売上を上げない努力

売上を上げない努力

売上を上げない努力
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5年ほど前に見た,あるメルマガで,
「モチベーションが上がりすぎて周りからウザがられる」
という苦情(?)に対して,面白おかしくユーモアたっぷりに,
「モチベーションを下げる方法」
というノウハウを紹介していました。

もちろん,冗談です。

例えば,
「ランチは腹いっぱい食べること。決して少なめに食べてはいけない。もしそんなことをしたら,集中力が高まって仕事がはかどってしまうので,モチベーションが上がってしまうから」
という感じのノリです。

ということで,私もそんなノリで,今日は展開します。
くれぐれも「冗談」です。

早速,売上を上げない努力について解説します。

1.商品力・サービス力を磨く
どうしても売上を上げたくないならば,商品力やサービス力を磨いて下さい。
例えば,税理士が,忙しすぎて困っているのでこれ以上売上を上げたくないならば,集客やセールスはやめて,実力アップに務めることです。

なぜならクライアントである一般人にとって,税理士の仕事など雲の上のような存在です。

ちょっと想像してみて下さい。
山に詳しくない人ならば,「キリマンジャロ」だろうが「マッターホルン」だろうが,「エアーズロック」だろうが「マッキンリー」だろうが,どれも「高い山」です。
それぞれの標高を知っていたり…あるいは,高い順に並べたりすることができる人など稀でしょう。
同じように「税理士」というだけで「税務のプロ」ということはわかるのです。高い山であるのとおなじように,です。
誰がどれだけ優れた税理士か,なんてランキングなどありません。
だから,安心して好きな税務の専門領域を高めて下さい。
どれだけ実力を付けても,誰からも評価されません。

ただし,ここでの注意点は,そのアップした実力をわかりやすく…それがいかにクライアントのメリットになっているのかを解説しないでください。
他所の税理士よりもどれだけ優れている,ということを解説してしまったら,あなたの価値をクライアントが理解してしまいます。
リピートが増えたり,紹介が増えてしまって,売上が上がり,忙しくなってしまいます。

ですので,売上を上げないためには,決して自分がどれだけ顧客のために貢献できるのか,というマーケティング活動やセールストークの展開はしないでください。

2.相手に目もくれずに,自分の路線を確立する

例えば,土地家屋調査士という専門家がいます。
知っている人は少ないのですが,建物の登記をする時の図面を書いたり,紛争にならないように,土地の境界線に杭を打ったり…その前提として測量をしたり,という仕事です。

極めて専門性の高い職種です。

このような土地家屋調査士が仕事を得るにあたって,クライアントは主に不動産業者や建築業者になります。
なぜなら,建物を建てたけれど,そのまま建てっぱなしでは,不動産の名義が存在しないので,売却することもできません。
建物を建てたら,必ずこの土地家屋調査士の先生が登場することになります。

ですが,現場で測量したり,事務所で図面を書いたり,とあまりに忙しくて,これ以上売上を上げたくないならば,くれぐれも不動産業者や建築業者などのクライアントと仲良くしてはいけません。

もし,ここで仲良くなって,不動産業者や建築業者と話が弾んだりしたら…しかも,そこで調査士が,業者であるクライアントの苦労や,自分でも気付かないような言葉にできない大変さに対して共感するようなマネは大変危険です。そんなトークを展開してしまったら…そこに信頼関係ができてしまいます。

信頼関係ができてしまったら,仕事が来てしまうかもしれません。
これでは売上が上がってしまいます。

これを防ぐ効果的な方法は,上記1の通り,より専門性を高めて,そこで得た知識をこれらの業者にのべつ幕なしに披露すればOKです。
これで,業者さんは,
「なんだこの先生は,わけの分からないことばかりまくし立てて…こちらのことなど,全く興味が無いようだ」
と思ってくれることでしょう。
人は多かれ少なかれ,別の人から興味や関心を持ってもらいたいものです。
だから,自分の専門性を「叩きつける」ように見せつけ,相手に対していかに関心がないか,という振る舞いをすればいいのです。自分に関心を持つ気がないような振る舞いをすれば,業者から二度と連絡がくることはありません。
もちろん,仕事も来ることはないでしょう。
一安心ですね。

3.複雑な仕事の全てを説明する

先日,ある生命保険の凄腕セールスマンに話を聴いたときのことです。
生命保険には108つの機能があるのだそうです。
私だったら頑張っても5つも機能は思い浮かばないでしょう。

生命保険に限らず,専門家に対して,クライアントは何かしら,満たしたい要望があるはずです。
そこで,じっくりと話を聴いて,その人が本当は何を望んでいるのか。そのためにどうすればクライアントに貢献できるか。それを考えて,専門家としてアドバイスなどしてはいけません。ファンが一人増えてしまいます。
成約してしまい…紹介されてしまうかもしれません。
これでは売上が上がってしまいます。

生命保険のクライアントが増えすぎて,忙しくて困ったならば,売上を下げる特効薬があります。
それは,この108つを紹介することです。
もちろん108つ全て…とまでは言わなくとも,その目の前のクライアントが「本当に何を望んでいるのか」を一切無視して,自分の専門性を見せつければいいのです。

基本的に,顧客など顧みずに,とにかく自分の専門性を磨き続けて,その専門性を一方的に顧客に押し付けること。

これさえやれば,コストも掛からずに,すぐに売上は下がります。
忙しすぎたり,顧客と話をしたくなかったり,仲良くなりたくなかったり,貢献しようという気持ちがまるで無いならば…これで安心ですね。

売上を下げたいならば,ぜひ実行してください。

※もちろん,冗談です。
ご理解いただけます…よね?!
言っていることを反対に解釈して御覧ください。
ちなみに,今回みたいに裏返すのではなく,きちんと書いた,似たようなテーマの記事はこちら。

最後に念のため,魔法の呪文を書いておきます。

このブログ記事はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
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