こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
町内会の役員の一人…
ある老人が，
誰かと話す時に，
その目の前の人の
顔に人差し指を突きつけて
「あんたは…」
という話し方，
振る舞いをします。
まあ…
とにかく感じが悪い人という
評判のようです。
ただのクセなのでしょうけど，
そんな…人にひたすら感じ悪い
印象しか与えないクセを持ったまま…
「老年」
に達した…
つまり，
誰も，そのくせについて
言及しなかったということであり，
あまりにも感じ悪くて，
相手にする人がいなかったんだな…
と推測されます。
実際のところ，
本当に感じが悪い人って，
誰からもコミュニケーションを
避けられる傾向にあるので，
そういった
「感じ悪く思わせる原因」
を矯正する機会が訪れないのです。
…ということで，
今日は，
この老人のようにならないために。
さすがに
このブログをご覧の方で，
人の顔に指を向けて
「あんたはさー」
みたいな人はいないと思いますが。
そこまではないにしても，
本来，与えたい印象とは
ズレてしまったり…
逆の印象を与えてしまう，
ということは起こりうるわけです。
という話を，
お伝えします。
最後までご覧いただいて
「自分は大丈夫だったな…」
…とご確認ください。
コミュニケーションを遠ざける技
世の中には…
不思議なことですが。
感じが良くて，
気さくで朗らかで…
丁寧に対応してくれくれて，
話をしっかり聞こうとしてくれて
いるのだろうと思われる…
仕事ができていて，
よく気が利いて…
頼りになる…
そして話かけるのが
億劫な気分にさせる人がいます。
二人ほど，たとえ話で
紹介します。
一人は，
その会社のサービス担当兼，
セールスもする方。
もうひとりは，
相談に乗る立場の専門職です。
この話の流れなら，
信頼できるし，
気さくで朗らかなら…
「安心していろいろと
相談に乗ってもらえる」
「いろいろと質問できる…」
という流れになるのですが。
その人に話しかけるのが
躊躇されるのです。
私ははじめ…
違和感を抱くだけでした。
違和感から…
だんだん，
「息苦しさ」
を抱くようになり…
特に，一人目の方は
若い女性で…
しかも，非常に容姿端麗。
あまりの綺麗さに近寄りがたく，
自分のようなおっさんが
話しかけることそのものが
「罪深い行為」
ではないか。
…くらいに思っていたのですが。
まあ，その要素も
多分にありましたが。
どうやら，
所要な原因は別にありました。
その方が，
私の前で，
別の方と話をしている時に，
「あ…」
と気づいたのです。
その方のあるクセが…
その人に対して話しかけるのを
躊躇…遠慮させるのです。
さて。
この方が
無意識に行っているクセ。
何だと思うでしょうか。
考えて見てください。
多くの人が言われたであろう小言
こんな小言…
説教あるいは
「注意」
を受けたこと，
きっとあるのではないでしょうか。
私もよく言われました。
親や教師などから，
何らかの事由で説教され…
それについて，
「はい，はい…」
と返事しようものなら，
「『はい』は１回！」
ときつく怒られたものです。
よく怒られました。
…あなたも，
言われたことがあるかも知れませんね。
さて。
話を戻します。
上述の女性について。
きれいな女性なので，
話しかけづらく…
話しかけると，
だんだん息苦しいから…
あまりにも綺麗で，
思わず緊張して
呼吸が浅くなる…
わけではありません。
その人に話しかけると，
間髪入れずに，
「はいはいはいはい」
と…
すごい早口で４回
「はい」を言うのです。
しかも…
会話の中で相槌をうつ場面が
あるのですが…
私が話していて，
その方が相槌をうつ…
その都度，
「はいはいはいはい」
なのです。
これがすごい早口なので，
聞いていて，
息苦しくなってきます。
…そう，
女性だから，緊張して…
ではなく，
この間髪入れずに
「はいはいはいはい」
の乱れ打ちが，
息苦しくさせるのです。
逆効果になる理由
少し，
ネタっぽい話をします。
ある男性が，
交際している女性とのやり取りで，
「浮気なんかしていないよ」
と言う場面があったとします。
軽口で
気さくに話していた場面であり，
女性側も，軽く，
「まあ，浮気なんかしていないだろうし…ははは」
みたいな感じで
問いかけて…
「浮気なんかしてないよ」
というシーン。
別に，「だから何だ…」
という，何の変哲もない場面ですが。
もし，
ここで男性が，
「浮気なんかしてないよ
浮気なんかしてないよ
浮気なんかしてないよ
浮気なんかしてないよ」
…と返したら
どうなるでしょうか。
これ，完全に逆効果ですよね。
建設会社が，
施工する際に，
「ウチは安全です」
なんて言うのは
割とよくありがちですが。
ここで
「ウチは安全です
ウチは安全です
ウチは安全です
ウチは安全です」
なんて言ったら…
かえって不安になりますよね。
このように，
本来伝えたいことも，
伝え方次第では
「逆」
に伝わってしまうのです。
ですので…
その方…女性は，
「私はしっかりとあなたの話を
聞いています」
ということを意識しすぎるあまりに
「はいはいはいはい」
が…くせになってしまったのかも
しれませんね。
実際のところは知るよしもないですが。
そして…
「はいはいはいはい」
を繰り返されると，
無意識下に，
話しかけさせるのを
防ぐ働きでも
もたらされるのでしょう。
これも強烈なクセ
もうひとりは…
専門知識があり，
アドバイスをする職業の方です。
その方は
たったの２回しか
「はい」
を言いません…
「はいはい」
です。
けれど…
ある意味，上述の女性よりも，
強烈なクセがあります。
相手の言葉の最後に，
少し食い気味で
返すのです。
例えば，
「先日の書類の件『はいはい』…」
という感じでしょうか。
機先を制する感じで
「はいはい」
を繰り出してくるので，
なかなかに話がしづらい。
これも，
意図してではなく，
やってしまっていて，
「相手から気さくに話しかけるのを防ぐ」
結果になってしまっています。
人から相談を受ける立場にある
専門職としては…
少々，微妙な感じですね。
矯正されない理由
冒頭で紹介した，
傍若無人な老人は，
誰もが相手をするのが嫌だから
何も言わなかったのでしょうけど。
例えば，上述女性は，
明るく気さくな様子。
…でも，誰もこのことを
指摘しないわけですね。
まあ，
その
「はいはいはいはい」
がなぜ逆効果なのかを
しっかりと言語化して
相手に伝えるというのは
なかなかに骨が折れます。
だから，
周りの親しい人も
何も言わないのでしょう。
私は…
もちろん，言いません。
「はいはいはいはい」
の問題とは別に，
やはり，若くてきれいな女性で，
気後れしてしまって，
話しかけること自体が
後ろめたさを感じますからね…
なにせ，コミュ障ですから。
話のオチはこれくらいにして。
まとめると，
相手の無意識下に影響する
悪癖を，
その弊害を…
今日のこの記事みたいに
しっかりと言語化して
伝えてくれる人は
めったにいないということです。
ですので…
今日，この記事をご覧になったあなたは，
「自分は大丈夫」
だと言うことを確かめていただければ
十分です。
読みながら，
特定の人物が脳裏をよぎるなら…
伝えるかどうかはおまかせします。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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