続 現代版「沈黙は金」の隠された本当の意味

続 現代版「沈黙は金」の隠された本当の意味

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15年以上前のこと。
私が司法書士試験受験生として毎日13時間くらい勉強していた頃の話です。

資格の受験予備校に通っていた時、同じ予備校内の司法試験受験生から、こんな話を聴きました。

「一日の中で言葉を発する機会は、コンビニで『お弁当を温めますか?』と訊かれて『はい』と言うこの返事だけ、というのが何ヶ月も続いている」

なんともストイックな話です。
実に孤独です。
ここまでしないと、なかなか合格できないということなのでしょう。

とはいえ、この孤独さが一つの秘訣なのかもしれません。
かくいう私も、大学4年の夏に司法書士試験初受験して失敗し…翌年3月に大学を卒業。
知り合いはみんな新社会人として働き始め…ある意味私は受験浪人として一人孤独に取り残されました。
その結果、その孤独感から必死になって、その年に合格しました。
朝から、知り合いが誰一人いない、予備校の自習室で13時間勉強し、家に帰って寝る。そしてまた翌朝…の繰り返しです。

さて、昨日に引き続き、沈黙の話です。
最も、生産性の高い時間とは、どのような過ごし方なのでしょうか。
残念ながら、会社にいる時間はほとんど生産的な活動が出来ない、というのが現状です。

私がよく取る対策。
それは、やはり一人の時間を確保することです。
最近のお気に入りは、空港のエアポートラウンジ。
仕事やセミナー受講などで、東京に出た場合、帰りの便は夕方遅くに設定します。
そして、なるべく朝早くにエアポートラウンジに行きます。
そこで、時間まで仕事をするのです。

日常の職場に戻ると、日常の仕事をしてしまいます。
電話をしたりメールを読んで返信したり、FAXを送ったり…挙げ句の果てには机の上に整理やゴミ箱のゴミを出す…などという単純作業までやってしまう時があります。

これはこれで誰かがやらなければいけないことでしょう。
とはいえ、決して生産的であるとはいえません。

だからこそ、セミナーなどで学んだ後は、その学びを振り返ってビジネスに活かすためにまとまった時間をブロックする必要性があるのです。

そのための場所や環境設定として、
「エアポートラウンジ」
は有効です。

気をつけなければならないのは…飛行機に乗り遅れること。
大変恥ずかし話ですが、仕事に没頭していて、ついに乗り遅れてしまいました。

話を戻します。
一人でペンを持って紙に向きあう時間は非常に大切です。
これはスマホやパソコンで代用することはできません。
…つい、ネットを見たり、SNSの通知を見たら、それをチェックする衝動に駆られます。
それが、習慣であり習性です。

だからこそ、一人で、紙とペンです。オフラインです。
日本屈指のコンサルタント、神田昌典氏次のように述べています。

キーワード:
社長にとって最も収益性の高い時間は、
紙とペンをもって部屋に閉じこもる時間。

解説:
計画を立てるというのは将来を描くこと、
自分で将来を作り出すことだ。

そのためには極めて集中するために
都合のいい空間が必要になる。

自室に鍵をかけて、部屋にこもる時間を確保しよう。
(「仕事のヒント」神田昌典365日語録より)

これはなかなかしんどいので、私もたまにしかやりません。
それでもたまにやる方法です。
全世界500万人が受講し、「営業の神様」と呼ばれる、ブライアン・トレーシー。
彼の講座の一つ、「達成の心理学講座」の中で「沈黙のセッション」という手法が紹介されています。

(1)絶対に邪魔の入らないひとりきりに慣れる場所を探す。
(2)音がならないような状態にする。(携帯電話を持ち込まない、等)
(3)そこを出来る限り真っ暗にする。
(4)椅子に座って、最低30分、できれば1時間そこにただいる

徹底的に自分自身の思考と向き合うことになるので、ある意味キツいセッションです。
なお、瞑想とかそういったものではないようです。

外部からの接触を一切断って、自分の目標に対する思いをめぐらしたり計画を考えたりするための時間です。
これも強制的に「沈黙」状態を作り出すことによって、外部との接触を絶ち…集中すべき事項に向き合うための考え方です。

繰り返します。
やってみると非常にキツいですが、とても価値のある時間になります。
言うまでもありませんが、眠ってはいけません。

是非試してみてください。

まとめます。
現代では、何かとコミュニケーションを取ることが多すぎます。
その結果、自分自身の心の声が聞こえなくなってしまいます。
しかも忙しすぎて、今やっていることに対して、本当にやりたいことなのか、あるいは適切な行動なのかを省みる時間もなくなっています。

だからこそ、一度試してみてください。
きっと生産性の高い時間になることでしょう。

 

 

 

 
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