なぜ浦安ネズミの国にカップルで行くと別れると言われるのか

なぜ浦安ネズミの国にカップルで行くと別れると言われるのか

なぜ浦安ネズミの国にカップルで行くと別れると言われるのか
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

例えば,
海外産の食品を
国内産として販売したら,
「産地偽装」
となるわけです。

 

偽装の問題点は,
国内産ということに関して
一定の信用やブランド,知名度や
イメージがあり…
それを利用して販売しているのに,
実際には違うから…
騙して売っているようなものですね。

 

 

そう考えると…

 

某テーマパークは,
千葉県浦安市にあるのに
「東京」
と冠するのは
東京という知名度やブランドを
不当に利用して集客に影響を及ぼしている
悪質な欺罔行為ではないでしょうか。

 

…ということで,
私はその欺罔行為の片棒をかつぎたくないので
浦安ネズミの国と表記します。

 

 

…という
たわごとはさておき。

 

では,
その浦安ネズミの国に
カップル…恋人同士で行くと
「別れる」
なんて都市伝説があるのですが。

 

これはなぜなのでしょうか。

 

 

結論としては
「そういうカップルだから」
といったら…身もふたもないですが。

 

 

ある商品が,
商品コンセプトに失敗して
市場から撤退する羽目になった例と
あわせて紹介します。

 

 

最後までお付き合いください。

 

 

空腹は最高のスパイス?

 

 

先日,ドラッグストアに
買い物に行ったときのことです。

 

たまたま,
片隅に見切り品の安売り販売コーナーが
目に入りました。

 

なんとなく
見てみると…カップ麺が。

 

商品入れ替えで,
今後は店内で販売しないとかで
安売りしていました。

 

とあるラーメン店主が
製作を監修したのでしょう。

 

パッケージにはその店主の写真も写っており,
力の入れ具合が,伝わってきます。

 

でも…
棚の入れ替えで次回から仕入れしない
つまり…売れなかったわけですね。

 

 

なんとなく1つ購入。
家で,やかんを火にかけながら
パッケージを開封。

 

 

蓋をあけてみて…
「あ…」
これは…売れないだろうな。
と納得しました。

 

 

なぜか。

 

カップ麺の蓋を開けると,
そこには4つの小さな袋が。

 

 

それを見て…
なんかいろいろと
気力が失せたからです。

 

こだわりのカップ麺なのは
わかりますが。

 

 

その4つをチェックして
「先入れ」
つまり…お湯をを注ぐ前に入れる具材やスープと,

「後入れ」
つまり…食べる直前に入れる具材やスープがあり…
4つをそれぞれ選別して
いれなければならない。

 

率直に言って,面倒です。

 

 

別に,
たった4つのものを選別して入れるだけ
と言えばそれまでですが。

「それすら面倒だから
カップ麺なんじゃないか」

ということですね。

 

 

カップ麺の製作工程で
袋4つは,やりすぎです。

 

 

売れなかったのも納得ですね。
リピートが発生しないでしょう。

 

 

手軽にすぐ食べられるのが
カップ麺の強みです。

 

 

そこに…プラスアルファで
味だったりバリエーションが
加わるのはいいにしても…
カップ麺の本分は…手軽に食べられることです。

 

 

本当に,店の味そのものを
売りたいのであれば,カップ麺ではなく
生麺タイプで売り出すべきでしょう。

 

 

では,
カップ麺の本分が
手軽にすぐ食べられる…
ならば…実際にすぐに食べられる方が
いいのでしょうか。

 

 

カップ麺の発祥は,
日清のカップヌードル。

 

 

蓋を開けたら…小さな袋が…
なんてものはひとつもなく,
文字通りお湯を注ぐだけ。
あとは3分待てば食べられます。

 

 

すぐに手軽に食べられるので
いいですよね…

 

と言いたいところですが。

 

この
「すぐ」
に挑戦して敗れた会社があります。

 

 

明星食品の
「クイック1」
というカップ麺ですね。

 

クイック1…
つまり,お湯を入れて1分で
食べられるというコンセプトで商品を販売。
…して数ヶ月で販売中止。

 

1分で食べられる…
つまり…その分,麺が伸びるのも早い,
ということですね。

 

他にも問題があったようで,
早々に販売停止。

 

…してから,数年後。
それらの問題をクリアして,
バージョンアップした商品が
販売されましたが。

 

 

2年ほどで市場から消えていきました。

 

 

お湯を入れて1分で食べられる。
「すぐ」
という点では,
日清のカップヌードルの3分に対して
優位性があります。

 

 

今も昔も,
カップ麺のお湯を入れてからの
3分間の長さは
様々なたとえでも使われるくらいに
有名ですから。

 

 

その3分を1分にカットしたのに,
それでも売れなかった。

 

 

なぜか。

 

 

3分待って…
やっと食べられる!
…と思いながら食べるからおいしい。

 

という感情的な側面があるからです。
だから,日清は…
きっと本当は1分でも製造できるであろう
カップヌードルを3分に設定した…と
言われているようですね。

 

 

 

すぐに手軽に食べられる
カップ麺…なのに,
待つことが大事…
というこの逆説の考え。
閃いた開発者は素晴らしいですね。

 

 

…なお,冒頭の袋4つは
それとはまた別です。

 

選択して判断…という作業は
「意志の力」
を消費するので,カップ麺には
ふさわしくないでしょう。

 

もっとも,
4つ全部,お湯を注ぐまえ,
あるいは後でいい…というならば
別の可能性もあったかもしれませんが。

 

 

 

待つことを楽しめるかどうか

 

 

 

さて,
浦安ネズミの国に,
カップルで行くと別れる…
という俗説…都市伝説がありますが。

 

 

まあ,
100%別れる…となったら,
ある意味,別の用途として
活用できそうですね。

 

「私達,別れましょう」

 

の代わりに…

 

「浦安ネズミの国に行こうか」

なんて慣用表現ができるかもしれません。

 

でもそうはならないわけです。
別れないカップルもいる。

 

それはなぜか。

 

 

浦安ネズミの国は…
人混みで…とにかく待ち時間が多い。

 

つまり,
その待ち時間をじっと待ちながら
二人で過ごすことになります。

 

それこそ,1時間待って…アトラクションに5分…
だとしたら12倍差です。

 

つまり,
アトラクションに乗っている時間よりも,
二人で待っている時間が
圧倒的に長いのですから…

 

その二人で待つ時間を
楽しめるかどうか。

 

会話して盛り上がっていて…
あっという間に順番が回ってくる
カップルもいれば…

 

ただ,じっと待っているだけ。
会話もまばら…
でも…二人のその距離感,空気感が
心地よく,苦にならない。

 

なんてカップルは,問題ないのでしょう。

 

 

でも,
待ち時間を「待ち時間」「ロスタイム」
みたいな扱いで,イライラ,カリカリ
してしまい…
そんな恋人を見て醒めていく…
なんてカップルは別れるのでしょうね。

 

 

合理性,
最適化,
時短,効果効率…

 

…だけでは測れない,
人間の「感情」の部分を無視してしまうと,
いろんな弊害が起こる。

 

商品開発では…
それが原因で撤退していてしまうことも
あるでしょう。

 

3分の「チャージ時間」がなければ,
カップ麺の「味」だけで
勝負せざるを得ず…

 

でも1分で食べられるような…
手軽な素材と商品コンセプトでは,
そこまで手数をかけた商品にはできず…

 

「たいしてうまくもない」

 

なんてことになりかねませんね。

 

 

最後に。
話のオチとしては…

 

 

浦安ネズミの国に行って別れるカップルは
行かなくても遠くない未来に
別れることになっていたでしょう。

 

そして…
浦安ネズミの国に行かなくても
別れるカップルはいくらでもあるし…

 

浦安ネズミの国にいっても
仲良くしているカップルもいる。

 

まあ,単なる迷信であり…
…恋人のいないひとりものが,

 

「今度,浦安ネズミの国に行くんだ!」

 

とのろけるカップルに,
やっかみと呪い半分で言い出したことが
迷信化しただけかもしれません。

 

あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

 

 

 

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