こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は，
少し検索について
考えていきます。
特に，高度な知識を身に着けた
知的専門家にしてみたら…
今の時代は生きにくくなってきましたね。
昔は知識量だけで
優位性を保持できたのですが。
今の時代はまったく意味がありません。
なぜでしょうか。
そしてどうしたらいいのでしょうか。
この点について
考えていきます。
最後までお付き合いください。
二度と戻れないサイトの話
先日のことです。
あるアプリが不具合のため，
ネットで検索してしらべてみました。
不具合で使えなくなっている
アプリについての情報は
手に入れられませんでしたが。
同じような役割を果たす
別のアプリが
あることがわかりました。
ですが，
そのアプリは，海外製。
画面は英語で，
使い方はよくわかりません。
ではどうしたのか。
検索しました。
ひとつひとつ，
画面のスクショ付きで
丁寧に解説してある
記事があったのです。
残念ながら，
不具合で使えなくなってしまった
アプリほどではないですが。
ほぼ想定どおりの機能を
手に入れることができました。
ありがたいものです。
さて。
今日のお題はここから。
不具合で使えなくなった
アプリと似たような機能のアプリが
別にある，という情報。
そのアプリをどうやって使うか。
これらの情報を，
検索して
いくつかの記事で
調べました。
その後。
その記事…
たしかブログ記事だったのですが。
そのブログはどうなったのか。
別にどうもしません。
似たような記事はいっぱいあって，
その中から，いくつかざっと目を通して，
そのひとつふたつを
実際に参考にしたわけですが。
実際にどのサイト，
どのブログを参照にしたかは
特に記録しているわけではない。
つまり…
もう，そのブログに
たどり着けない，
ということですね。
これが…検索でアクセスを稼いだ
「一般的」
な結果です。
つまり，
情報を消費するだけして
終わりなのです。
その後…
問い合わせにつながったり…
何らかの購入，アフィリエイト売上に
なったりするわけでもない。
「貴重な情報感謝です。
お礼に，この商品買うので
アフィリ報酬もらってください」
にはならないのです。
本当に，
検索で来て，すぐ帰るだけで
終わるのです。
だから…
検索でアクセスを稼ぐだけでは
意味はないのです。
この流れはこれからも続く2つの理由
ではどうしたらいいのでしょうか。
わかっていることは…
この流れはこれからも続いていく
ということですね。
なぜなら，
それがグーグルの基本的なスタンス
ですから。
グーグルにとっての
「お客様」
とは，検索する人です。
そして…
お客様に価値提供するとは…
検索した人が，必要な情報を
手に入れて満足することです。
まさに，今回の私のように，です。
では，
その情報を提供した人に
何らかの恩恵やメリットは
あるのでしょうか。
それは…
アクセスアップという結果ですね。
実際に，
私はそのサイトを訪れたのですから，
グーグルは…
「あなたのサイトに訪問したことは
覚えておきます」
というスタンスとなります。
こうして，
アクセスアップをしただけで
終わるのです。
では…
ならば，その情報に
お金を払うのか。
…と言ったら，
払う人はいるのでしょうか。
おそらく，
払う人はかなり少ないでしょう。
よく，うさんくさい情報に
「有料級の情報」
などと価値をアピールする人がいますが
有料級と有料は…
ゼロと1との間に立ちふさがる無限の距離です。
有料級の情報は
永遠に無料のままでしょう。
そして…
そんなうさんくさい煽る情報だけでなく…
これからの時代，殆どの情報が
そうなっていくでしょう。
グーグルのご機嫌を取るために，
価値ある情報がどんどんネットに流れ…
ネットを利用する人は
その情報を生み出すために膨大なコストが
掛かっていたとしても…
それをタダで手にれるのです。
まるで，
街角で配られるポケットティッシュみたいな
ものですね。
その流れが，
グーグルによってできました。
だから…
私のような専門家であっても，
知識を切り売りして収益につなげるのは
まずできないのです。
これからも…
情報…コンテンツで，
価値を提供することはできても，
そこから直接収益につなげていくのは
本当に難しいままでしょう。
ではどうしたらいいのか。
専門家が生き残るひとつの道
道はいくつかあるでしょう。
そのうちのひとつを
ここで紹介します。
グーグルによって
引き起こされたものは
他にもあります。
情報氾濫時代の到来です。
情報が多すぎるのです。
多すぎて，ひとつひとつを
取捨選択して吟味して
その情報を使いこなすことが
困難になってきました。
上述の私の例では
非常にマニアックなアプリだったので
情報量は少なかったですが。
例えば，保険とか。
ものすごい膨大な情報が
ネットに溢れていますよね。
まさに玉石混淆。
では，それらの情報を吟味して
取捨選択することはできるのか。
できる人はできます。
そんな人のために，
オンラインで完結する，
無店舗型の保険会社も
出てきました。
実際に，オンラインで
保険が申し込めるのです。
では，いずれオンラインに
統一されるのでしょうか。
そうはなりません。
まだしばらくは…
20年，30年先はわからないですが。
当面の間は，
人から直接アドバイスを受け，
意思決定する人は残るでしょう。
具体的には，
膨大な情報の中から
取捨選択して必要な情報だけを
抽出する。
その中から，
顧客に適切な選択肢を提示する。
それは，専門家でなければ
なかなか難しい。
これが…
情報そのものが無価値化する
今の時代における，
知的専門家の生き残る，ひとつの道です。
もちろん，他にもあります。
それは…
私自身が今検討していて，
近々，実践しようと検討しています。
ですので，
もう少し具体的になったら
あらためて紹介します。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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