キラキラネームとネーミングに関するごく当たり前の話

キラキラネームとネーミングに関するごく当たり前の話

キラキラネームとネーミングに関するごく当たり前の話
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たまたま,ここ数日内に立て続けで「キラキラネーム」に関するコラムを目にする機会がありました。

一つは,
「キラキラネームのほうが成績が低い」
もうひとつは,
「キラキラネームはビジネスセンスがない」
というものです。

前者は,ある教育者の体験談であって,統計学的根拠があるわけではないようです。
具体的には,成績優秀者から名前を読んでいくと,一定の成績以下になることで,とたんに名前が読めなくなる…という体験を何度も何度もしてきた,とのことでした。

キラキラネーム最大の悲劇は,
「本人に何一つ責任がない」
ということです。

名付けられた子どもとしては,生まれてきてからすぐに,ある意味,一生つきまとうような重荷を,親から課せられることになります。

例えば,面接などでは,読めない名前の時点で,すでに大きなハンディキャップです。
特に,面接する側が保守的な性格であればあるほど,キラキラネームは不利に働くことでしょう。

おそらく,私も人を面接採用する機会があったならば…同じような能力やスキル,キャリアや資格などの人が複数いるならば,確実にキラキラネームを選考外にします。
なぜなら…自社の社名と,キラキラネームが書かれた名刺を,人前に晒したくないからです。
そんなキラキラネームの人を採用するなんて,良識が疑われる可能性があります。

繰り返しますが,本人には何一つ落ち度も責任もないのに,です。

キラキラネームの何がまずいのでしょうか。
一つ目は,あまりにも命名者の独りよがりすぎる,ということです。
まず,読めません。読めなければ,いちいち「これなんて読むんですか?」などと訊かなければなりません。
非常に面倒です。

次の点。それは保守的な人に嫌われる,ということです。
斬新過ぎる,独特の感性は,多くの人に受け入れられません。
ときどき,最新鋭すぎる芸術家が,とんでもない作品を世に出して,炎上することがあります。
このように,あまりにも独自の価値は,人の神経を逆なですることもあるのです。

さて,キラキラネームというのは,ただの例えです。
読めないような,とんでもない…他の人の気持ちを全く顧みない命名。

これって…マーケティングでも同じことではないでしょうか。
例えば,商品のネーミング。
イケているかのように感じてとんでもない,唖然とするようなネーミングをする人がいます。
これでは売れないでしょう。

あとは…読めないようなネーミング。
これも,アウトです。
今の「水道の蛇口をひねるよりも検索する回数が多い」時代において,そもそも読めなければ検索されることすらないでしょう。

ネーミングはわかりやすく,シンプルに。
顧客にベネフィットが伝わりやすいものにすべきでしょう。
なぜなら…それは,顧客に選ばれるために必要だからです。

独りよがりのネーミングをしたところで売れなくて終わりです。
マーケティングであれば…新商品のキャンペーンであれば,それだけで済みます。
「売れませんでした」
で終わります。
同じ商品でも,すぐに名前を買えて,再リリースだってできるでしょう。
その結果,試行錯誤の上に大ヒットすることも十分に有りえます。

実際に,同じ商品でもネーミングを大ヒットする,ということはいくらでもあるからです。

人の命名。
本来はその人の人生において,最初に与えられるものであり…とても大きな価値あるものです。
それを,キラキラネームという「呪い」でしかないような重荷を背負わせる親。
子どもをおもちゃか何かくらいにしか考えていないのでしょう。

そんな可哀想な子どもには…その後の人生が少しでもよくなることを願いたいところです。

最後に。
キラキラネームだからといって,差別されることを推奨する意図はありません。
ただ…事実上差別されるだろう,という個人的見解です。

本人に責任はないでしょうが,子どもの人格形成において,親の影響は極めて大きいのは言うまでもありません。
子どものことを一切顧みないような,傲岸不遜で厚顔無恥な親に育てられた,その子どもの性根がまっすぐである。
そう願うのはなかなかにファンタジーでしょう。

単純に,こういった合理的判断で,採用面では忌避されるだえ

以下蛇足。
家庭裁判所に申し立てして,裁判所の許可があれば,改名は可能です。
「氏」と「名」とでは,「名」のほうが圧倒的に許可基準がゆるいので,キラキラネームに苦しむ子どもは,20歳になったらすぐに家庭裁判所に申立するといいでしょう。

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