こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日は,
マーケティング・リサーチについて
ちょっとしたコツと考え方を紹介します。
結論自体は,
いたってシンプルな話ですが,
あらためて,
リサーチの重要性を
考え直すきっかけとして,
最後までお付き合いください。
新幹線にまつわるエピソード
私自身は…
ある意味,
「元鉄オタ」
と言えばいいでしょうか。
昔はいわゆる
「乗り鉄」
やってたこともあります。
鉄オタで有名…
悪い意味で有名なのが
撮り鉄ですね。
私は乗り鉄だったので,
写真を撮ることは
ほとんどなかったです。
かつて,青春18きっぷで
北海道まで行けた頃は…
当時住んでいた実家の埼玉から…
1泊6日で…長い日は
1日14時間電車に乗っていた…
なんてこともありましたね。
そんな私にしてみたら,
目的地に最短最速で到着することを
目的とした新幹線という鉄道は,
さほど魅力はないのですが。
人によっては,
その魅力を感じ,
私はもちろん,
多くの人が気づかないに
驚くこともあるようです。
その人とは…外国人。
外国人は…
新幹線の中で,
ある異常な光景を目にして
驚いたそうです。
それはなにか。
新幹線には
座席にちょっとした
テーブルが付いているのですが。
そのテーブルを出して,
ペットボトルを置き…
そのままうたた寝している
日本人がいたそうで,
とても驚いたのだとか。
さて。
これは…日本人には,
何が驚くポイントだったのか,
あまり良くわからないかもしれません。
私も,わかりませんでした。
それは,
走行中の新幹線で,
ペットボトルを立てて置くことが
できるということだとか。
海外の高速鉄道は,
スピードが出れば出るほど
揺れが激しくなり…
とてもペットボトルを立てておく,
なんてことはできないようですね。
その外国人の方は
母国の高速鉄道の体験から,
ペットボトルなど立てておいたら,
すぐに倒れて転がって危ない…
くらいに思っていたのに,
倒れる様子もないことに
驚いたのだとか。
あまりにも揺れないから…
車内販売で
ビールを買い…
コップのギリギリまで注いでも
こぼれないかどうか
試したのだとか。
この新幹線と外国人の話は,
ユニークな例を,
もう一つ聞いたことがあります。
やはり,
母国の高速鉄道をイメージして…
乗り心地は最悪だから,
とりあえず寝て過ごすか…
でも寝られないだろうな…
と思いつつ,
目を閉じて腕を組み…
高速鉄道に乗る羽目になった
自らの不幸を感じ,
イライラしながら…
出発を待ち…
いったい,
いつになったら発車するのか…
とイラッとしながら…目を開けて
外を見たら,
品川駅だったそうで
とても驚いたのだとか。
東京駅から乗って,
次の停車駅である
品川駅についても気づかないくらい,
出発と移動,停車の
揺れが少なかった…
という話のようですね。
あくまでも又聞きなので
本当かどうかはわかりません。
個人的には…
20年以上前に,
某国家資格の事務所で
丁稚奉公をしていたころ。
出張で新幹線に乗ったときは,
往路でのぞみに乗り…
激しく酔ってしまい,
しばらく仕事どころではなかったので
復路ではひかりにした,
という記憶はありますが。
そんな私が,
海外の高速鉄道に乗ったら
どうなってしまうのでしょうね。
話を戻します。
さすがに,
新幹線が発車しているのを
気づかない…というのはともかく。
ペットボトルが倒れないことに
驚いた…
というのは,
ある意味,日本人には気づかないこと
かもしれませんね。
マーケティング・リサーチの役割
マーケティング・リサーチに,
プロモーションなどで宣伝する際に,
どんな切り口で,どんなメッセージを
伝えたらいいのか。
それを考える上で,
欠かせない内容です。
なぜなら…
顧客の望んでいないメッセージを
どれだけアピールしても
意味がないからです。
例えば,
ダイエットしている人や…
そもそもそんなに量を食べられない,
女性や高齢者相手に…
ご飯おかり自由
特盛無料
みたいなメッセージで
アピールしても
何も響かないでしょう。
でも,
しっかりリサーチしたところ,
少ない量でもいいから
美味しく,栄養のあるものを
食べたい…という結果だったら。
お替り無料,
みたいなアプローチではなく,
五穀米を選択できる,
というアプローチのほうが
効果的かもしれません。
このように,リサーチをしないと,
広告宣伝が大きく無駄になったり
販売機会に成果を出すことができず,
無駄になるのです。
リサーチの内容と順番
リサーチの内容は,
ざっくりと,
顧客
競合
商品
と言われています。
今日の話は…
主に競合ですね。
つまり…
海外の商品…
海外の高速鉄道を知らないと,
日本の新幹線が
いかに揺れなくて静かか,
という強みに気づかないのです。
けれど…
それは海外在住の方の体験であって,
日本人では何も思わないでしょう。
なので,
上述の通り,
順番は…
顧客
競合
商品
…というのが,
一つのリサーチの理想です。
実際には,
顧客リサーチは
一番大切で一番難しいので…
それを最初に取り掛かるのは
ハードルが高い。
なので,
手軽にできる商品リサーチから
はじめることを勧める方もいますが。
順番以上に重要なのは…
どれもしっかりリサーチする
ということです。
でないと…
ペットボトルが倒れない…という
日本人には誰も何も思わないし
気づきもしない。
けれど…
海外だとどれだけ真似しようとしても
真似できない,
唯一無二の圧倒的な技術力に
気づかない…なんてことになりかねませんね。
リサーチしない理由は恐怖?
今日は,新幹線の話でしたが。
自社商品やサービスを売るときに,
調べもせず,
何の根拠もなく,
自社の商品が一番!
…と思っていたり
言っていたりします。
この理由は…
もしかしたら,
リサーチすることで,
自社がもしかしたら他社に
劣っているかも…
といった恐怖があるのかもしれませんね。
その結果,
リサーチせずに
独りよがりなプロモーションを行って
誰からも見向きもされず…
コストだけかかって売上皆無,
なんて結果になってしまうのかもしれません。
リサーチは大事,
なんてことはコレまでに何度も
お伝えしてきましたが。
何度お伝えしても足りないくらいに
重要なので,今日もまたお伝えしました。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平
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