経営と生き方において大事な「手放す」勇気

経営と生き方において大事な「手放す」勇気

経営と生き方において大事な「手放す」勇気
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こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。

今日は,
経営と生き方において大事な「手放す勇気」
について考えていきます。

 

マーケティング,
集客,売上アップ…

基本的にこれらは経営における
「増やす」
ための戦略です。

 

ですが…
増やすだけで手放さなかったら
なにが起きるのでしょうか。

 

その結果,
人生がどうなっていくのでしょうか。

 

直接会った方の話を…
そのままではちょっと微妙なところも
あるので…

一部,改変してお届けします。

読み物として
最後までお付き合いいただき,
考える切っ掛けにしていただければと
思います。

 

 

 

二店舗閉鎖した整体師の話

 

 

ある整体院の経営者の話です。

 

その方は,
もともと夫婦二人で
整体院をはじめたのですが…

 

その方は,
しっかりと集客を学んで
実践していました。

 

整骨院だと
いろいろ広告規制がありますが,
整体院は,整骨院ほどの
広告規制があるわけではありません。

 

そこで,
適切な方法論で,
集客をしたところ,
どんどん顧客を獲得。

 

多店舗展開するようになって,
三店舗にまで増えました。

 

 

その方が住んでいるのは…
関東地方の中でも,
ちょっと奥まった…
言葉を選ばずに表現するなら,
「田舎」
です。

 

つまり,
田舎で三店舗経営すると,
どうなるでしょうか。

 

 

ちょっとした
影響力と権威を持つ
人として扱われることになります。

 

 

そんな状況下で,
三店舗の集客をしながら,
自身も治療家として
現場に立っていました。

 

その結果どうなったのか。

 

 

休みがゼロになりました。

 

なぜか。
毎週,3店舗をそれぞれ
2日間ずつ訪れて
治療にあたります。

 

残り1日は
集客の打ち手を考えて
実行したり,
様々な業務に追われます。

 

 

 

もちろん,
三店舗経営すれば,
「売上」
は上がります。

 

売上は上がりますが…
経費も増えます。

 

 

何よりも…
管理に膨大な手間暇時間を
つぎ込むことになります。

 

 

若いうちは気合と根性,
体力でなんとかなりましたが…
だんだん疲弊していきました。

 

 

さて。
その方はどうしたでしょうか。

 

 

多店舗展開をやめて,
2店舗閉鎖したのです。

 

 

そして…
言っ店舗の経営に集中し,
スタッフは奥様の他に
もうひとりだけ。

 

 

さて,ここでちょっと
想像してみてください。

 

 

田舎の閉鎖的な社会で,
三店舗経営していた整体院が,
一店舗になったわけです。

 

 

私も直接
耳にしたことがあるのですが。

 

今まであった店舗が
なくなった時に,
周りの人はどう言うか。

 

「つぶれた」

 

と表現する人が
いかに多いことか。

 

単に,移転しただけでも,
今まで店舗だった建物が
ずっとシャッターが降りているだけで
「つぶれた」
と言われ…

 

 

あそこは,店舗経営に
失敗したのだ…
というレッテルが貼られます。

 

 

まして…
私も,具体的に
その方の住んでいる土地勘は
親の実家の近くだったこともあり
なんとなく雰囲気はわかります。

 

そんな土地柄で…
三店舗あった店が
一店舗になったのです。

 

果たして,
周りからどんな目で
見られることでしょうか。

 

 

私がここで言えるのは…
その方から直接,話を聞きました。

 

細かい数字は
覚えていないので正確では
ないことはご了承ください。

 

 

働く時間が,
5分の1くらいになったそうです。

 

そして,
利益は三倍になったそうです。

 

だから…
その方は,時間にゆとりができたので,
ご夫婦で旅行にいったり…

 

私がその方と会ったのは,
都内のマーケティングセミナー。

 

時間にゆとりができたから,
さらなる高みを目指そうと,
じっくり学びに時間を使えるように
なったのだとか。

 

 

 

転身の結果

 

 

別の方の話です。

 

その方は,
整骨院のチェーン店を
経営していました。

 

 

とある大都市で
かなりの店舗を経営しており…

 

 

整骨院自体は
資格の取得緩和で
一気に増えたことのですが。

 

その大都市でも,
上から数えた方が早いくらいに
たくさんの店舗を経営していました。

 

 

何度か会う機会が
あったのですが。

 

会う度に,
名刺をくれます。

 

 

裏を見ると…
経営している店舗が
ずらりと並んでいます。

 

つまり…
会う度に名刺をくれる理由は
店舗が増えていくのです。

 

そのうち,
名刺の裏面だけでは
店舗を書ききれなくなり,
三つ折りの名刺になっていきました。

 

 

が。

 

 

ある時から,
表情が優れず,
ぐったりした様子なので,

 

話を聞くと…
「○○店がうまく行かなくて…」

 

という悩みを
聞かせていただきました。

 

 

それから数年後。

 

たまたま,
名古屋市内で
その方と会う機会がありました。

 

 

あれからどうなったのか
尋ねたら…
店舗は売却したそうです。

 

すべて,
店舗を手放し…
コンサルタントになったそうです。

 

そして,
全国を飛び回り,
その土地で,整骨院を経営したい方を
直接アドバイスしているのだとか。

 

 

その流れで,
たまたま名古屋にも来ており,
話を聞くことができました。

 

奥様と一緒にあちこち行っては,
現地で美味しいご当地のグルメを
堪能して…

 

店舗を見て,
現場で指導して帰るのだとか。

 

 

生き方とビジネスの話

 

 

 

前者の方は…
一店舗を残し,
治療家として現場にいることを選択。

 

けれど…
田舎の閉鎖的な雰囲気で,

「店舗を減らす」

という決断は
大変だったはずです。

 

けれど…
2店舗を手放したから,
利益も時間も増やすことができました。

 

後者の方は…
もっと極端ですね。

 

すべての店舗を
手放したのですから。
治療家という生き方…
柔道整復師という生き方を手放したのです。

 

その結果,
全国を飛び回り,
家族と一緒に時間を過ごし
美味しいものを食べながら,
仕事にも専念できるようになりました。

 

 

共通して言えるのは…
減らす勇気です。

 

 

これまで築いたものを,
思い切って手放す。

 

ベタな表現ですが。
昔からよく言われますよね。

 

 

手を握りしめていたら
新しい何かを掴むことはできない。

 

思い切って手放すと,
新しいものを掴むことができる。

 

 

時間やお金,
ライフスタイル。
そういったものの
何が大事で,何がそうではないのか。

 

それは人それぞれですので,
今日の時点では
そこまでは踏み込みません。

 

ただ…
私が思うのは…

 

これまで築いたものを
手放すことができたことは
本当に大きな決断だったし,
その決断の結果,
ふたりとも,のびのびとしている
様子を見て

 

よかったなぁ…と
思う次第です。

 

 

 

経営は,あくまでも
自分の人生でやりたいこと
成し遂げたいことを実現する
ツールであり,手段です。

 

会社と一緒に心中しようとしてしまう
経営者も…残念ながら
後をたたないようですが。

 

うまくいっていない時こそ,
冷静な判断が必要です。

 

そして…
その冷静な判断は…
うまく行っているときにこそ,
自分の価値観,考え方と向き合って
自分は何を大事に思っているのか。
何のために経営しているのか。
何を実現したいのか。

 

 

このあたりを考えておかなければ
ならないでしょう。

 

私も…
このことは忘れないように
心がけたいものです。

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平

 

 

 

 

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