成果を出すための知識の身につけ方

成果を出すための知識の身につけ方

成果を出すための知識の身につけ方
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先日,ある方から質問を受けました。
「どれくらい勉強をしたら,飯山さんと同じくらいの知識が身につきますか?」
とのこと。

単純に,私と同じだけの時間とお金を費やして勉強すれば,私と「同じくらいの知識」は身につきます。
当たり前です。

この質問を受ける身になって初めて,ある教えを身にしみて実感しました。

それは,
「成功へ至る時間」
です。

例えばある成功者が20年掛けて実践して成功したその考え方やノウハウを1Dayセミナーでレクチャーするとします。
すると,そのセミナー受講者は1日で成功できるでしょうか。
できるはずがありません。
では,そのセミナーに受講したらどれくらいで成功できるでしょうか。

正解は,20年掛かる…という考え方です。
前提として,人間の能力には大きな差はあまりない,という考え方に基づきます。

ですので,人には強みや弱みというものがあります。
弱みを他で補い,強みに集中すれば,うまくかみ合って,より早く成功できるかもしれません。
…だからといって,1日で成功できる,というものではないでしょう。

さて,話を戻します。
私と同じくらいの知識を身につけるには,単純に私と同じだけの時間が掛かります。
もしかしたら,その質問者が非常に頭脳明晰で,私の2倍頭が良ければ,私の半分の時間で,同じだけの知識は身につくかもしれません。

あるいは,私の頭が極端に鈍く,人の半分程度の知能しか持ち合わせていないならば,普通の知能でも,私の半分の時間で同じだけの知識は身につくかもしれません。

もっとも,仮にも大卒で,仮にも司法書士試験レベルの国家試験に合格できるだけの頭はあります。
人の半分程度の知能…ということはないでしょう。

ということは,単純に私と同程度の時間は掛ける必要はあるのです。
ですが,果たして質問者はそれだけの時間とコストを掛けて,私と同程度の知識を身につける必要があるのでしょうか。

業種は言えないのですが,BtoBビジネスで,商品自体は割とコモディティ化が進んでいるサービスを扱っている方です。
ですので,そのサービスを直接売ることがしづらいため,私のような集客とか売上アップのコンサルティングサービスをオファーにして,成約につなげたいようでした。

ですので,冒頭のような質問に至ったのです。

さて,今日のタイトルは,
「成果を出すための知識の身につけ方」
です。

ここでいう「成果を出す」とはどういうことでしょうか。
それは,その知識を身につけるための目的を果たすことができるかどうか,ということです。

そもそも,彼は私と同じレベルの知識を身につける必要はあるのでしょうか。
身もふたもないですが,質問者が,私と同レベルの知識を身につける必要はないと言えます。

知識をきっかけに「お近づきになる」程度だったら,マーケティングの基本的なコンセプトを2~3個,用意しておけばいいのです。
それ以上深い知識は不要でしょう。

仮に,それ以上のレベルの知識が必要だったら,極端な話,私に丸投げすればいいだけの話です。
そもそも,この手のことは,ジョイントベンチャーを活用すれば,自分に足りないリソースは外部調達できるのです。

この例で言うならば,売上アップに関するテーマで私にセミナー依頼をすればいいのです。
セミナーの中で,私はその依頼者の商材を推薦するような内容を盛り込めばいいだけの話です。

別の具体例を紹介するならば,生命保険の営業が見込み客開拓をしたいならば,税理士に頼んで,節税に関するセミナーを開催してもらいます。
セミナーの中で保険の重要性を解説してもらえばいいのです。

このように,ジョイントベンチャーを使うことで,わざわざ自分が知識を身につける必要性は薄くなるのです。

ですので,
「成果を出すための知識の身につけ方」
の最初の一歩は,
「本当にそれを身につける必要があるのだろうか」
ということです。

別の例です。
私事ですが,最近社員教育のお話を頂くことが増えました。
セールスやマーケティング,コピーライティングに関する内容を,従業員にレクチャーする,というものです。
この手の社員教育には,補助金や助成金の対象となることがあるようです。

では,私が自分で助成金について詳しく勉強する…というのは効果的でしょうか。
おそらく,詳しい人に丸投げした方が早いでしょう。

これが,最初のステップです。
その上で,次のステップが,
「目的を達成するために必要なことに絞って学ぶ」
ということです。

経営者が売上アップのためにマーケティングを学ぶ…という場合,問題を分解します。
すると,もしかしたらリピート率が悪い,という結果が見えてくるかもしれません。
その場合は,リピート率を改善するためにどうすればいいのか,ということを学べばいいのです。

最後に。
私のような知識を売りにする商売の場合には,広く深く学ぶ必要があります。
ですが…これも,2番目と同様に「目的を達成するために必要な範囲」となります。

学ぶことは目的ではありません。問題解決の手段です。これを忘れないでください。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
じゃあ,自分の解決すべき問題が何かのか。それがわからないという方は,
一度こちらをご覧ください。

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