売れる度に顧客を不幸にしている現象

売れる度に顧客を不幸にしている現象

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アルコールを卒業してから、約8年。
それからは誰かの結婚式で、乾杯の時に一口ビールを飲んだくらいでしょうか。
アルコールを飲んでいないので、最近の事情はよくわかりません。

誰かと飲みに行っては、飲み放題でもないのに烏龍茶15杯飲んで怒られたり…
グレープフルーツジュースを、店の在庫全部飲みきってしまったり…
そんなわけのわからない飲み方をしています。

それでも、アルコールを卒業してから、ある意味ありがたい飲み物が台頭してきました。
…それは、ノンアルコールビール。

飲んだ気分だけを味わうことができ、その上アルコールの摂取を回避できるという、なかなかのスグレモノです。
とはいえ、問題は味。
ビールの代替商品だと思って飲むと、痛い目に遭います。

具体的には…非常に不味い。
特に、サント◯ーのオールフ◯ーは、腐ってるんじゃないか…と思わせるような、妙な酸味が実に不味い。
もっとも、サン◯リーは、オ◯ルフリーにかぎらず、モル◯などのビールも…本当に不味くて、飲めたものではなかったのではありません。サ◯トリーのお酒でまともなものは、ウィスキーくらいでしょうか…
(近年に発売された、ザ・モ◯ツは飲んでいないのでわかりません…)

一方、アサヒのドライゼロは、比較的ビールに近い味がしていて飲みやすくなっています。

さて。
先日、毎月出ているある会合の後の懇親会でのことです。
その会場で出されるアサヒのドライゼロを飲んでいたのですが、どういうわけか、この日用意されていたノンアルコールビールはサン◯リーのオールフリ◯。

仕方ないので、それを持って行き…運転する都合でお酒が飲めないある方に、ビールの代わりにオー◯フリーを注いだどころ…
「なにこれ…まずい」
…まあ、確かに、まずいという他無い代物です。

その懇親会が行われているホテルの、ドリンクサービスのカウンターへ行くと、◯ールフリーの他に、アサヒのドライゼロも用意されていました。
そこで、
「アサヒのノンアル下さい」
と注文。

その上で、そのホテルの人に
「サ◯トリーって、ホント不味いんですよね。アサヒはおいしいのですけど」
と言ったところ、ホテルの人が興味深いことを言いました。

「そうなんですか?知りませんでした。(ノンアルは)飲んだこと無いから…」

なぜ、このホテルで、これまでアサヒのドライゼロだったものを、サ◯トリーの毒物紛いのものに変えたのかはわかりません。
仕入れ価格の問題かもしれないし、営業担当の力関係の問題かもしれません。

ただ、サント◯ーのものは、懇親会の場で、
「なにこれ、まずい」
と思わず言ってしまうような…注ぐ方も悪いけれど、そもそも懇親会という場に相応しくないレベルの商品です。

それでも、ホテルはサントリーのものを提供したのです。
その原因の一端が、「知りませんでした」ということではないでしょうか。

ホテルが悪い、ということではありません。
知らないことが悪い、ということでもありません。

個人的に、
「なるほど」
と思ったこと。
私の体験では、サン◯リーの◯ールフリーは、人が飲むものでも人に飲ませるものでもありません。
サントリ◯は、モル◯をはじめ、不味いものばかりを生産する会社です。

ただ…知らない人は、気にしないのです。

そうです。その会社のものが悪いものである、ということを知らないのです。
ビールといえば、サントリ◯にかぎらず、アサヒやキリン、サッポロなど、きちんと飲める味の商品を販売している会社はあります。
サ◯トリーみたいに、歯を食いしばってガマンしないと飲めない味のビールしかないわけではありません。

ですが…サン◯リーのものしか知らないならば…「それが当たり前」だと思っていたならば、それが非人道的な味だ、ということは知らないし、気付かないのです。

だからこそ、他社は、サ◯トリーのような商品が売れないように、自社の商品をうらなければならないのです。
サ◯トリーが売れれば売れるほど…消費者は気づいていないだけで不幸になるのです。

ビールの話はあくまでも一例です。
あなたのライバルのあの会社。あの会社よりもあなたから買ったほうが、顧客が幸せになれるのであれば…あの会社で顧客が買う度に、その顧客を不幸にしているということになるのです。

だからこそ、あなたの会社の良さを伝えるためにも、マーケティングは必要なのです。

蛇足です。
アルコールを卒業した理由としては、行動に制限がかかること。
特に、思考力の低下です。
正常な判断能力を維持することはできません。
帰ってから、ふと思い立って本を読もう…と思った時に、アルコールを摂取していたら、その選択をすることができなくなります。
この行動の選択の自由が減ること…これがアルコールを卒業した理由です。

…まあ単純に、人並み以上にお酒には強くても、別にお酒は好きではない、と気付いただけかもしれませんが。

 

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