今日は,
成功法則や成果報告などについて
考えてみることにします。
よく,成果報告などで
「こうしたらうまく行った」
「ほしい成果が手に入った」
なんて話はありますが。
それって本当なのでしょうか。
つまり…
「その人が嘘をついている」
可能性は否定しませんが。
自分でよくわかっていないから
「なんとなくそれっぽいことを
言っているだけ」
の可能性もあります。
それ以上に…
「自分が,成果を手にした決定要因は
Aだと思う」
と思ってAという要因を推していたとして…
でもその人が成果を手にした本当の要因は
AではなくBだった…
ということはあるかもしれません。
ではそれはなぜなのでしょうか。
この点について掘り下げて考えていきます。
間違いなく言えることは,
結論は退屈でつまらなくて…
がっかりするような内容です。
ひとつの私の考えですが,
あなたはどう思うでしょうか。
以下お付き合いください。
生命倫理の究極的な話…ではなく…
なかなかに
シュールな夢を見ました。
自分という存在が,
意識を保ったまま,
機械の体を手にした場合
どうなるのか。
という話です。
自分という意識が
機械の体にある場合,
生命の定義はどうなるのか。
自分という存在の同一性を
どのように確保するのか。
各種生命倫理の問題。
寿命と死との境目。
といった話は
なかなかに興味深いですが…
しょせんは夢の中の話です。
夢で見た内容は…
自分という意識がありながら…
自分という体ではなく,
別の…機械の体の中ある。
その結果,
何が起きたのか。
立とうとして…転ぶ。
立ち上がれない。
転倒。
転倒…
これを繰り返して
もどかしさと焦りを抱いている。
…というそれだけの夢です。
自律神経,偉大なり。
…ですね。
実際,二足歩行するロボットの制作は,
このバランスを撮るのに非常に苦労する,
という話は聞きます。
歩いている時に,
きちんと意識していると,
「片足」
で立っている瞬間は
訪れますからね。
両足で立って,
歩きだした瞬間は,
片足を上げるので…
そのときは片足立ち状態となります。
それでも転倒せずに立っていられれるのは
まさに自律神経のおかげでしょう。
では,
この自律神経が
どのように作用して,
実際に人が二足歩行できるか,
あなたは説明できるでしょうか。
私は…無理です。
調べればわかるかもしれませんが,
その調べた内容が正しいか間違っているか
それを判断することができません。
なぜなら前提知識が無いからですね。
目に見えない成果を出す要素
世の中は
原因と結果の法則によってお
作用している…と考えていると,
成果が出るには,
必ず何らかの原因があります。
その原因が一定の作用をすることで,
成果を手にすることができます。
当たり前ですね。
では…
その原因とは何でしょうか。
その原因がどのように作用した結果,
ほしい結果をてにすることが
できているのでしょうか。
これをきちとん適切に,
系統だって説明することは
できるのでしょうか。
…と考えると,
世の中にある
成功法則だったり,
様々な成功談,
成果報告の大半が,
一気に怪しくなってきますね。
「その人の言っている」
成果につながったその要因と,
「実際に」
成果につながった要因が
一致しているのか,
乖離しているのか。
それは検証しようがありません。
ならばどうするか。
成果報告などから,
「成果につながった要因」
が何かを仮説を立てる。
実際に試してみる。
結果を検証する。
…しかないでしょう。
そして個別要因もあります。
つまり,「その人はそれで成果は出た」
けど…
「自分はそれで成果は出なかった」
としたらその差は何か。
…ということも
考えていかなければなりません。
結論としては…
普遍的な成功法則は,
鵜呑みにできないし,
活用できるかどうかわからない,
ということです。
成果報告等で言われているとおりに
実行したけれど
成果は出ない…
とぼやく人が,
いつの時代も存在します。
その原因の一端が
今日の話でした。
本当に手に入れたい成果なら…
世の中の解説をもとに,
自分なりにしっかり考えて
実行して検証する。
…という面倒で億劫な作業は
避けて通れることはなさそうですね。