絶対に相手にしてはいけない顧客 後編

絶対に相手にしてはいけない顧客 後編

絶対に相手にしてはいけない顧客 後編
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こんにちは。
アップスタッツ経営研究会
セールスコピーライターの飯山です。
 
昨日の続きです。
 
<参照>
 
 
昨日はビリーフという,
これまでに蓄積してきたものが
人を自動的に反応させてしまう
現象について,
どうすればいいのか,
という問題提起まででした。
 
 
…結論から言ってしまうと,
文字通り1行で終わってしまいます。
 
相手のビリーフを変えるのは大変。
ならばどうするか。
 
「そんな人は相手にしない」
 
これが一番現実的で一番早くて,
一番楽な解決策です。
 
 
 
昨日書いたように,
例えば私のような集客代行の
仕事をしている者が,
 
「良い商品やサービスを扱っていれば,
売り込まなくても売れる」
 
とか,あるいは
 
「気合いと根性で頑張れば
そのうちなんとかなる」
 
という人を目の前にしたとします。
 
 
解決策は,スルーです。
そんな人を相手にしてはいけないのです。
 
その人の考え方を変えて,
自分の見込み客に育て上げるのは,
膨大な手間暇が掛かります。
 
 
 
ちょっと想像してみて下さい。
 
例えば,カウンセラー。
あるいはセラピスト。
コーチなども該当するかもしれません。
 
彼らは,
過去のトラウマ…
とまではいかなくても
過去の何かの体験に基づいた
ビリーフに振り回されて
苦しんでいる人を助けようと
日夜努力している人達です。
 
 
さらに言うなれば。
カウンセラー達の元を訪れる人は,
 
そういった自分の中の抱えている
何かを「変えたい」と思っているのです。
 
「変えたい」と
思っているにもかかわらず,
過去の自分と決別できずに
散々苦労して,
 
カウンセラーと一緒に
二人三脚で必死になって頑張って
乗り越えていこうとしているのです。
 
…カウンセラーといった仕事は,
本当に大変な職業の人達です。
 
私は,
絶対にそんなめんどくさくて
実りが少ない仕事はしたいとは思えません。
(※カウンセラーの仕事を卑下する意図はありません)
 
 
本当に人が好きで好きで,
その人が成長していくことを心から願って,
絶え間ない努力を惜しまない,
そんな気高い精神性でも持ち合わせていないと,
この手の仕事は続かないでしょう。
 
 
 
 
さて,話を戻します。
 
「変わりたい」という意志があるにもかかわらず,
必死になって変えようとして,
それでも変われるかどうか…
という現実がそこにあります。
 
 
 
私は,
集客代行を生業にしているのであり,
カウンセリングを提供するわけでもなければ,
その人を変えてあげたいわけでもありません。
 
やるべき事は「集客」という結果です。
 
相手のビリーフを変えて
「救ってあげよう」などという
発想があるとしたら,
それは傲慢でしかありません。
 
結論としては,そんな人達を相手にはできない。
 
 
 
では,解決策としてはどうすればいいのでしょうか。
 
それは,ひとえに「見極め」につきます。
 
 
「売上を上げようと必死で頑張っているが,
 
【何をしていいか分からない】
 
ので結果が出ずに苦しんでいる」
 
 
「売上を上げるには
 
【気合いと根性でがんばればなんとかなる】
 
と信じて必死で頑張っている」
 
 
という人達は,
外形から見たら
「必死で頑張っている」
というところでは一緒です。
 
 
あるいは。
 
 
「売上を上げるには
どうしたらいいか分からず,結果的に
 
【なにもしていない】」
 
「良い商品やサービスなら,
売り込まなくても売れるはずだから
 
【なにもしていない】」
 
こんな人達も,
それぞれ外形から見たら
「何もしていない」
という点で一緒です。
 
 
うまく,後者の人を回避して,
前者の人を探し出して,
そのような人に対して
「集客」に関するサービスを提供するのが現実的です。
 
 
あるいは,
 
「良い商品やサービスなら,
売り込まなくても売れる…
と思っていたけど,
本当なのだろうか」
 
と思っている人であれば,
ビリーフに凝り固まっているわけではないので,
手の打ちようはあります。
 
 
表現として適切かどうかは分かりませんが,例えるならば,
 
「ビリーフに凝り固まっていない」
人達ならば,薬などの処置で改善できます。
 
「ビリーフに凝り固まっている」人達は,
文字通り外科手術なみの措置が必要になります。
 
具体的には,
自己破産申立とか,離婚とか,民事再生でしょうか。
 
同じ事を繰り返しても結果が出ないのに,
そのことに固執して何も変えようとしないなら,
それくらいのことをしないと人は変わらないでしょう
(それでも変わるかどうかわかりませんが…)。
 
 
 
日本史を学んでいれば
「踏み絵」
というものを習ったかもしれません。
 
江戸時代に禁教であった
キリスト教の信者を見つけ出すために,
イエスキリストの絵を踏ませる,
というもの。
 
 
キリスト教だとわかれば,
殺される…
という状況にもかかわらず,
踏むことができずに
殉教していった人がたくさんいました。
 
 
これも「ビリーフ」の一種でしょう。
自分の命を差し出してまで守りたい…
と思わせてしまう要素もあるのです。
 
 
それを変えることを生業にしているのならともかく,
そうでないのなら,
「相手を変える」
というのは仕事の範囲ではありません。
 
 
自分の最高の仕事をして,
相手に最高の価値を提供するためにも,
相手に指定は行けない人を
相手にしてはいけないのです。
 
 
 
最後に。
このブログをご覧のあなたへ。
もしかして今日の記事を読んで,
「私はビリーフに凝り固まっているかも」
と思ったかもしれません。
 
大丈夫です。
それはありません。
 
今日よりも一歩でも二歩でも成長して,
違う明日にするために,
あなたの貴重な時間を使って
このブログを御覧頂いているのですから。
 
あなたは,凝り固まらずに,
成長していくことができます。
安心して,できることをがんばってください。
 
 
 
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あわせてご覧ください。
 
 
 
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平
 
 
追伸
ビリーフに凝り固まっているつもりはない。
売上を上げること。
成果をだすこと。
販売することに抵抗はない。
けれど,何をしたらいいのかはよくわからない。
 
 
 

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