新しいコンセプトとロイヤリティ

新しいコンセプトとロイヤリティ

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「億万長者メーカー」と名高い、全米屈指のコピーライター、ダン・ケネディという人がいます。
彼の、非常にユニークな著書に、「屁理屈なし 社長のための時間の使い方」というものがあります。

ありがたいことに、著書…と言いながらも、無料でオーディオブックもついてくる(書籍の内容を読み上げた音声を無料でダウンロードできる)ので、未だに読んだことはなく、車の中でずっと聴いていました。

これが、「屁理屈なし」というのは誇張表現でもなんでもなく…私の語彙で表現するならば、実に「エグい」話がたくさん。
私自身もかなり毒舌ですが…私など比較にならないくらいの辛口毒舌で…けれど、反論しようのない真実を解いていきます。

さすが、凄腕コピーライターの書いたメッセージなだけあって、心に軛を打ち込むが如く、強烈なインパクトでした。

さて。
今日のテーマは、新しいコンセプトです。
これまで他の人が言ってこなかった、新しいコンセプトを打ち出し、提唱すると、大きな差別化になります。
なぜなら、新しいから、既存のものではないからです。

そして、新しい以上、最初に言ったもの勝ちなところがあります。
つまり、後から同じことを言ったところで、それは引用にとどまるか、あるいはパクリでしかないのです。

例えば、売上を上げる3つの方法として、ジェイ・エイブラハムが、
「顧客数✕客単価✕購入頻度」
という考え方を提唱しました。

これは世界中に広まり、様々なマーケティング・コンサルタントが、このコンセプトに基づいてコンサルティングやセミナーをしています。
他の人が引用すればするほど…本家の格を上げることになります。

この新しいコンセプトのを提供した結果、見込み客に新しい考え方、今までと違う考え方を受け入れたとします。
その新しいコンセプトを受け入れると、既存のものでは我慢できなくなります。
結果として、その新しいコンセプトを提供した元に対して、大きなロイヤリティを感じるようになるのです。

例えば。
ダン・ケネディの「屁理屈なし 社長の時間の使い方」で、「電話に出ない」というコンセプトが紹介されています。

無意識に、電話がなったら取る、と刷り込まれているために、この考え方は非常に新鮮でした。

よくよく考えたら、私は携帯電話を買う前は、
「携帯電話は嫌だ。何か見えない鎖で繋がれているようなものだ」
とぼやいていました。電話を持っていない私よりも、周りの人が、私に繋がらなくて苦労していたくらいでした。

その後電話を手に入れ…いつの間にか「鳴ったら出る」が当たり前になってしまいました。見えない鎖でがんじがらめになっていたことに自分で気が付かなかったのです。

それまでは、よく電話のなる人は、
「素晴らしい」
「忙しいのだな」
「自分も見習わないと」
と思っていました。

ところが。
この新しいコンセプトを受け入れたら、見方が180度変わるのです。

例えば、セミナー中に、しょっちゅう電話を掴んで外に出て行く人を見ると、
「無様だな」
と思うようになりました。

トイレの中で、耳と肩でスマホを挟んで立っている人をいると…恥を知れ、と思うようになりました。

なによりもセミナー中に音を鳴らす人と遭遇すると…許せなくなりました。

そして。
セミナー中に、デジタルデバイスでメモを取っている人を見ると、
「なんて残念な人だ…」
と感じるようになりました。

このような価値観を持つようになると、よくも悪くも、窮屈に感じます。

だからこそ。
「セミナー中に、携帯電話の音を鳴らしたら、いかなる理由があろうと罰金1万円です」
と宣言した、あるセミナー講師には、非常に共感を受けました。

どうせ勉強するならば、このような人から勉強したい、と思うようになりました。
その上で、他所のセミナーに言って、電話を鳴らす人…あるいは、電話を鳴らすことを許容するセミナー運営には、失望するのです。

他所で失望するということは、それだけ元のセミナーにロイヤルティ(loyalty 忠義、忠誠)を感じるのです。

ぜひ、一度あなたの提供する商品やサービスで、新しいコンセプトを打ち出せないか検討してみてください。
一つの方法として、
「なぜ、他ではなく私から買ったのですか?」
などと既存客に聞いてみるのも手です。

その中で、
「あなたの〜という考え方が気に入ったから」
という答えが出てくるかもしれません。

自分で探すのが大変な方は、一緒に勉強しながら新しいコンセプトを探してみましょう。
すでに、一部の方に申込頂いております。満席になる前に、お早めに申込ください。

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https://up-stats.com/?p=813

余談です。
この本で、時間の使い方がうまくなったかどうかはわかりません。
ですが、この本を読まなかったら、私のセールスコピーのクオリティは半分以下だったと実感しています。
なぜなら、セールスコピーを書くために必要な、高い生産性を実現するためのコツをこの本で学んだからです。

屁理屈無し 社長のための時間の使い方http://directlink.jp/tracking/af/497773/lqPOa9U0/

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