生産性アップを志したときに考える内容と手順

生産性アップを志したときに考える内容と手順

生産性アップを志したときに考える内容と手順
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

先日,コンサルティング中に,
生産性アップについて
質問をいただきました。

 

 

このテーマ,

ちょっとしたテクニック等であれば
いろいろあるのですが…

 

 

奥が深く,
全体的に俯瞰して考えると,
なかなか難しいテーマです。

 

 

考察しつつ,
掘り下げていきます。

 

ここではひとつの考え方なので,
これを例に,
あなただったらどうするか。

 

考察する一つの例として
最後までお付き合いください。

 

 

そもそも生産性って?

 

 

まず,
難しいのがこれ。

 

そもそも,
生産性って何でしょうか。

 

この質問に
答えれるかどうかが
生産性アップの…
ある意味,最大の関門かも
しれませんね。

 

 

 

この質問の答え自体は,
ある意味…自由です。

 

会社や社長自身の
スタイルや考え方,
あるいは業種業態,
職種によっても
かわるかもしれませんから。

 

 

なので,
ここではざっくりとひとつ。

 

 

生産性とは,
より効果的に
生産物を作り出せるかどうか。
その程度や度合いです。

 

 

では,
生産物とは何か。

 

これがさらに難しい。

 

 

そして…
多くの場合。
生産性の高い人は,
この生産物とは何か。

 

…について,
自分なりに確固たる考え方を
もっており…
それが的確です。

 

 

生産性の低い人は,
生産物とは何かについて
考えたことがありません。

 

 

 

この違いは大きいのです。

 

 

たとえば,
弁護士の場合。

 

弁護士の生産物とは
何でしょうか。

 

 

交渉した数として
考えるか。

 

 

作成した書類で考えるか。

 

などと考える場合と。

 

そもそも,
満足した依頼者の数として
考えるかによっても
生産性は変わります。

 

 

極論を言えば,
後者の場合,
作らなくてもいい書類を作ったり,
しなくてもいい交渉をしたり,
ということは減りますから。

 

 

これ,
笑い事ではなく…
そういう弁護士もいる
ということです。

 

 

相手と揉めたときに,
自分の生産物を
交渉した数とか,
作成した書類の数…
と捉えると何がおきるのか。

 

 

交渉が決裂して
裁判になったら…
交渉の数も,
作成する書類も一気に増えますよね。

 

 

「生産性アップ」
として考えるなら,
このように
「無駄に裁判したほうがいい」
となってしまいます。

 

一方。
無駄に裁判したい
依頼者などいるのでしょうか。
時間も労力も,コストもかかるのに。

 

 

ここで,
満足した依頼者の数,
という考え方で行くなら,
いかに裁判を避け,
円滑に,解決できるかどうかに
心血を注ぐのではないでしょうか。

 

前者の弁護士と,
後者の弁護士。

 

頼むなら,どちらがいいか。
私は前者の弁護士は
嫌ですね。

 

…もっとも,
実際には,前者のような弁護士が
圧倒的多数で,
後者のような弁護士は
本当にすくないのですが。

 

 

別の例で紹介しましょう。

 

経理担当の場合,
生産物と生産性は
どのようなものか。

 

こちらは,
多少わかりやすい。

 

 

たとえば,
記帳・仕分けされた
伝票の数,
と捉えた場合。

 

 

どれだけ
より早く正確に
仕分けできるかどうか。

 

 

これが生産性となります。

 

 

生産性のジレンマ

 

 

さて。
多くの場合,
早く処理するほうが
生産性があがる…

 

…と思われています。
ではこれって本当なのでしょうか。

 

 

上述の経理の仕事の場合。

 

大量に処理しなければいけない
伝票があった場合。

 

これをいかに早く処理するかどうか,
…という観点で取り掛かると,
生産性が下がります。

 

1件あたりの処理スピードが
上がって…

 

そして…
完了するまでのスピードが
下がる,という現象がおきます。

 

 

なぜか。

 

早さに比重を置くと,
ミスが発生しやすくなるからです。

 

 

経理処理をしていて,
計算が合わず,
全部の伝票をひっくり返して
再精査した結果,
ミスが見つかって,
もう一度やり直した場合。

 

 

全部の伝票を再精査する時間は,
「1件あたりの処理の時間」
にカウントされなかった場合。

 

伝票の1件あたりの
処理の時間は早くなって,
完成まで時間が延びる,
という現象になるのです。

 

 

これはまだ良い方です。

 

 

では,
現場作業などにおいて,
早さを追求すると,
何がおきるのか。

 

事故がおきます。

 

 

怪我をしたり,
物品を壊したりすると,
生産性が下がるのは
言うまでもありません。

 

 

 

ですので…
多くの場合,
安全性を優先した上で,
あとはどれだけ早さと正確さを
高めていけるかどうかが
生産性アップに
つながっていくことになります。

 

 

生産性アップの考え方と手順

 

 

ということで,
まとめると…

 

まずは,
生産物とは何かを
しっかり決めること。

 

 

次に,
その生産物を作り出すにあたって
優先順位を決めること。
とにかくスピード重視か,
安全性,正確性重視か。

 

 

これをひとつひとつ
考えて具体化していくのが
生産性アップです。

 

気合と根性で
なんとかする…でも
生産性はあがりますが。

 

それだけでは
改善できる生産性など
たかが知れているでしょう。

 

 

最後に。
生産性アップのコツを
ひとつだけお伝えします。

 

大原則は,
効果測定です。

 

効果測定できなければ
生産性がアップしているか
ダウンしているかが
わかりませんから。

 

 

なので,
数値としてカウントして
効果測定する。

 

これが,生産性アップの
コツです。

 

 

簡単な方法は,
ストップウォッチで,
作業に要した時間を
測定する。

 

わかりやすいですが
とても効果的です。

 

正確性と早さを
高める良い訓練になるでしょう。

 

 

例外もありますが…
ひとつの目安として考えてみて下さい。

 

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

 

 

 

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