こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日は,
広告について
考えていきます。
広告って聞くと,
どんなイメージを
思い浮かべるでしょうか。
経営者・社長など
「広告を出す」
立場であるなら,
また違った見方になるかも
しれませんが。
今日は,
一般消費者から見た
広告の見方と考え方について,
お伝えしていきます。
泥臭いし,
つまらないし
退屈な話ですが。
でも,
大事なことです。
以下,
最後までお付き合いください。
契約キャンセルするに至った話
全然,作業が追いついておらず,
ウェブサイトもまだ
更新できておりませんが。
以前もお伝えした通り,
法人から個人事業主に戻しました。
屋号は,「アップスタッツ」です。
では…
住所…所在地はどこなのか。
クライアントからも
請求書記載の住所を見て
この住所,なんだろうなぁ…
なんて首をかしげていたそうですが。
今回はバーチャルオフィスを借りました。
住所登録だけをして,
自宅で仕事をするスタイルです。
別に今に始まったことでは
ないですが…
武漢コロナによる
テレワークの普及によって
ますますこの流れが
加速していくことでしょう。
さて。
このバーチャルオフィスを
選定するにあたって…
考えたことがあります。
あまり初期費用を
掛けたくなかったので,
そこを重点において探しました。
場所は…極端な話
どこでもいいわけですね。
今は対面のコンサルティングは
行っていませんので,
ネットがつながるなら
全国どこでもいいわけです。
そこで,
適当に検索したところ…
1箇所,候補があったので,
電話して問い合わせしたら…
ものすごく上から目線の
鼻につくような話し方だったので,
即,除外。
次の候補が…
「保証金・敷金ゼロ」
ウェブページに
大きく書いてあります。
月額金額も,
悪くはない。
これで…申込みしようとしたら,
下の方に小さく
「確定申告の住所にする場合は,
預り金が必要です」
とあります。
釈然としない思いをしながら
申込みして…
支払い諸々をする前に,
翌日になりました。
一晩経ってみて…やはり,
どうしても納得がいきません。
保証金と預り金,
何が違うのでしょうか。
そして,
そもそもバーチャルオフィスという
サービスの提供上,
当然に税務申告上の場所として
届け出するのが前提になります。
もちろん,例外はあるでしょうけど。
そこで…
弁護士の法律相談を受けました。
以前は法律相談をする仕事でしたが,
今回は法律相談を受ける立場です。
なかなか興味深いですね。
それはさておき。
質問の内容は,
保証金ゼロ円!
と謳っておきながら,
預り金を請求するのは,
景表法に定める違反行為,
「優良誤認表示」
に該当するかどうか,
です。
もちろん,
最終的に,
然るべきところに訴え出て,
最終判断がくだされない限り,
本当に
優良誤認表示と認定されるかどうかは
わかりませんが。
少なくとも,
法律相談を担当した弁護士は
「これはひどい」
と唸り…
景表法違反として
扱われうる,という判断でした。
けじめ
では,
なんで弁護士に相談したのか。
単純に,
申込みをして,
所定期間内に入金すれば
申込み完了です。
つまり,
入金しなければ
いいだけの話です。
払ったものを返せ,
というわけではないですからね。
よく言えばけじめ
率直に言えば正当化です。
つまり,
申込み時点で,
ウェブサイトには大きな文字で
「保証金ゼロ」
…で,小さく
「税務申告の届出先にする場合は預り金○万円」
とある。
納得がいかなくても,
形式上は申込みしたのです。
だから…
申込みしてから
納得いかない…というのは
本来あってはならないことです。
すくなくとも,
私はそう思っています。
だから,
「法律違反である」
という大義名分があれば
キャンセルしても自分に非はない,
という正当化ですね。
では,
前置きはこれくらにして,
そろそろ本題。
この…
保証金・敷金0円と
サイトのトップ画面に,
大きく大きく表示して…
小さな文字で
「確定申告の住所にする場合には
預り金○万円」
というこの宣伝。
これはどうなのでしょうか。
弁護士の見解では,
優良誤認表示として
景表法違反の可能性は十分にある。
という法律上の問題は
ありますが。
法律に違反していなければ
何をやっても,
どんな表現をしてもいいのだろうか,
という点です。
そのような発想の…
行き着く先が,
冒頭で質問した,
「広告ってどう思いますか?」
という問いに対する答えでは
ないでしょうか。
広告って何のためにある?
基本的には
集客のためでしょう。
集客もしくはセールス,
見込み客獲得です。
では,
何のために,
集客,見込み客や
セールスをするのか。
販売するためです。
では,
なぜ販売するのか。
売上のためです。
では…
売上を最適化するには
どうしたらいいのでしょうか。
売上を上げ続けるには,
リピートが欠かせません。
そして…
リピートには,
顧客との信頼関係が
欠かせないのです。
もちろん,
安いから,
という理由だったり,
ベネフィットが気にいたから…
ということもあるでしょうけど。
それだけでは
決して顧客との関係は
長続きしません。
必ず,
もっと安いところは
出てきます。
もっと魅力的な商品や
オファーも出てきます。
それでも,
この会社のこのサービス,
この商品がいい…
と思って使い続けてもらうには
信頼関係の構築は欠かせないのです。
にもかかわらず…
顧客に,広告の段階で
「嘘はついてないし
違法だと断定された好意ではないから
何をしてもいいよね」
というやり方。
これって…
合理性
あるのでしょうか。
物事の良し悪し,
様々な価値判断はありますが…
私はここでは単純に
合理性
で判断しています。
だましうちスレスレの
広告表現で,
顧客との信頼関係を構築できるのか。
あまりにも
非合理的です。
違法だから,やってはいけない。
これは理由にはなりません。
何のためにそれをやるのか。
もしくはやらないのか。
この点は…
忙しいと,
つい忘れがちになってしまいます。
広告を通して,
顧客との関係づくりから
信頼関係を構築して
リピートしてもらう。
そこまで考えた時に,
どんな表現をすべきなのか。
すべきではないのか。
あらためて考えていきたいですね。
なお…
結局,そのバーチャルオフィスに
入金しないまま「流した」ところ…
ブラウザのCookieかなにかに
捕捉されたのでしょう。
SNSのタイムラインに
バーチャルオフィスの広告が
ばんばん流れてきました。
電話して,
「ここで書かれている金額以外の
費用はかかりますか?」
と尋ねたところ,
かからないとのことなので…
つい,
「広告で目立つように表現している
以外の金額が掛かることが,
よそであったから…」
なんて話をしたらtね
オペレーターの女性は,
「当社は,起業のスタートを
低コストでスムーズにできるように
支援するための会社です。
ここで書かれている金額以外のものは
請求するようなことは一切ありません」
私のボヤキへ,
即座にこの返しです。
しびれますね。
結果的に,
最初に申し込みしたところの
半額以下の金額で
申し込み出来ました。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平
アップスタッツのブログを
メールで受け取りませんか?
ブログ記事の内容を,メルマガで配信いたします。
ブログ記事内容とは別に,
メルマガ読者限定コンテンツの
配信もあります。
毎朝午前5時に,ブログ記事をメルマガ配信。
週2を目処に,メルマガ限定記事を配信します。
特に,ブログでは公開しづらいノウハウなどは,
メルマガ限定でご案内いたします。
今すぐ下記フォームよりご登録ください。