こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。

 

 

昨日の記事で，
自分の専門分野については
継続的に研究し，学び続けなければいけない。
そんな話を書きました。

 

今日は，
ではどうやって学んだらいいのか。
ちょっとした例を紹介します。
最後までお付き合いください。

 

 

ある柔整師の放った衝撃的な一言

 

 

数年前のことです。
ぎっくり腰になって
苦しいを思いをしたときのこと。

 

 

仕事柄，
治療家の先生とは
何人も付き合いがあります。

 

もちろん，
クライアントとしてお迎えして
成果を上げるお手伝いをさせていただいた
クライアントもいるし…

 

私の開催した勉強会に
参加していただいた
治療家の先生もいます。

 

 

脳内にはずらりと
先生の顔と名前が
リストアップされるわけです。

 

でも，
現時点でぎっくり腰で非常にしんどい。
そして…残念なことに，
どの先生の治療院も，
少々遠かった。

 

 

普段なら車で行ける距離であり，
コンサルティング契約中は，
実際に訪問していました。

 

ですが，
ぎっくり腰で，とてもしんどい。
その距離を運転して行く気になれません。

 

仕方ないので
クライアントの治療院は諦め…
面識のある柔整師の整骨院に
行くことにしました。

 

 

そこは車で3分なので，
我慢すれば行ける距離だったのです。

 

 

実際に治療を受けて，
何回か通ったのですが。

 

 

ある時，
その知り合いの先生と
話をしているときに
こんなことを言うわけです。

 

前提として，
柔整師…正確には柔道整復師とは，
国家資格であり，
専門の教育を年単位で受けて
取得します。
(柔道整復師が整骨院を開業できます)

 

一方，
整体師は，柔道整復師のような
国家資格はありません。

 

 

民間資格を取得した人もいれば，
何も資格がないまま
施術をする人もいます。

(この記事では，
柔道整復師と整体師をあわせて
「治療家」と表現しています)

 

ある整体師さんは
クライアントとして
コンサルティング契約はしませんでしたが，
私の勉強会にも参加していただき…
私は何度もその方から施術を受けました。

 

私は，マーケッターですので…
施術そのもののプロではありません。

 

一顧客として…
いろんな先生の中でも，
その整体師の先生が一番，
優れた技術を持っている…
と思っていました。

 

一方，
整骨院に行くと，
施術…といっても，機械で治療にあたる
時間も多い。

 

たまたま，治療を受けている間，
その柔整師と話をしている中で…
その柔整師は私に

 

 

「無資格の整体師なんて
彼らは直せないですから
ダメですよ」

 

 

と言い放ちました。

 

 

「彼らは，勉強してませんからね。
勉強してない人が
治せるはずないですよ」

 

とのこと。

 

だったら，
お勉強をたくさんした，
その柔整師さんはさぞかし腕がいいのでしょうね。

 

 

まあ，
私自身は，3回通って，
大して良くなった気もしないし，
国家資格を笠に着るような先生とは
相容れないですから…

 

 

二度とその院には近づかなかったので，
それ以上はわかりませんが。

 

 

一個人…一人の患者として，
どれだけお勉強ををしてきたか，
よりも，実際に良くなるかどうかが
大事であり…

 

そして…
良くなるかどうかは
受けてみないとわからないものです。

 

ただ，
受ける前で判断するなら…

 

単純に国家資格で看板を出して3年の先生と
国家資格がないまま10年やっている先生とでは
圧倒的に後者のほうが信用できます。

 

 

資格もないのに10年続くということは，
相応の腕がある証拠です。

 

集客やマーケティングを駆使しても，
結局は腕が悪い先生にはリピートしません。
(腕が良いだけでもリピートはしませんが)

 

最低限のセールススキルと，
治療家としての十分な腕があれば，
お勉強を積み重ねただけの先生よりも，
よほど治療家として信頼できます。

 

 

話のオチとしては…
ご縁をいただき，
30年以上のキャリアがある
治療家の方から
いろいろとお世話になる機会を
いただきました。

 

その先生は…
治療の経験，実績はもちろん，
膨大な量の研究も積み重ねて
来ています。

 

その教えの一部を
指導いただくことができたのですが。

 

 

上述の柔整師の言っていることとは
ことごとく「逆」でした。
その柔整師の言うことが
いかに「逆効果」だったのかを学び…

「だから大して良くならなかったんだな」

と納得した次第です。

 

なお，
上述の柔整師の腕と考え方であり，
柔整師全てがそんな考え方を
しているかどうかは知りません。

 

 

治療の話は
これ以上詳しくは
話しようがないので，
マーケッターらしく
マーケティングの話をしましょう。

 

 

 

集客が上達する学び方

 

 

 

上述の例では，
お勉強をたくさんしても
腕がいい治療家であるかどうか，
というところでは
盛大な疑問符がありました。

 

基本的に，
集客も同じです。

 

 

学ぶことは大事ですが，
勉強量と集客の成果は比例しません。

 

 

 

当たり前ですね。

 

 

比例するなら…
象牙の塔で勉強だけしている
マーケティングや経済学の教授たちは
どれだけ金持ちか，ということに
なるでしょうから。

 

 

ただ，
何も学ばないと
成果もおぼつかないのも確か。

 

何年も前，
あるマーケティングの勉強会を
開催したときのこと。

 

受講生から，
勉強会後に
こんなことを言われました。

 

 

「私が独立して10年間，
悪戦苦闘しながら学んできたことが
この2時間で集約されていました」

 

 

その方は…
とても行動力があり…
言い方を変えると猪突猛進型なので
学ばずに突撃して…

 

「結果から学ぶ」

 

だけで10年やってきていた
ということでしょう。

 

その10年が
「無駄」
だとは言いませんが…
効率的とも言えません。

 

ではどうしたらいいのでしょうか。

 

 

鶏と卵のような
話になります。

 

マーケティングを効果的に学ぶには，
成果を出すことです。

 

成果を出して，

 

「あ，マーケティングって
ちゃんとやると本当に成果が出るんだ」

 

…と確信を抱いてから，学ぶ。
これが結果的に
一番効果的です。

 

 

そのためには…
はじめはちょっとしたテクニックでも
何でもいいので，
すぐに実践できて
すぐに効果を実感できるものが
あるといいのですが。

 

現実には
そんな打ち手は
めったに無いので困ったものです。

 

 

あるにはあるのですが，
初心者が「それ」と気づかないのです。

 

いずれ，
日を改めてこの点は
解説していきますが。

 

起業してから
集客の大切さに気づき…
マーケティングを学ぼうとして，
書籍を手にして…
でも難しくて挫折。

 

「結局は気合と根性で頑張るしか無い」

 

となってしまう方は…
そうなっても仕方がないのです。

 

手にとったマーケティングの本が
適しているとは限らないですから。

 

今日の時点では，
成果を出して実感してから
マーケティングを学ぶのが効果的。

 

という話だけを覚えておいてください。

 

学ばなくてもいい，
とは決して言いません。

 

成果を出してから，
学び，学んだ内容を実践してから
より深く学ぶ。

 

 

年月をかけ，
この繰り返しを積み重ねていくことが，
より高い技術，スキルにつながっていくのです。

 

 

あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社　経営軍師　飯山陽平

 

追伸

 

起業初心者，あるいは
集客の初心者が
どうやって成果を出してから
学んで，次の成果につなげるか。

 

そのためのサービスを
近々案内します。

 

興味がある方は，
今しばらくお待ち下さい。