こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日は，
定番ならではのベネフィットについて
考えていくことにします。
定番は
一歩間違えると
マンネリしてしまいかねない
リスクがあるのですが
そのリスクとは裏腹に
定番だからこそ，
というベネフィットも存在すると言えます。
以下，
掘り下げていきますので
お付き合いください。
オーストラリアの空港で食べたビックマック
さすがに昔過ぎて
覚えていないのですが…
確か，
自己啓発か何かのセミナーだったか
トレーニングだったかで，
オーストラリアに向かったときのことです。
直行便がなく，
トランスファー…
乗り継ぎで，最終目的地の空港に
向かったのですが…
乗り継ぎの待ち時間が
数時間あり…
その間，
オーストラリアのその空港…
たしか，ゴールドコーストの
空港だったと思うのですが。
待ちぼうけです。
待っている間も
お腹が空きます。
今も当時も変わらず，
ろくに英語を話すことはできません。
…英語もできないのに
なぜ海外まで
自己啓発に行くのか…
という問題はさておき。
少なくとも
その移動中に関しては
誰かに頼ることはできません。
なので…
自分で店を見つけて
自分で注文しないと
いけないわけですね。
でも
どんな店かもわからず
頼み方もわからず
どんな物が出てくるかもわからない。
…途方にくれていたところ，
目に入ったのが，マクドナルド。
店に入り…
でも，やっぱりメニューはよくわからず
セットとかをうまく注文できる自信がなかったので，
「ビックマック，プリーズ」
と言って，無事ビックマックをゲット，
店内の片隅でかじった
ビックマックの味は…
日本で食べたものと
違いを感じる要素はありませんでした。
まさに，
これがマクドナルドの強さである
「システム」
のちからです。
つまり…
「どこでも同じクオリティ」
ということですね。
変わらないからこそ，
安心できるのです。
別の例を紹介します。
有名温泉街にあるビジネスホテル
私は今，
この記事をホテルで書いています。
昔からよく使っている
東横インです。
場所は…
名前を出せば，
誰でも知っているであろう
知名度では国内屈指の温泉街です。
温泉街に来て，
ビジネスホテルに泊まる。
これはどういうことか。
単純に，
交通の便がいいからですね。
私は今回，
休みなので
プライベートの用事です。
目的は…
カピバラ様への拝謁。
そう，
カピバラを眺め，愛で，
モフるための休日です。
初日の今日も，
某動物園で閉園間際までカピバラを眺め…
明日もまた
別の動物園で，
カピバラを眺め，愛でる予定です。
そのために，
近場のホテルを予約。
そこは
温泉街ですが…
でも予約したのは
ビジネスホテルである
東横インです。
なぜか。
私は湯治ではなく
カピバラ詣が目的だからです。
ついでに，
温泉も楽しめれば
なお良いのでしょうけど…
到着が遅くなり，
温泉を楽しむ時間が
さほど取れないこと。
それ以上に，
「当たりハズレの可能性がある
泊まったことのないホテルを探して
泊まるのが億劫だ」
という点です。
探すのが面倒なのは
ご理解いただけるでしょうけど，
ここでのポイントは
「泊まる」
ことも億劫なのです。
新しい，
見ず知らずのホテルに泊まる。
これも体験であり，
しかも新鮮で，今までにない新しさです。
そういった
新しい珍しい他県を求める人もいれば
その新しさ，物珍しさを「億劫」に感じる人も
いるのです。
だからこそ
東横インは，
全国チェーンホテルですが。
どこに行っても
「どこの東横インに行っても
大した差はない」
のです。
変わってないからこそいいのです。
新しさがない反面，
ハズレをとるリスクもない。
勝手知ったる
いつもの部屋です。
これが，
とても「気が楽」ということであり
その楽さこそが，ベネフィットなのです，
定番のベネフィットの活かし方
…はシンプル。
下手に変えないことです，
改善の余地はあるにしても
変えず，今まで通りだからこそ
顧客は「いつもと同じ部屋」で
くつろげるのです。
変に奇をてらうような
物珍しさではなく…
変わらないことそのものが
ベネフィットになりうる。
つい，
「新しさ」
を追い求めてしまいますが。
忘れないように心がけたいですね。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平