こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日は,集客,売上アップにおいて
マーケティングを展開していく中で
避けて通れない,
「飽きる」
問題について考えていきます。
飽きられないための工夫は必要ですが,
それ以外にもできることはあるのです。
以下,最後までお付き合いください。
懐かしのあの番組
先日,引っ越し業者が見積もりに
来た際のことです。
NHKの受信料支払い関係について
引越しに伴う移転手続きを
代行してくれる…
という案内を受けました。
思わず,
「…は?」
…と言ってしまいました。
引っ越しで
移転する荷物を一通り
見てもらった後の話です。
私
「うち,テレビないですが?」引越し業者
「そういえばそうでしたね」
昔は,
笑点とか好きで
たまに見てましたが。
桂歌丸師匠も逝去してしまい…
そもそもが,テレビ自体も,
面白いコンテンツが
そう多いわけではありません。
基本的に,
毎週同じ時間に
テレビの前にいる…
ということができない私は
続き物を見ることもできません。
…ということで,
以前に引っ越しする時に
テレビを処分してしまいました。
本当に,
テレビのコンテンツそのものが
劣化して…どうしようもないし,
捨てた事自体は
思うこともないですが。
最近,
SNSでニュースを見て…
このテレビ番組,
見たいなぁ…と思う物がありました。
なんと…
あの伝説の
視聴者参加型アトラクションバラエティ番組
「風雲!たけし城」
が…34年の時を超えて,復活する…らしいのです。
1986年から1989年まで
約3年ほど続いたこの番組。
幼少の頃,
楽しくてテレビにかじりついて
見ていた記憶が。
特に,
昔は親からテレビを見る時間は
厳しく制限されていましたから…
リビングのテレビではなく,
親の寝室のテレビをこっそり見ていたのを
思い出します。
内容は…
アトラクション番組で,
視聴者が様々なアトラクションを
乗り越えて,
最終戦まで進んでいくのですが。
手に汗握る展開に,
毎回楽しみにしていた記憶があります。
…が。
だんだんマンネリとしてきた感もあり,
実際に3年で終わってしまいましたが。
今回,
34年ぶりに復活するということで,
是非見てみたいものです。
…よく調べてみたら,
PrimeVideoでの放映らしいので,
テレビはいらないですね。
同じように,
昔は好きで見ていて,
またぜひ復刻したら見てみたい。
…すぐに思い浮かぶものは
ひとつあります。
アメリカ横断ウルトラクイズです。
私の生まれる前からやっていたようで…
当時は,海外旅行など
そうそう行けなかった時代。
勝ち抜いていくことで,
実際にアメリカ大陸で撮影がされるため,
海外に行くことができます。
「ニューヨークへ行きたいか!」
「罰ゲームは怖くないか!」
という掛け声。
ニューヨークの自由の女神を背景に,
最終戦の緊迫感はよく覚えています。
これも…
1992年に終わってしまいました。
1998年に1回,復刻版ということてお
単発で復活したらしいですが。
その後もさらなる展開も…
企画は合ったらしいですが。
あの忌まわしき9.11以降,
国際情勢の影響で,
実現していないようです。
まあ…
その復刻版ともなれば…5万名以上の参加でしたから…
実際にアメリカに進出できたのは
どれだけいたかはともかく。
それだけの大人数を率いて…
というのは難しいかもしれませんね。
ウルトラクイズは,
単なるクイズ番組ではなく
さまざまな演出があり…
そのひとつが,
アメリカ大陸の
旅行番組的な要素もありましたが。
時代の流れとともに,
海外旅行そのものがめずらしく
なくなっていったため,
だんだん視聴率も下がって,
終了となりました。
…が。
またやるなら
是非見てみたいものですね。
飽きられたその先
とはいえ…
好んで楽しんでいたものが
飽きて興味がなくなった後は
どうなるのでしょうか。
ここでは,
テレビ番組というコンテンツであり,
莫大な費用を含め,
様々な手配の問題も絡んでいますので,
終了になったらそれまでですが,
でも…
飽きても…
しばらくすればまた興味が戻ってくる
ということもあるのではないでしょうか。
もっと即物的なもので言えば…
そうめんを毎日食べていれば
飽きます。
まあ,当たり前ですね。
私も,ここ2週間ほど
毎日食べていますが。
1日1回なのでまだマシですが。
最近は1日2食なので,
その2食いずれもそうめんのみ…
というのが2週間だったら
さすがにつらいですね。
でも…
来年の夏になったら,
また食べるでしょう。
そして…
昨年も,
一昨年も,
夏には素麺を食べました。
飽きても…また時が経てば
飽きが緩和されるものなのです。
人間の脳は,
「飽きる」
ということは大事な機能として
加えられています。
が。
飽きても…それは一時的なもの。
…でないと,
特定の食べ物に飽きてしまって
二度と食べたくない,となったら,
生存に直結する問題になりますからね。
今でこそ
飽食の時代ですが。
昔は食事にバリエーションが多くなかったですから。
飽きても,
興味関心が戻ってくる,
ということは…何を意味するのか。
マーケティングにおける対策
マーケティングにおいては,
「飽きられる」
というのは論外です。
かの偉大なマーケッター,
ダン・ケネディも,
「マーケティングの大罪」
の一つに,
「つまらないこと」
を挙げています。
飽きられるのも
つまらない一つと言えます。
…が。
本当につまらないことと,
飽きられることは
必ずしもイコールとは言えません。
飽きられる…ということは,
はじめは反応が取れたのです。
でも,
飽きられたから,反応が取れなくなったのです。
これは何を意味するのか。
今日のポイントはまさにこの点。
飽きられても,
時間が経てば,反応は回復しうる,
ということです。
もちろん,
時代背景を含め,
さまざまな要因があるので,
「回復しうる」
としか言えませんが。
例えば,
かつて,一世を風靡した,
「たまごっち」
即刻,飽きられましたが…
あれが今の時代に売れるとは思えませんね。
でも,
別の場合は,
飽きられても,また反応が回復することは
あるのです。
ここでは2つ
紹介します。
ひとつは,
商品やサービスそのもの。
飽きられて売れなくなっても,
また時間が経てば,
売れるかもしれません。
もうひとつは,
コンセプト。
特に,広告などですね。
同じ広告を出していたら,
飽きられて反応が下がります。
大抵の場合,
経営者が飽きてしまう方が先ですが,
反応が下がってきたら,
飽きられたということです。
その時にはテコ入れが必要ですが。
その飽きられたコンセプトも,
また時間が経てば,再利用できうこともあるのです。
飽きられて,
反応が下がっても,
また再利用の余地はある。
これを知っておくと…
商品販売戦略やコンセプトを練る歳,
再利用できるものを再利用することで,
手間や労力を軽減することができるのです。
飽きられない工夫も大事ですが。
飽きられた後,時間を置いて再利用。
これも打ち手の一つとして
覚えておきたいですね。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平
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