こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
今日は…
仕事のできない
ある「無能な人」の話をします。
どちらかと言えば…
このブログをご覧になる方は,
その無能な人の
「被害担当」
になることが
多いのではないでしょうか。
なぜなら,その人の尻拭いが
回ってくる立場でしょうから。
対策と再発防止策について
考えてみる
ケーススタディとして
最後までお付き合いください。
なお,
本人の許可を頂いたので
ネタにしております。
こんな上司どう思う?
ある,勤め人(Aさん))から
聞いた話です。
会社の健康診断の
日程調整につき,
「1月24日から2月までの間に
都合のいい日を教えて下さい」
というメッセージが
上司から届いたそうです。
社内の関係者への一斉送信メールです。
そこで…Aさんは
いくつかの候補日と共に,
「28日(金)」
を希望したところ…
上司から返信が届きました。
「28日(月)でお願いします」
だそうです。
Aさんは…毎週固定で月曜日に
シフトに入っており…
上司であれば当然に把握していること
なのでしょうけど,
28日(金)を希望したのに
28日(月)を指定してくるわけです。
しかたないので
Aさんは,
「2月までとあったので
1月28日(金)を指定したのですが…
2月28日(月)なら,
シフトを休む代わりに別の方を探して
いただけるのでしょうか」
…と返信したら,
「病院に直接電話して
自分の都合のいい日を
指定してください」
との返信。
…という話を
Aさんから聞いたので,
私は,Aさんに,
「要するにその上司って
無能なのでは?」
…と言ったら,
Aさんは,
「そう言わないであげて。
ずっとこの業界で
やってきている人なのだから」
とのこと。
Aさん,辛辣ですね。
さすがに業界までは明かせませんが,
Aさんいわく…
「この業界でずっとやってきている人なら
これくらいの無能でも仕方ないし
よくあることである」
と言っているも同然ですから。
では…
この上司,
何が問題だったのでしょうか。
一番ヤバいのはメンタル
私はこのAさんの業界については
詳しくは知らないですが…
Aさんが言うように,
この上司のような物の考え方が
「スタンダード」
だったとしたら…
怖い話ですね。
ビジネスにおいて
極めて大事な…
複数の関係者に直接関わってくる
「日時調整」
について…
「1月24日から2月まで」
と,曖昧な表現で
社内一斉送信するのは
恐ろしい話です。
そして…
「28日(金)」
を希望したら,
「28日(月)」
を指定してくる。
上司の方は何歳なのかわからないですが,
月火水木金土日という
曜日の漢字が読めないのでしょう。
そんな漢字が読めない人が
管理職をしていて
日時調整する立場にある
その会社も恐ろしいですね。
ですが…
この上司のメンタルが
一番怖いです。
本当に漢字が読めないほうが
ある意味安心なくらいです。
つまり…
本人(Aさん)が
28日(金)をリクエストしたのに
28日(月)を指定する。
つまり…
ここにあるのは,
「Aさんが間違っていて
自分が常に正しい」
という発想になります。
だからこそ,
Aさんに対して
詫びの一言もなく
悪びれもなく…
「自分で病院に直接連絡して
調整してください」
…と尻拭いまで
押し付けてくるのです。
Aさんも
この無能上司を介するほうが
はるかに厄介だと認識していますから
さっさと病院に連絡したそうですが。
この上司のメンタル,
何が一番怖いのでしょうか。
医者が助走してさじを投擲するレベル
よく,
医者が匙を投げる
なんて言い回しがありますが。
そんなレベルではありません。
無理なものは無理です。
つまり,
この上司は,
自分が常に正しく
他の人が間違っている,
というメンタルです。
この何が怖いのか。
いかなる場合も,
「自分を省みることができない」
ということです。
自分を省みることができないということは,
改善したり,修正したり…
学んだり…成長する。
といったことが一切できないのです。
やることなすこと
それがいいも悪いもなく,
常に自分が正しく,
そこに改善の余地がない。
そんな人が
会社で管理職をやっているわけですね。
そして…
多くの会社員にとって,
無能な上司は…
「克服できない上司」
です。
上手く行かないのは全て
「自分以外の誰かのせい」
になるのです。
その上司を更迭して,
まともな人にすげ替えることは…
「部下からはできない」
のです。
打ち手を講じることはできない
というのは残酷なことです。
上記で医者の話をしました。
私は病院は嫌いだし,
医療も基本的に信用していませんが…
(不調なときは,自分が確認した
信頼できる方のアドバイスを仰ぎます)
でも,
医者はリスペクトの対象です。
なぜか。
あらゆる職業の中でも
極めて過酷だからです。
刑務官で死刑執行をする…
「ボタンを押す」
人と同じような…過酷な責任を
背負っているからです。
本人や家族に
「どうやっても助かりません」
という,
「何もできなことを告げなくてはならない」
立場にあるということです。
問題があきらかであって,
何もできないということは,
それくらいに過酷なことだということですね。
話を戻すと…
無能な上司がいて,
その上司に対して
できうる手段を持ち合わせない
部下という立場は
きわめて残酷だということです。
だから…
今日の記事のまとめとしては,
「そんな残酷なことを
してはいけない」
ということでした。
この上司のメンタルは変わりません。
自分を省みることができない以上,
改善して成長する余地はなく,
そうやって,人に迷惑と災厄を
振りまくことしかできないのです。
やってはいけないことは,
その人の成長を期待すること。
成長させようと努力して
会社のリソースを無駄にすることです。
世の中,
どうにもならない人は
本当にどうにもなりません。
なるとしても…
それを「業務」として
実施するのは本末転倒になります。
まあ…
わかっちゃいるけど
なかなか難しい問題でもあります。
直面力の問題でもあるのですが,
それはまた別の機会にお伝えします。
冒頭でお伝えした,
「対策と再発防止策」
ですが…
対策としては,
その上司には早急に会社から去ってもらうか…
あるいは,悪影響が出ないような部署に
行ってもらうのが善後策でしょう。
再発防止策は…
仮にAさんが言うように,
「この業界で長い人だから仕方ない」
のなら…別業界の人を採用するのが
効果的でしょう。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平