反論処理を減らして成約率を上げる方法

反論処理を減らして成約率を上げる方法

反論処理を減らして成約率を上げる方法
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私のFacebookをご覧の方はご存知かもしれません。
ビジネスホテルでは,いつも東横インを愛用しています。

普段は都内にセミナー受講等の為に行った時によく利用します。
ですが,今日はめずらしく札幌の東横インを利用しました。

いつもなら帰るのが午前2時になろうと3時になろうと,車で帰ってしまうからです。

札幌市内には,いくつも東横インがあります。
その中で,すすきのの外れの東横インに泊まりました。
なぜなら,駐車料金が安いからです。

駐車料金が安いので,車でホテルには来やすいのですが,札幌駅から歩くと…25分ほど。
良く言えば「いい運動になる距離」ですが,悪く言えば…遠くて面倒。

そんな距離です。

ではこの距離を短縮するにはどうしたらいいでしょうか。
これが今日のテーマ,「マーケティング的反論処理」というものです。

反論処理とは,セールスにおいて,相手から出てきた「買わない理由」などの反論に対して,それを処理し,買うことへの障害を減らすことです。
最終的に,反論処理に成功すれば,買うための障害がなくなるので成約に至る,というもの。

この反論処理ですが…ある意味,セールスが嫌われる象徴の一つ,かもしれません。

セールスにおける悪い意味の印象として,
「言葉巧みに顧客を言いくるめて印鑑を押させる」
みたいな感覚を持っている方がいるかもしれません。
少なくとも,私はこのように言っている人について聞いたことがあります。

相手が買わない理由を言っているので,それを説得して買わせる…となれば…そんな印象も,あながち的外れとは言えません。

もちろん,セールスにおいては,顧客との信頼関係が命です。
信頼関係がなければ,言葉巧みに相手の反論を躱(かわ)して…といった印象になってしまうかもしれません。

信頼関係が築けていれば,反論処理も,
「不安を解消してもらった」
という印象になるかもしれません。

あくまでも,信頼関係が命なのです。

ただ…それでも,相手の出てきた反論に対して,その時に逐一処理していれば,
「売り込みのために相手を説得する」
という印象になるかもしれません。

ではどうすればいいのか。

相手から出てくる反論が,予めわかっていれば,それを解消するために必要なことを,あらかじめやっておけばいいのです。

例えば,東横イン。
普段,東京で使っているホテルは,東京駅から車で10分程度の距離にあります。
歩いていくのは大変です。

もちろん,駅に近ければ近いほど便利ではあるのですが,その分不動産の価値が上がります。
つまり,宿泊料金に上乗せされます。
東京駅に近いと,宿泊料金が高くなります。

逆に,車で10分の距離だからこそ,手頃な料金で泊まれるのです。
とはいえ…遠すぎると,駅からそのホテルまで行くのも大変です。

どうすればいいのか。

「駅から遠くて不便だから…多少安くてもそこまで行ってられない」
という買わない理由,言い換えると【反論】が出てきます。

それを予め解消しておけばいい,ということになります。

実際,この東横インでは,東京駅からホテルまで無料送迎バスが出ています。
ホテルまで無料でバスで行き,朝チェックアウトしたら,無料で東京駅まで送ってもらえます。

もちろん,バスの運行本数の問題もあるので,多少は不便といえば不便です。
それでも,
「駅から遠いけど無料送迎バスが出ているなら,多少は安い,このホテルでいいかな」
と言う方も増えるでしょう。
もちろん,私もその一人です。

今日泊まったすすきののホテルでも,札幌駅まで無料送迎バスが出ていますので,25分歩かなくても大丈夫です。

このように,顧客から出てくる【反論】を,あらかじめ把握して事前にそれに対処しておくことで,成約率を上げるのが,マーケティングにおける,反論処理となります。

このマーケティングの中で反論処理を行う最大のメリットは,上述の,
「言葉巧みに相手を言いくるめる」
感覚を払拭できることです。

マーケティングの段階…すなわち,情報提供の段階において,あらかじめ起きうる反論について,対処しておくことで,対面セールスの場で反論処理をする量が減ります。

反論処理の量が減れば,当然ですが成約率が上がります。
セールスの嫌な側面,「言葉巧みに…」という時間帯を減らすこともできるのです。

もちろん,相手が不安に思っていることを,きちんと聞き取る。
その上で,その不安を払拭する,というセールスのプロセスは大事です。
ただ…セールスプロセスの前で,あらかじめ少しでも払拭しておきましょう,ということです。

あらかじめ,顧客が気にする【反論】材料は,事前に特定して,処理しておいて下さい。
結果として,もしかしたら【反応率】は下がるかもしれませんが,【成約率】は上げることができるでしょう。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

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