販促活動を活発化させる起爆剤

販促活動を活発化させる起爆剤

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土曜午後。
ショッピングモール内のススターバックスは、たくさんの人で賑わっています。
時間帯も、いわゆるおやつの時間を過ぎたあたりです。
店内を見回すと、あるものが目につきます。
それは、スタバの新商品。
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先日、テレビ報道で見かけて…
個人的にはヨーグルト、という時点で一瞬で興味が失せました。

…報道では、スタバ陣営の人が
「会社員が朝食におすすめです」
などと言っていました。
税抜き630円では、朝食として会社員が買いたくなるような価格帯ではないだろうに…と思ったものです。

朝食に適しているか、どうかはさておき、どうやら店内を見回すかぎりでは、それなりに人気のようです。

さて。
今日はこの新商品について、思ったことを書いていきます。

売上アップの方法は3つ。
(1)顧客数
(2)客単価
(3)購入頻度

では、新製品はこの3つのどれに効くでしょうか。

…価格次第ではありますが、この3つ全てに効果をもたらします。

例えば、スタバを離れて、普通の個人経営の喫茶店だとします。
コーヒーしか扱っていなかったとします。

コーヒーしかなければ、コーヒーが苦手な人は来店できません。
そこで、紅茶を扱ったとします。
すると、コーヒーは飲めない人でも来店できるようになるので、
(1)顧客数
を増やすことができます。

また、コーヒー好きな人でも、たまには紅茶を飲みたいと思うかもしれません。
すると、これまで例えば週1ペースで通っていた人が、気まぐれに紅茶を頼もうと中3日で来店する…かもしれません。
(2)購入頻度
がアップします。

また、紅茶の価格次第では、
(3)客単価
が上がります。
あるいは、1杯目コーヒーを飲んだ人がお替わりに紅茶を…という選択肢が増えることで、購入量が増えるかもしれません。

このように、新製品は、売上アップに対して大きな効果をもたらすことができるのです。

だからといって、スタバのような資本力があれば商品開発もできるかもしれません。しかし、個人経営であれば、なかなか簡単に新商品を開発することは難しいのが現実です。

そこで、解決策は2つ。

(1)ジョイントベンチャー
何も全て自社で賄う必要があるとは限りません。
商品開発を他社に任せるか、あるいは他社の商品を自社で販売すればいいのです。

先ほどの個人経営の喫茶店。
例えば立地が商店街の中にあるとします。
3件となりにパン屋があったとします。

ならば話は簡単です。
そのパン屋のサンドイッチを喫茶店で販売すればいいのです。

3件となりなら、注文を受けてから電話1本で持ってきてもらえば、在庫を抱えることもありません。

コーヒーや紅茶しか扱っていなかった店で、サンドイッチまで扱うことができれば、「軽食」や「モーニング」目的の客層を取り込むことができるようになります。

だからといって、自社でサンドイッチ開発までは大変でしょうから、その場合は他所のリソースで解決すればいいのです。

(2)期間限定
新商品を自社開発するにしても、顧客が飽きてしまったら、販促効果が薄れます。
そこで定番なのが、期間限定。
毎年同じものでも、期間限定のものを買い求めるために、その期間に来店頻度が増える、ということがあるでしょう。

あるいは。
「期間限定商品を販売開始しました」
というのは、わかりやすい販促キャンペーンになります。
DMやはがきなどで、告知しやすくなるのです。

このように、新商品はマンネリ気味の販促活動を活発化させる起爆剤となりえます。

気軽に試せることではないでしょうが、できることはあるはず。
ぜひ試してみてください。

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