疎外感・差別的な扱いで売上を伸ばす

疎外感・差別的な扱いで売上を伸ばす

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とある,経営者向けの会があります。
商売繁盛を目的とした集まりです。

全国に何カ所かある団体で,私が参加しているのは北海道内のグループです。
関東圏に比べて小規模な反面,逆に人数が少ないので,横のつながりが非常に緊密だとも言えます。

お互いがお互いの為に,どうしたら結果を出せるのか,アイディアを出し合う,ある意味すばらしい会でもあります。

さて,そんな会に属して,数ヶ月。
非常にイライラしています。
というのも,必ずしも飲み会に行けるわけではないからです。
そこでの「ネタ」が,その会のミーティングでの話題になります。

詳細を聞いても,笑うだけで教えてもらえるわけではありません。

…この時の,疎外感は何とも言えないモノがあります。
行ければ行きたかった飲み会だったのに,やむを得ない理由で参加出来ず,そのネタをいつまでも引っ張られ続けるわけです。
毎回,ミーティングに参加する度に,
「よそ者扱い」
をされているようです。

さて。
このあからさまな差別。
今回のこのグループでは意図して行っているかどうかは分かりません。

ですが,マーケティング戦略的に,このような
「あからさまな差別」
をする,というのは非常に効果的です。

例えば。
あるセミナーに参加するとします。
セミナー中,あるいは休憩時間などに,【講師や一部の受講生】
「あるネタ」
で盛り上がっています。

その一部の受講生以外の人にとっては,何の話かさっぱりわかりません。

そこで,
「それってどういうことですか?」
などと聞いてみます。

すると。
「ああ,これは昨日のVIP会員のみが参加した懇親会でのネタですよ…」
となります。

VIP会員ではない一般会員は,ここで疎外感を受けます。
逆に言うと,VIP会員にとっては,他の一般会員には分からないネタを知っているわけです。
これが優越感になります。

このように,
(1)一部の顧客をあからさまに差別する
(2)一部の顧客をあからさまに優遇する
ことで,優遇されるために必要な,サービスへのアップグレードを促進する,という仕掛けでです。

この考え方は,様々なところで応用できます。
例えば,私が毎月発行している無料のニュースレター。
発行する度に,アンケートを同封しています。

このアンケートをきちんと書いてくれる人には徹底的優遇します。
具体的には,その人の質問に答えるような紙面作りをしたり,あるいは,紙面でその人のサービスを取り上げて紹介したこともあります。

ここでは,
「アンケートに答えてくれた人」
をあからさまに優遇することで,アンケートに答えることのメリットを伝えているのです。

では,この考え方をどうあなたのビジネスに行かせばいいのでしょうか。
単純に顧客間で,VIP会員,一般会員などの優劣の差があるのであれば単純です。
徹底的にVIP会員を優遇するのです。

コツとしては,徹底的に一般会員を露骨にないがしろにするのではなく,結果的にそうなるようにVIP会員を優遇すればいいのです。

あるいは,別の観点から,特定の顧客にスポットライトを当てるのも手です。
例えば,会報誌などで,誕生日としてお祝いをする,というのが典型例でしょう。

このように,一部の人に特別感を出すことによって
「●×すれば,私も特別に扱ってもらえる…」
と思ってもらえるようにすればいいのです。

やってはいけないこと。
当然ですが,差別することを目的にしてはいけません。
他には,その疎外感を煽るのはいいのですが,それを埋めるための方策がないのはいけません。

いつまでも疎外感を与えて差別され続け,しかも,仲間に入っていくための方策がない…そうなったら,どうしようもありません。
そのグループに参加する度に疎外感を受け続けるわけです。
そのグループにそのような意図があろうとなかろうと,排斥されているわけですから,さっさと出て行くしかないでしょう。

私も,そのグループとの関わりについて,考え直してみることにします。
毎回行く度に疎外感を植え付けられては,さすがに士気に関わります。
例えば,お金を払ってアップグレードできる,というシステムならば,
「そういうもの」
で割り切れます。

しかし,たまたま飲み会に参加出来なかった,その時のネタをずっと引っ張って,尋ねても教えてもらえない。
ドラ●もんにでも頼んで,タイムマシーンでも使わないと,この疎外感を埋められないのであれば,どうしようもありません。

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