人を嫌う覚悟,憎む勇気

人を嫌う覚悟,憎む勇気

人を嫌う覚悟,憎む勇気
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10年以上前のことだったかと思います。
ある女性と知り合いました。
彼女は…非常に主観的な表現をするならば,「苦手」な印象でした。
ですが,周りの印象は私と違うようです。
非常に人気者で,たくさんの人に囲まれていました。

あまりきちんとカウントしたわけではないので,かなり適当なことを言います。
おそらく…私がこれまでに知り合った女性の中で,TOP5に入るような「カリスマ」の持ち主でした。

彼女の考えや行動から,いろいろと学ぶことがたくさんありました。
その1つが,今日紹介するエピソードです。
それは…彼女は非常に多忙で,夜中の2時3時過ぎても会社で会議…という年頃の女性にあるまじきライフスタイルを送っていました。
ある時,彼女と話をしたときのことなのですが,
「時間がなくて,たくさんの人と話すことができない」
とつぶやいていました。

そこでいろいろと話を聴いてみると…
「みんなと同じだけ話をしようとするから,なかなか追いつかなくて…」
とのこと。

当時の彼女の台詞一字一句覚えているわけではありませんが,おおむねこんな内容でした。
これが…私の今の在り方に影響を及ぼしています。

今日は,半日ほど時間を費やして,自分のビジネスモデルをじっくりと見直していました。
そこで…いろいろと思索を続けていく中で,彼女のことを思い出した次第です。

決して誇れる話ではありませんが,私は友人が多くありません。

小学校からのつきあいがある友人はゼロ。
中学受験して,地元から離れた学校に通っていたので,そこで完全に人間関係が断たれました。
中学高校時代の友人は…ここ何年も会っていません。
大学時代の友人で,未だにつきあいがあるのは数えるほど。せいぜいFacebookに「いいね」を押したり,稀にコメントするくらい。

大学卒業後,セミナー等を通して親しいつきあいのある友人もできましたが,連絡を取り合っているのは…1桁で収まる程度。

かなり交友関係が狭いと言えます。
だからこそ…冒頭で紹介した彼女の生き方とは正反対です。

だからこそ…その数少ない友人の為に使える時間というのは,比較的多いのではないか。そう思っています。

さて,今日のタイトルは,非常に過激です。
「人を嫌う覚悟,憎む勇気」
と題しました。

なぜか。
あくまでも私見ですが,人を嫌うことができないというのは精神的に非常に不健全だと感じるからです。

冒頭で紹介した彼女のように,すべての人と平等につきあう…というのは無理があります。
時間は限られています。
今の時代,スマホをはじめとしたコミュニケーション手段が発達したからこそ,逆説的ではありますが,ますますせわしなく時間が無くなりつつあります。

そんな時代だからこそ…ますます時間に追われていればこそ…限られた時間を,自分にとって大切だと思える人と過ごすほうが,よほど健全でしょう。

そのような観点で考えた場合,あなたが大切にすべき人は誰でしょうか。
…と考える前に必要なのが,「人を嫌う覚悟,憎む勇気」です。

坊主憎けりゃ袈裟まで憎いということわざがあります。
嫌いな人はどうしたって嫌いです。
嫌いを通り越して憎しみすら感じる人もいるでしょう。

ですが,別のことわざに,人を呪えば穴二つ,というものもあります。
誰かを嫌ったり憎んだりすれば,それがいずれ回り回って自分に返ってくる…という考えです。

だからこそ,誰かを嫌ったり,憎んだりすることは控えるべきだ…という風潮があります。

個人的には,この風潮に対して大いに異議を述べるべく,この記事を書いています。
繰り返します。
誰かを嫌ったり憎んだりできない人が,誰かを好きになったり心から大切に思えるでしょうか。

しばらく前に,「嫌われる勇気」といったタイトルの本が一世を風靡しました。
どんな内容かは興味が無いので読んでおらず,わかりません。

ただ,嫌われる勇気も大事でしょうが,嫌う勇気も大事なのです。

よく考えてみてください。
目の前の…好きだと思えないような人を見て,
「いやいや,この人にもきっと良いところがあるに違いない,偏見で決めつけて嫌いになってはいけない…」
などと思ったとしても,心の中で,絶対に無理が出るはずです。

どうやっても嫌いな人は嫌いです。
好きになろうと努力しても,つらいだけです。
嫌いなのは駄目で好きになれないから無関心になる。
その代償は,人間関係全般に対して無関心になることです。

感情はコインの表裏と一緒です。
誰かを好きになるということは,別の誰かを嫌うことでもあるのです。

あなたの人生,あなたの時間。
それを嫌いな人のために費やして,好きな人,無関心な人への時間を減らしてもいいのでしょうか。
好きな人とだけ仕事をするために,どうしたらいいのか。そう考えた方が建設的ではないでしょうか。

だからこそ,最初は,嫌いになり,憎む勇気を持つことです。
その上で,人間関係をチェックすると…きっと大きな安堵感を得られるでしょう。
嫌いな人を無理して好きにならなくて良い,あるいは嫌悪感を押さえ込まなくて良いのですから,非常に楽になるでしょう。

その状態で…あなたの人生の中で,
「この人のために力の限りを尽くしたい」
そう思える人は誰でしょうか。
具体的に「○○さん」でもいいでしょうし,「~という感じの人」でも構いません。
その人を特定してください。

それが,あなたの大切なクライアントです。

嫌いな人に時間を使って,あなたの大切なクライアントの為に使いべき時間を浪費しないでください。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
今日の話は,あなたのクライアントの絞り込みです。
あなたの顧客リストから,嫌いな人を排除したら…あとは売上を上げるだけです。
次の一歩を知りたい方は…一度こちらをご覧ください。

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