
お伝えをします。

 

 

競合のリソースを使って
自社に有利なマーケティングを
展開する一例としてご覧ください。

 

 

ゴディバ VS ブラックサンダー?

 

ネットのニュースで見たのですが,
あのゴディバが,
ブラックサンダーを
「義理チョコ公認」
したそうです。

 

 

これを見て…
「うわ…エグい手使ってくるなぁ」
と思いました。

 

 

私の中で,
ゴディバといえば,
チョコの「王者」的なイメージだったのですが,
まさかこんな搦め手を繰り出してくるとは
思いもしませんでした。

 

まあ…
清濁併せ呑むことで,
王者にまでのし上がってきたのかも
しれませんけどね。

 

ブラックサンダー側は
「あの」ゴディバに
公認してもらったということで,
舞い上がっているようですが…

 

 

別にブラックサンダー側も
デメリットがあるわけではないので
問題ないのでしょう。

 

 

弱者の戦略で一気に有名になった話

 

 

ある無名のブランドが,
弱者の戦略を使って
一気に名前を売った…
という実例があります。

 

 

あなたは,
「セブンアップ」
という炭酸飲料をご存知でしょうか。

 

 

私は…
見たことはありますが,
飲んだことはありません。

 

 

さて,
このセブンアップ。

 

 

売り出し当初は,当然ですが
全くの無名の炭酸飲料です。

 

 

ですが,
弱者の戦略を使って有名になりました。

 

 

このセブンアップを売り出すときの
メッセージを,

 

「これはコーラではない」

 

としたのです。

 

 

自らを
「コーラの競合」
に位置づけました。

 

 

結果として,
「コーラ」
という絶大な知名度を誇る競合を
活用して,自社ブランドの
名前を売ったのです。

 

ゴディバの繰り出した「搦め手」

 

一方。
ゴディバは弱者ではなく
「王者」
の立場です。

 

 

だから,
弱者の戦略というのではなく
「搦め手」
としか表現し辛いものがあります。

 

 

具体的には,

ブラックサンダーを
「義理チョコ公認」
とすることに
どんな意味があるのか。

 

 

義理チョコを
「公認」
するということは…?

 

義理チョコを
公認できるような立場である,
ということを暗に示しているのです。

 

もっと端的に言うならば,

 

「義理チョコならブラックサンダーを買ってね。
でも本命ならゴディバを買ってね」

 

というメッセージを,
直接的に表現することなく伝えたのです。

 

 

多くの場合,
「直接的」
に言うと,意識でブロックされますが,
間接的なアプローチには
ブロックされづらいですからね。

 

 

実際,
ブラックサンダーを公認することが,
自社のアピールだ…
という認識を持った人が
どれだけいるのでしょうか。

 

 

このような搦め手を,
まさか王者側である
ゴディバが繰り出してくるとは
思わなかったのです。

 

 

まあ…
ゴディバが王者だったとしても,
実際には中堅どころの
競合商品にシェアを奪われている
可能性もあるのかもしれませんね。

 

 

搦め手を繰り出すために必要なもの

 

 

いい例が思い浮かばなかったので,
相撲に例えます。

 

大相撲において,
「横綱」が立会の変化という
「奇襲」をしたら,非難されます。

 

横綱の品位が…どうのこうの…
という話ですね。

 

 

では…
品位の問題は脇において,
横綱は弱いのでしょうか。

 

 

 

むしろ,
横綱は「強い」からこそ,
「横綱相撲を取るべし(品位のある相撲をすべし)」
という
「縛り」があるのではないでしょうか。

 

 

ただでさえ横綱が,
立会の変化も当たり前のように
繰り出してきたら,
ホント勝てないでしょうからね。

 

そう,
横綱は,
変化などしなくても強いのです。

 

 

さて。
ゴディバ。

 

 

 

ゴディバは,
こんな搦め手を繰り出さなくとも,
ゴディバです。

 

 

それが「ブランド」というものです。

 

 

あまりにも
ブランドイメージに反する手は
頻発することはできませんが…

 

 

もともと強いのです。

 

セブンアップ。
奇策で有名になりました。

 

 

今…コンビニに並んでいるのは,
セブンアップでしょうか。
コーラでしょうか。

 

 

自力がないのに
奇策だけでは,
生き残っていけないということですね。

 

 

王者…確固たる土台を築いた存在が,
がたまに搦め手を繰り出すと,
本当にエグいなぁという話でした。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

 

 

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