ビジネスを安定させる真の方法

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ケンタッキーフライドチキンといえば,カーネル・サンダース。
1985年の阪神タイガース優勝時に,カーネル人形を道頓堀川に投げ込んで以来,優勝できなくなったという「カーネル・サンダースの呪い」で有名です。

さて,このカーネル・サンダースは何をした人でしょうか。
諸説ありますが,レストラン業界で,はじめてフランチャイズのビジネスを導入した人だと言われています。

もともと,ガソリンスタンドを経営していたサンダースは,顧客からの要望により,スタンドの一角に6席のレストランをオープン。
だんだん規模が大きくなり,147席の大型レストランにまで発展したそうです。

ところが,そのレストランの側を,高速道路が開通。
車や人の流れが変わり,集客できなくなり,廃業。

ここからが有名な話です。
当時65歳のサンダースは,アメリカ全土のレストランを周り,“フライドチキンのレシピを教えるかわりに、売れたチキン1つにつき5セント受けとる”というフランチャイズビジネスをここから始めたそうです。

1009件断られ,1010件目で,初めて成約した…という話は,あなたも聴いたことがあるかもしれません。

安っぽい自己啓発だと,「65歳の老人が,全米を周り1009回飛び込み営業を断られても諦めなかったから成功した」などと教えています。
間違ってはいませんが,カーネル・サンダースは,もともとレストランビジネスで成功した実績のある人です。
気合と根性だけでケンタッキーフライドチキンを大きくしたわけではありません。

話を戻します。
サンダースの詳細やマーケティング,営業努力と,近所に高速道路が開通して,車や人の流れが変わることに,何か因果関係はあるでしょうか。

なにもないはずです。
つまり,近所に高速道路が開通する…ということは,コントロール外の出来事なのです。

別の例を紹介します。

昨年8月30日の台風10号で,北海道の一部が大きな被害を受けました。
そのうちのひとつが,国道274号線。
日勝峠という峠道が,通行止めになっています。
具体的な復旧の目処は経っておらず,今年の秋頃に開通予定のようです。

日勝峠といえば,私が帯広や釧路方面に向かう時に使うルートです。
日勝峠に入る前に,手前の道の駅で,小休憩します。
自宅からこの道の駅まで,ノンストップで2時間半くらい,運転しているからです。

ですが,この日勝峠が通行止めともなれば,この日勝峠を通る人達を相手にビジネスをしている店舗はどうなるのでしょうか。

そして,台風10号のルートはコントロールできるでしょうか。

この手の問題は,民主党政権下でも起きました。
高速道路を上限一律1000円にすることで,車の流れが変わり,顧客が激減した店舗が多々あったようです。

当時の政権の目玉政策。
一部の企業がそれを取り潰しにすることはできるでしょうか。

今日は,プレミアムフライデーだそうです。
毎月末金曜日を,15時で終業する,ということのようです。
月末の金曜日ともなれば…飲食店も書き入れ時。
にも関わらず,15時で終業ともなれば,飲食店は大打撃です。

一部の飲食店が,
「迷惑だからプレミアムフライデーは中止」
といって…それがまかり通るでしょうか。

まあ,プレミアムフライデーはきっと定着しないだろう…という推測はしています。
人手不足で困っている企業が多い中で,15時に仕事を終えて退勤できるような企業はわずか。
そもそも,プレミアムフライデーが定着するくらいならば,その前に「ノー残業デー」の方が定着しているはずです。

それはさておき,これらの要素は何一つ自分でコントロールできない,ということです。

今日のタイトル,
「ビジネスを安定させる真の方法」
とは,どんな外的要因があろうと,変化が起ころうと,その変化に対応できるようにすることです。

今の集客法,今の収入源。
大きく偏っていないでしょうか。
そのひとつがだめになったら終わり…では,不安定です。

多くの経営者が,
「安定」
させたいと思っているようです。
ならば,集客法や収入源を,あと1つ。できれば2〜3つは増やすことを考えてみてください。
収入源が5〜6つにもなれば,1つが駄目になっても,会社が傾くことはないでしょう。
それが「ビジネスを安定させる」方法です。

コントロールできないものを嘆いていては仕方がありません。
コントロールできるのは,集客法や収入源を増やすことです。

まずは,あと1つ増やすことを考えてみてください。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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