成果が出やすいマーケティングの施策

成果が出やすいマーケティングの施策

成果が出やすいマーケティングの施策
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私がまだ高校生の頃です。
学校の授業科目で,割と好きだったのが世界史。
マニアックでどうでもいい事ばかりを延々と覚えるだけ…と言われてしまえばそうなのですが,当時の私は割と楽しく授業を受けていました。
テスト期間は苦手科目を放り出して,世界史の勉強ばかり。
毎回95点以上取っていました。
98点以上を取るのは本当に大変でした。なぜなら文字通り「完璧」でなければならないからです。

それでも毎回世界史の勉強ばかりして,苦手科目を放置したため,
「どうして世界史ばかり勉強して,苦手科目を勉強しないの」
等と,親や教師にはよく怒られました。

苦手科目は,得てして嫌いなもの。
嫌いな科目など,勉強したいとは思えません。どうしても好きな科目ばかり勉強して…その結果,怒られる。

一生懸命勉強して,95点とか98点取って,怒られる。
学生の私には,なんとも理不尽に感じたものです。

さて本題。
今日は,私自身の自戒を込めて書いていきます。
…というのも,私のことをよく知っている人は,
「お前が言うな,お前が…」
とツッコミを入れたくなるだろうからです。

今日の記事は,ブーメランのように,自分のもとに戻ってくるだろうことをわかっていて書きます。

マーケティングにおいて,成果を出しやすい施策は何でしょうか。
身も蓋もない表現をするならば,「人によって異なる」のです。
人それぞれ,ビジネスの状況によって,何に手を付けたらいいかを分析することはできます。
私がコンサルティングをするときには,どのような方でも初回は必ずこの分析からはじめます。

ですが…分析せずに,より成果を出したいのであれば,一番手っ取り早い方法として,
「苦手で嫌いでやりたくないこと」
をやれば,成果が出やすいでしょう。

先程の学校のテストに話を戻します。
例えば,世界史が95点で,現代文が75点,英語が55点だとします。
この3科目の平均点は75点です。

平均点を上げるために,何をすれば一番効果的でしょうか。
得意な世界史をもっとがんばれば良いのでしょうか。
そうではありません。一番苦手な英語を勉強すれば良いのです。

世界史を95点から100点にする労力は本当に大変です。
このために,テスト前の3日間をつぎ込んで5点アップを実現したとします。
平均点は,76.6点。全体の平均点は,たったの1.6点アップです。
ですが,それだけの労力と時間を英語に費やせば,より得点は簡単にあげられるのです。
同じ3日間を必死にがんばれば…英語を55点から75点に上げられるかもしれません。
この場合,平均点81.6点となります。

このように,苦手科目を攻略するほうが,平均点は上がるのです。

一方,ビジネスは平均点ではなく,掛け算です。

苦手な箇所を克服するだけで,大きく成果は上がります。

例えば,
(1)見込み客の獲得 1週間に10人
(2)見込み客へのセールス 成約率10%
(3)購入後のリピート獲得 平均リピート件数5回
だとします。

この場合,商品単価が1万円だった場合,
売上=10人✕10%✕5回
これに商品単価を掛けて,5万円です。

この時に,
「一度来てくれさえすれば,良さを実感してもらえる」
とばかりに,リピート獲得に力を入れたらどうなるでしょうか。
必死で頑張って,平均リピート件数が6件になったら…

10人✕10%✕6回✕1万円=6万円。

売上は,6万円です。
必死に頑張って平均リピート件数を伸ばしても,1万円アップです。

ここで,成約率を改善したらどうなるでしょうか。
対面セールスで成約率10%は…かなり低いと言えます。
ちょっと努力すれば,大きな改善が見込めます。
仮に10%→30%にできたらどうなるでしょうか。

10人✕30%✕5回=15万円。
必死に頑張って1万円アップだったのが,ちょっと努力して,売上10万円アップ。
どちらが楽でしょうか。

…でも,この例においては,対面セールスが嫌いだから避けてきた,ということになります。

つまり…嫌いで苦手でやりたくないことを中心に改善すれば大きな成果が見込めるのです。

私も,つい避けがちな苦手分野があるので…これを書きながら,自分も頑張らないと。
そう実感します。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
2〜3通りしか集客法を知らない。
このままではまずい…けれどどうしていいかわからない。
そんな方は一度こちらをご覧ください。

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