武漢コロナで起きた価値観の変遷についていけない業態の話

武漢コロナで起きた価値観の変遷についていけない業態の話

武漢コロナで起きた価値観の変遷についていけない業態の話
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

 

昨日に引き続き,
ショッピングモール内を
歩いていた時の話です。

 

 

昨日とは直接関連性はないので
昨日の記事を読んでいなくても大丈夫です。

 

 

お題としては,
めっちゃ暇そうにしていた
不動産屋の話です。

 

 

なぜ不動産屋は
暇そうなのか。
その原因と背景について
好き放題書いていきます。

 

 

自分ごと,自分の業界のことは
盲点になって気づかないことがありますが
他業界には,目につくことって
いっぱいありますよね。

 

不動産業界
「ではない人」
にこそ読んで欲しい話です。

 

以下,最後までお付き合いください。

 

 

 

暇そうな不動産屋の話

 

 

ショッピングモール内を
あるアイテムを探して
歩いていたときのことです。

 

 

ショッピングモール内にある,
不動産チェーン店の前を通った時に,
中の様子がなんとなく見えたのですが。

 

 

すごく暇そうでした。

 

 

あからさまにあくびをしていたとか
寝てたとか…
テトリスをしていたとか
そんな様子ではないですが,
でも「暇そう」な雰囲気って
見ればわかりますよね。

 

ではなぜ
不動産屋は暇そうなのでしょうか。

 

 

そもそも,
なぜショッピングモール内に
不動産屋があるのでしょうか。

 

…テナント料,どう考えても
高いでしょうに。

 

そして,
通りかかる人を
呼び込んで来店させるような
業種業態では
ないでしょうに…謎です。

 

 

交通の便のいいところだから,
と言えばそれまでですが。
其れ以上のメリットは
店側にも顧客側にも
無い気がしますね。

 

 

そして暇なのは…
単純に案件が少ないからでしょう。

 

 

では,
なぜ案件が少ないのか。

 

 

 

武漢コロナによる価値観の刷新

 

 

武漢コロナの影響で
テレワークが流行。

 

結果として…
身もふたもないですが,
「出勤する必要性は実は無かった」
ことに,
会社側も,従業員側も
気づいてしまったわけです。

 

 

そこで,
高額,広スペースのオフィスビルは
どんどん空いていきました。

 

将来的に
武漢コロナが完全に撲滅できたとしても,
この流れはもう不可逆でしょう。

 

例えるなら,
携帯電話が普及して,
その便利さ,快適さに慣れてしまった人が
携帯電話ナシの生活に戻れるかどうか,
ですね。

 

個人単位では
できなくもないですが…
社会全体が,
携帯電話ありきの前提に
なってしまいました。

 

 

WEBの申込みフォームなどでは,
多くの場合,
電話番号が入力必須項目に
なってしまっています。

 

 

同じように…
テレワークによって,
出勤する必要性がないこと。

 

 

出勤する側も,
好んで公共交通機関を利用して
疲弊しながら出勤することから
「解放」
されてしまった後に,
戻れるでしょうか。

 

会社側も,
利用スペースが半分になって,
家賃…固定費が半分に
なったとしたら…
また倍の家賃を掛けて
広いスペースを利用しようと思うでしょうか。

 

この流れはもう不可逆なのです。

 

 

それが
時代の流れというものです。

 

 

 

時代の流れについていけない不動産屋

 

 

ここまではオフィスビルの話です。

 

個人…BtoCビジネスとしての
不動産会社であれば
どうでしょうか。

 

今は…直ちにどうこう…
という話ではありません。

 

だから,
差し迫った対応を迫られるわけでもなく…
ぬるま湯に使っているから,
暇そうなのでしょうね。

 

 

オフィスビルの需要はなくなっても,
人が住む場所は,
昔から「衣食住」などといわれるように
生活の根本となる場所。

 

 

需要がゼロになることは
ありえませんから。

 

だから,
暇そうでも,
困ることはないのかもしれません。

 

 

そして…
業界全体が横並びであれば,
誰もが焦る必要はないから,
暇そうなままでも,
誰も困らないでしょう。

 

 

では,
そんな時に何が起きるのでしょうか。

 

 

旧態依然とした体制に殴り込み

 

 

話は変わります。
昔から,行政書士と言えば
「食えない仕事」
で…

 

生活保護をもらっている人のほうが
経済的にゆとりがある…とすら
言われてきました。
そんな時代が…ずっと続いていたのです。

 

 

しかし,
インターネットの黎明期において,
「あるマーケッター」
が,この業界に殴り込みをかけました。

 

マーケティングを全くしていない業界
でしたので…
そこにマーケティングを導入。

 

もちろん,大儲けです。

 

 

周りの人たちは…
「いわれのない理由」
で懲戒請求を掛けて裁判するくらいしか
できなかったようですね。

 

もちろん,
そんないわれのない裁判に
負けるはずもなく…

 

結果として,
業界全体が
マーケティングをする行政書士と
しない行政書士に二分化。

 

今や,士業のマーケティングは
「珍しいとはいえない」
状況となりました。

 

もちろん,
未だに旧態依然とした事務所は
たくさんありますが。

 

 

このように
業界全体が革新もなく
いつまでも旧態依然としたままで
甘んじている場合。

 

何がおきるのか。
他業界から見たら
「美味しい獲物」
に見えてくるのです。

 

きっと…
個人向けの不動産賃貸ビジネスが
武漢コロナによる
時代の流れについていけずに
旧態依然としたままだったとしたら…

 

 

他業界の風雲児たちに
蹂躙される日が来るでしょう。

 

 

例えば…
上述の
「マーケティングを導入」
という観点だけでも,
まったく変わってきます。

 

 

帰宅してから
ものはためしに
検索してみました。

 

 

不動産賃貸と
ネットと言えば,

 

駅から何分とか
間取りとか広さとか
改装とか。

 

 

あとは,
家賃や管理費。

 

そんな観点で絞り込みを掛けて
お気に入りの住まいを探す。
そんなやり方ばかり。

 

では,上述のように
「在宅で仕事をする」
テレワーク労働者が増えました。

 

ならば…

 

「この物件はテレワーク向け」

 

という絞り込み,
なぜ掛けられないのでしょうか。

 

 

 

テレワークに乱入する子どもの話

 

 

私は人の価値観や観念を
否定,評価しないようにしています。
例えば,
子どもと一緒に暮らし,
子どもの側にいながら仕事ができる
ライフスタイルを送りたい。

 

 

…という考えの人がいたときに,
そのことに,否定も肯定も
評価もしません。

 

 

ただ…
実際に,Zoomなどで
オンライン通話をしてくると
「子どもが乱入」
してくることが多々あります。

 

そのことについて
相手を非難するつもりもありません。

 

ただ,
快くは思わないし
「子どもが乱入しても仕方がない」
と居直るような人を信頼して,
誰かを紹介したりすることもありません。

 

 

私は相手に向かって
否定や非難はしませんが,
相手に激しく非難する人がいても
おかしくないでしょう。

 

テレワークを
「安定的にできる環境」
という需要は
すでに発生しているはずなのです。

 

けれど
その需要を拾い上げて,
宣伝しようとしていない。

 

もったいない話です。

 

昔は,
子どもの側で一緒にいる環境に居ながら
仕事ができるというのは
「憧れ」や「ステータス」
ではあったのですが。

 

社会的にテレワーク推奨という状態になると,
それが「日常」になってしまいました。

 

その結果として,

 

「今,(お父さんorお母さんは)仕事しているからあっちで待ってて」

 

 

と商談を3回中断した相手とは
「検討します」
から二度と連絡を取らない,
ということも発生しているはず。

 

ならば…
それを防ぐ「環境」をなぜ売ろうとしないのか。
もったいない話ですね。

 

 

今日は暇そうな不動産…
の奥にある,
需要を拾って提供しようとしない
旧態依然とした業界という話でした。

 

バスで移動中のこと。
窓の外を見ていたら

 

昼間12時間利用で3千円
テレワークに最適

 

なんて大きな看板を掲げている
ラブホテルを見たことがあります。

テレワーク利用なら
「本来の利用」よりも
後片付けも楽だし,
そもそも空きが多い時間帯なので…

空いたリソースを有効活用している
素晴らしい例です。

このラブホテルの経営者は
需要の移り変わりに敏感なようですね。

けれど…
不動産会社は…はたしてこの先も
このままなのでしょうか。

もし,
この記事を読んで,
「確かに…じゃあ,その路線で
売り出してみようかな」
なんて言う人がいたら嬉しいですね。

自分でやりたいとは思えないので。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

 

 

 

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