こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は，マーケティングの
役割と性質について，
ひとつの理想を考えてみることにします。
…ってここだけを見てみると，
ものすごく退屈そうな記事に
見えますよね。
実際，そのとおりです。
当たり前のことは
単純かつ明確であるがゆえに，
新鮮さも面白みもないのが
残念なところ。
それでも，
あえてお伝えしていきます。
あらためてマーケティング…
集客の役割とその目的。
私達は何を意識して
何をなすべきか。
最後までお付き合いください。
帰る時のほうが痛くなる整骨院
私は毎日ブログを書き始めて…
9年近く経ちます。
その間に，
更新できなかったのは一日だけ。
交通事故が原因です。
今日お伝えするのは，
その交通事故後の話です。
事故後は，
とにかく腰痛がひどくて
大変でした。
当時はよくわかっていなかったのですが。
整骨院にとって，
交通事故の顧客は
「おいしい」
みたいですね。
非常に儲かるのだとか。
理由は…まあ，興味があれば
調べてみてください。
ここでは詳細は省略します。
ある整骨院の院長と，
商談会で知り合ったのですが，
その方が交通事故のときは是非！
と，猛烈アピールしていたのを
思い出したので…
連絡を取って，実際に
整骨院を訪れました。
マーケッターという
仕事柄…そして
治療家業界のマーケティングブームで
整体師からの相談な
コピーライティングの仕事は
よくありましたが…
実は「整骨院」というのは
このときが初めて。
おっかなびっくり，
中に入っていったのは覚えています。
そして…同じく，
よく覚えているのは，
その知り合いの柔道整復師が
(※整骨院の開業に必要な資格）
私を施術しながら…
ちょっと手が止まった，
と思ったその瞬間。
ふんっ！！
…と気合いを入れる声が
聞こえた，と思ったら，
腰がバキッとなりました。
おお…
これが有名な
「バキボキ系施術かぁ」
などと実感したのも覚えています。
日頃から，首周りを自分で
コキコキやっているので，
特に抵抗はなかったですが。
いきなりだったので
とにかくびっくりしました。
そして…バキボキ系を
「怖い」
という人がいるのはなぜなのか
わかった気がします。
さて，問題はここから。
施術が終わって…
外に出て駐車場に向かって歩く時に
違和感をいだき…
車に乗り込んで
座った後…
腰の痛みで，
しばらく身動きできませんでした。
来院前よりも
痛くなったのです。
しばらくじっとしていたら
すこし収まったので，帰りましたが。
結局,この整骨院には
もう1回だけ行き…
あとは，
私のマーケティングセミナーに
よく参加してくださる
整体院の先生のところに何回か行き…
最終的に，
その時の腰痛とは
3年くらい付き合う羽目になりました。
その3年の間に…
最初のバキボキやる
柔道整復師からはじまって…
6～7人くらいの施術は
体感したでしょうか。
1回だけで終わった方もいれば，
何回か通った方もいて…
最後の
「腰痛専門」
を掲げる治療家の方のところで，
いったん完治させました。
この体験を通して…
「いろんな治療家の先生がいるんだな」
と，あらためて実感しました。
それだけなら
「当たり前」
で終わってしまうのですが。
冒頭の，柔道整復師。
いきなり，ふんっ！！→ばきっという
施術ですね。
その方の施術は
「だめだった」
のでしょうか。
いきなり
ふんっ！！→ばきっ
…で，「バキボキ系施術は怖い」と
いう層を作り出して
しまった原因…の一端では
あるのでしょう。
その反面。
別の角度から考えると…
確か，当時のこの院は開業して
2年ほどで…
多店舗展開していました。
そして…
その方自身は，その多店舗展開の
店舗のトップの方です。
それだけ，
集客できていた，
とも言えます。
そして…
医療ではなく，
こういった治療業界においては，
「腕は必要」
です。
当たり前ですが，
マーケティングだけで
やっていけるものではありません。
どれだけマーケティングを頑張っても，
腕が…技術が伴わなければ，
リピートは増えません。
新規集客だけをやっていて，
リピートが一切いない院など
考えられません。
何が言いたいか。
この治療であっても，
リピートする層はいるということです。
つまり…
私には合わなかったけど，
この治療が合う，
という人もいる。
ということが推測されるのです。
この院に限らず…
3年間の間に
様々な方の治療を
受けました。
治療の良し悪し事態は
「治療そのものの知識」
がない私には判断できませんが…
マーケッターとして，
一顧客としてみた場合に，
「この人はないな」
「この人は私には合わないけど
合う人はいるだろうな」
「この人は素晴しい」
などといろんな治療家を見て
その治療を受けてきました。
100人中90人とか95人とかが
「これはだめだな」
と判断するような治療をする人など，
治療家業界にはいません。
なぜなら，
いたとしても市場原理によって
淘汰されるからです。
単純に
悪評が広がって集客が致命的に
難しくなる。
…リピートもできない。
となったら，運営を継続はできませんからね。
ということは，
今，治療業界にいる方は，
ある意味において最低限の腕はある。
その上で，集客の問題で
顧客の多寡が変わってくる。
…ということになってきます。
マーケティングの役割
マーケティングとは
見込み客をセールスマンの前に
連れてくること。
などと説明されますが。
ある意味，
マーケティングの役割の本質は
「マッチング」
でしょう。
ものすごく癖がある治療家で，
顧客を選ぶ人と…
ものすごく癖がある顧客で
治療家を選ぶ人が…
お互いに相性が合ったら，
それは素晴らしいことです。
そこまで言わなくとも…
ある程度，独自な治療法だったり
独自のコンセプトだったり…
そういったものを
打ち出している治療家と，
そういった治療家を求めている
顧客は，潜在的に存在します。
この二人がうまく
巡り会えるように活動するのが，
マーケティングの役割だ，
ということですね。
多くの人を，
「ある程度」
満足してもらえるようなサービスは
ある意味，コモディティ化しています。
コモディティ化を脱して…
独自路線で行く場合，
よほどの強みがないと，
集客の難易度は上がっていきます。
誰だって
見たことも聞いたこともない
謎の治療法の実験台にはなりたくないですからね。
その上で，
適切なマーケティングの戦略戦術で…
「そうそう！こういう人探してたんだよね」
…と言ってもらえたら，
マーケティングとしては最高の仕事をした，
ということになります。
自分にピッタリの
最高の顧客は…待っているだけでは
出会える可能性など，たかが知れています。
だからこそ，
自分を必要としてくれるだろう人に
「見つけてもらう」
努力は欠かせません。
その努力のことを…
いわゆる「集客」と言えば
いいのでしょう。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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