廃課金に学ぶ利益商品の基本

廃課金に学ぶ利益商品の基本

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最近の言葉に、
「ネトゲ廃人」
なる言葉を耳にしたことはあったのですが、
「廃課金」
なる言葉もあるようです。

意味合いとしては文字通り…なのでしょうか。
ネットゲームなどで、湯水のごとくお金を使いまくる人のことを示す言葉のようです。
ネットゲームをやったことがないのでわからないのですが、何か欲しいアイテムがあったり、あるいはゲーム内でのキャラクターの強さを上げるために、ゲームの方法ではなく「お金」で解決するのだとか。

聞くところによると、年間3000万円とか4000万円も払う人もいるのだとか。
中国の富裕層などが、そんなお金の使い方をしているなどという話もあるようです。

そして、そういったネットゲームを運営する会社は、この廃課金の人たちがほとんどの利益を叩き出しているという話もあります。

ここまでは全て人から聞いた話なので、本当のところはわかりません。
ただ、この話が本当かどうかではなく、本当だった場合として仮定した場合、その考え方がそのままマーケティングに生かすことができるのです。

ネットゲームなどでは、まず無料で参加できるシステムがあるようです。
そこで、多くのユーザーを集めて、無料で遊んでもらいます。
その中の一部の人が課金してアイテムを手に入れたり…ということをします。
さらに、その中から廃課金が生まれる、ということになります。

そこで考えるのは、いかにして無料ユーザーを集めるか…ではなく。
廃課金を獲得することから逆算するか、ということになります。
廃課金が誕生するようなコンテンツ(ゲーム)にして、そこから逆算して、無料ユーザーの獲得まで裾野を広げていく、という考え方になります。

この考え方は、本当に基本的な
「利益商品」
であるバックエンド商品を販売する戦略そのものだと言えます。

世界ナンバーワンマーケティングコンサルタントのジェイ・エイブラハム曰く、マーケティングの失敗例の一つに
「バックエンド商品がない」
ということを挙げています。

極端な話ですが、廃課金の人数いれば、他の無料ユーザーはいらない…くらいのか考え方となります。
もちろん、ネットゲームでは他のユーザーがいないと成り立たないのかもしれないし、そもそも無料ユーザーの誰が廃課金になるかわからない、ということにもなるのですが…

そもそも、無料ユーザーを維持するコストは、ある意味マーケティングコスト。
確かに無料ユーザではお金にならない…とは思いますが、フロントエンド商品も売らずにいきなりバックエンドだけを売り続ける、というのはなかなか大変です。
マーケティングシステムとして稼働させることは難しいでしょう。
おそらく、一部のトップセールスマンによる高額商品の販売によって売り上げを維持することになってしまいます。

そこで、今回の考え方が必要になるのです。
すなわち、廃課金の人を獲得することをゴールにして、全てのマーケティングプロセスを逆算して考えていく、という考え方になるのです。