生産性を上げるシンプルな方法

生産性を上げるシンプルな方法

生産性を上げるシンプルな方法
読んで役に立つ,学びがあったと思った方は「いいね」やシェアをお願いします。

これは以前に聴いた,非常に興味深い話です。

ある方がいました。
不動産業で,それなりに成功し,ビジネスは上手くいっていたそうです。

ですが,あるとき彼は,こんなことを言っていました。

「実は不動産業が嫌いだ」
とのこと。
どのような点が嫌いかといえば,こんな感じです。

家の見学会が好きではないということ。
自分がその会場にいるのもイヤだし,社員がそこにいるのを見るのもイヤ。

家のプレゼンテーションも嫌い。
何件も何件も回って,家を見せるのもイヤだ。

取引が一度きりなのもイヤだ。
せっかく取引がまとまったのだけど,また新しく顧客を探して,ゼロからやり直し。

他にもまだいくつかあるそうです。

さて,どうしたらいいでしょうか。
現状で,不動産業者として上手くいっているのです。
それでも,実は嫌いだ…ということなのです。

この状況から,好きに仕事をするために,どうしたらいいでしょうか。
嫌いなものを上手く回避するにはどうしたら良いでしょうか。

ちょっと考えてみてください。

今回紹介する話は,非常に生産性を上げる為に役立ちます。
私自身も,取り入れて実行しています。
それは…嫌いなことをやらないためにどうしたら良いのか…ということです。

ちなみに,上記の不動産業者に対して,かの「億万長者メーカー」と名高い,ダン・ケネディがこんな質問をしました。

「君が嫌いなのは,主に不動産業そのものではないか。
そもそも,好きだと思えることはあるのか?」

それが,先ほどの問いの答えでもあります。
すなわち,
「投資家」
との取引です。

投資家は,自分で住むわけではないですから,いちいち内覧などしません。
何件も何件も家を回ってはプレゼンテーションすることもありません。
そして,投資家であれば,一度きりではなく何度も取引があります。
家を買って…その年に,今度は売却ということで,再度依頼にもなります。

そのように答えたところ,ダン・ケネディが,
「じゃあ,投資家とだけ取引して,他の一般顧客とは取引をやめれば良いじゃないか」
とのこと。

結局どうなったのか。
会員制ビジネスに発展しました。
まずは,会費を払って,コーチングプログラムを受講し,一定のカリキュラムを修了した投資家だけが,彼と取引できる…
そんな仕組みを構築したそうです。

今日は,ビジネスモデルの構築の話ではありません。
生産性の話です。

結果的に,彼はイヤな仕事をやらずに済まそうとした結果,ビジネスモデルが変革。
イヤなことをしなくとも,きわめて大きな収益源を確保することができました。

一般の顧客を切り離すことで,客数自体は減ったかもしれません。
ですが,投資家との取引に専念することで,リピート取引の件数が増加。

リピート獲得は,新規顧客獲得の5倍~10倍以上はコストが少なくて済むと言われています。

売上は減っても,利益はむしろ増えているかもしれません。

さらに。
会員制ビジネスに以降する…というのは,起業家にとっての「夢」です。
毎月1日になった時点で,すでに一定額の売上が確定しているのです。

明日の売上,来月の売上,半年先の売上が分からなくて,暗中模索の経営者にとって,
毎月1日に売上確定…来月も,再来月も,売上が立つ見込みがあるのです。
これはどれだけ心にゆとりをもたらすことでしょうか。

このように,やりたくない仕事をしないためにどうしたらいいのか…という問いに対して,
真剣に取り組んだ結果,このような結果になったのです。

さすがに,会員制ビジネスは行き過ぎにしても,これは誰にでも当てはまることです。
どうしても気が乗らない仕事…というのは誰にでもあるのではないでしょうか。

それを…「自分で」やらなかったら,どれだけ気が楽でしょうか。

私は,一応司法書士と行政書士をやっています。
ですが,行政書士は完全に名ばかりの状態です。
なぜ行政書士をやっているのかと言えば,司法書士と行政書士の仕事の区別がつかない人がいるからです。
例えば,私の獲得したい不動産の名義変更手続き案件があります。
これは,司法書士業務です。
ですが…顧客の中には,
「不動産の名義変更は,行政書士だったはず…」
と思い込んでいたらどうなるでしょうか。
司法書士事務所には依頼に来ることはありません。
ですので,とりあえず,事務所では両方の資格を掲げています。

そうなると,行政書士本来の仕事である,許認可手続きの問合せや依頼がきます。
それを受けても良いのですが…受けたら売上になるのも分かっていますが…
「やりたくない」
ので,すべて,信頼できる別の方に任せています。

やりたくない仕事を受けたときの心理的影響は,生産性に直結するからです。
やりたくない仕事は後回しにします。先延ばしにすると…ずっと心の中で,
「あれ…やらなきゃ…」
と思い続けることになります。

それが,生産性を下げる要因なのです。
ならば…やりたくない以上,やりたい人に任せたほうが,よほど生産性が上がります。

紹介する…とか,いずれ逆に紹介してもらう…という話ではありません。
やりたくないことをやらないだけで,心に余裕を確保し,生産性が上がるのです。

あなたも一度,本当はやりたくないことは何なのか,考えてみてください。
それを人に任せる…あるいは自分でやらないためにどうしたらいいのか,考えてみてください。

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
セールスコピーライター 飯山陽平

追伸
本当は何がイヤなのか。考えてみたけれど,見つからない。
あるいは,自分でやらずに済むにはどうしたら良いか分からない。
そんな方は、
一度こちらをご覧ください。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください