こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
昨日の記事で,
早速コメントを頂きました。
※昨日の記事の前にコメント
くださった方と同じです。
紹介します。
「はじめはご高齢の方を
ターゲットにチラシを配ったのですが、
今は年齢に関係なくネットで情報を取って
来てくださいます。でも、折を見てまたチラシを
使ってみると違う反応が得られるかもしれません。」
素晴らしいですね。
このコメントと…
別の方から頂いた,
極めてストレートなコメント
というか,質問というか…
「この時代にチラシってどうなのでしょうか」
にお答えしていくことにします。
以下,
最後までお付き合いください。
媒体だけで論じるのは的外れ
異業種交流会などに行って,
いろんな社長と話す中で…
私がマーケッターだと知ると,
「最近は良い媒体ありました?」
「今はどんな媒体だとヒットします?」
なんて尋ねられることが
多々あります。
が…
そもそも,媒体だけで論じるのは
意味がありません。
広告で反応を取れるようにするには,
「3Mの法則」
というものを理解しておかなければ
いけません。
ここでは
マーケット(顧客)
メディア(媒体)
メッセージ(中身)
顧客,媒体,中身…というのは
わかりやすくするために
私が意訳した表現ですね。
この3つが噛み合わないと
広告で成果は出ません。
ですので,
メディア…媒体だけを論じても,
他の2つと噛み合わなければ
成果は出ないのです。
冒頭で頂いたコメントでは,
チラシ←高齢者向け
ネット←年齢問わず
という使い方をしていました。
いたって合理的です。
よく出す例ですが
高齢者向けに
遺言書作成サービスの説明会に
集客するのに…
インスタグラム広告というのは
あまり意味がないでしょうから。
逆に,
高齢者なら,チラシを
見てもらいやすいというのは
確かでしょう。
メディアとターゲットの掘り下げた考察
具体的な内容や方法はわかりませんが,
例えばチラシを作って
新聞折込みチラシで配布する場合。
ターゲットは
新聞を購読している方,
となります。
では,
新聞を購読しているのは
誰でしょうか。
この時代に
新聞を読む人は
どんな人でしょうか。
具体的なことは言いませんが,
情報が遅い上に,
株主に忖度した,
思想誘導が甚だしい。
プロパガンダ(世論の誘導)まみれの
記事を好き好んで読もうとする人って
誰なのでしょうか。
個人的な推測です。
「好き好んで読んでいる」
のではなく…
読むのが習慣になっているのであり…
それは一定年齢層以上の高齢者では
ないでしょうか。
ある程度,
ネットに触れ,ネットで
情報収集できる人は,
新聞がいかに嘘まみれで,
読めば読むほど,
株主やその背後の存在にとって
都合のいい操り人形になってしまう,
ということを看破できるように
なることでしょう。
話を戻します。
つまり,
どんな意図であれど
新聞を読むのは誰か…となると,
10代とか20代とか…よりも,
60代や70代,あるいはそれ以上,
という人が多いことが推測されます。
だから,
そんな高齢者向けに
反応しやすいメッセージを作って
折込チラシで広告宣伝する。
合理的ですね。
逆に,
折込チラシで若者向けに
宣伝しようとしても
難しいということになります。
が,
それは
「チラシ」
というものをどう配布するのかであり,
その一例として,
折込チラシというやり方を例に
紹介しました。
では,
たとえは私は新聞を読んでいませんが,
チラシに反応するのかしないのか。
それはまた別の問題です。
例えば,
郵便受けにチラシが入っていました。
それは,ポスティングによる配布ですね。
そのポスティングというやり方で…
例えばインターネット高速回線を
ここで契約すると安くなる…
という内容のものを見て,
電話で問い合わせしたことがあります。
条件的に合わなくて
申込みは見合わせましたが。
つまり…
例えば新聞折込のチラシで
サ高住…サービス付き高齢者向け住宅の
見学会…とか入っていた場合。
先程の3Mで考えるなら
マーケット(顧客)→高齢者
メディア(媒体)→新聞折込チラシ
メッセージ(内容)→サ高住の見学会
だった場合。
私では反応しませんが…
ポスティングのチラシで,
インターネット高速回線の接続サービスの
案内だった場合。
例えば
マーケット(顧客)→一定量以上のネットユーザー
メディア(媒体)→ポスティングでのチラシ
メッセージ(内容)→ネット,遅くないですか?
みたいな感じでしょうか。
動画などを見る人にしてみたら,
ネットの接続スピードは大事です。
ですが…
例えば,高齢者でも
ネットを使う人は増えてきましたが。
動画視聴のヘビーユーザーとかではなく,
孫とメールする…とか,
調べ物で検索する…とかの使い方なら,
高画質での動画視聴に
耐えられるような接続スピードは
いらないわけです。
いらない…つまり,
反応しないわけですね。
一口に
「チラシ」
と言っても,いろいろあるので,
「チラシって使えるんですか?」
というざっくりとした捉え方は
あまり意味はないのです。
チラシの未来
チラシそのものを単発で
論じることに意味はないですが。
配布方法なども含めて考えると
どうなるのでしょうか。
質問いただいた中に
「この時代に」
とありましたので,
少し考察します。
例えば,
新聞折込チラシというものは,
上述のように,
新聞というメディアが
腐りつつあるわけですね。
そう考えると,
新聞折込チラシというものは
衰退していくでしょう。
その上で,逆張り…
すなわち,競合が撤退していくから
かえって注意を引きやすくなる
…という戦術もあるにはありますね。
では,
ポスティングはどうなのか。
大型マンションなどで,
オートロックになっている場合,
ポスティングができない。
という現象は増えていくことでしょう。
戸建てでは
ポスティングできない,
ということにはならないでしょうけど…
でも,治安の悪化により
問題が起きた場合など,
ポスティングそのものが法律で
禁止される,という可能性も
ゼロとは断定できません。
ですので…
そういった社会情勢なども
見極めながら,
集客手段を選択して
いかなければならず…
数ある選択肢のひとつに
チラシがある,
ということでした。
私個人の見解としては。
私がこの先あと何年生きるかわかりませんが
私が生きている間に,チラシが
完全になくなることはない,と考えています。
上述のように廃れていく一方…
逆張りで成果を出す人もいるでしょう。
あるいは,
トレンドの逆行…
デジタル化が進みすぎたから
「アナログは大事」
という潮流ができるかもしれません。
または,
新聞折り込みやポスティングが
完全に壊滅したとしても…
他にもチラシを活用したほうが
効果的だと思われる場面は
いろいろあります。
あるいは,
アナログとデジタルの融合
というワザもあります。
個人的にはおすすめですね。
その上で…
冒頭,最初のコメントの方のように,
ターゲットごとに,
うまく使い分けていきたいですね。
今日は,
マーケットとメディアだけの
話になりました。
メッセージ…中身になっていくと
コピーライティングの,
マニアックな話になっていきますので,
そこまでは割愛します。
質問なのか,コメントなのか…
答えになっていましたら幸いです。
他にも,
こんなことを聞いてみたい,
書いて欲しい,というものが
ありましたら…
どんどんコメントや質問,
お待ちしております。
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アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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