コンテンツが大量生産・大量消費されることの問題点

コンテンツが大量生産・大量消費されることの問題点

コンテンツが大量生産・大量消費されることの問題点
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こんにちは。
アップスタッツの飯山です。

 

今日は,コンテンツの消費,
ということについて
考えていきます。

 

何が問題で,
どう捉えたらいいのでしょうか。

 

 

模範解答,
というほどのことではないですが,
ひとつの考えとして
お伝えしていきます。

 

まさに,
「消費してもらう」
程度の感覚で,
サラッと最後まで
お付き合いください。

 

 

漫画より小説だった理由

 

 

 

私が大学生の時の話です。

 

 

大学1年~2年と,
3年~4年とでは,
大学のキャンパスが違っていました。

 

 

大学1~2年のときは…
電車とバスで,片道2時間半ほど。
もっとも,学生はお金がないので,
親からバス代をもらって,
バスに乗らずに歩いてましたので…
片道2時間45分。

 

 

通勤に,片道2時間電車に乗っていると,
年に2ヶ月間は電車の中にいる,
なんて計算になるらしいですね。

 

ただ…
実際には大学生は休みが多く,
通勤するほどの日数はないこと。
そして…1~2年の間だけですので,
下宿させてもらうことはなく,
必死で実家から通いました。

 

とはいえ…
大学まで毎回,
電車に往復で4時間半ほど
乗っている計算になります。

 

暇ですので…
本屋に行って,
小説を数冊買い…
1~2日で読んでしまうので,
また買いに行き…

 

書店の人からは,
「読むの早いですね」
と言われたことがあります。

 

 

ちなみに,
漫画も好きな方でしたが,
基本的に漫画を買うことはなく。
小説ばかりでした。

 

なぜなのでしょうか。

 

コスパが悪いからです。

 

漫画…いわゆる単行本だと,
1冊15分くらいで
読んでしまいます。

 

ゆっくり読んでも…
1冊30分。

 

 

つまり,
通学中の暇つぶしに読むとなると…
単行本9冊,消費してしまいます。

 

 

重い上に,
コスパが悪い。

 

文庫本なら,3冊で済むので
コスパ的にも重量的にも
ありがたいものです。

 

 

大量生産,大量消費のコンテンツ

 

 

昔は,
こういった本が
消費されるコンテンツの一つとして
有力でした。

 

テレビは…
家にいる間しか見られず,
映画も,映画館に見に行くか,
レンタルするしかありません。

 

今は…違います。

 

ネットフリックスなどの
サブスクリプションによって,
「見放題」
サービスが充実するように
なりました。

 

また…
Youtubeなどの
動画サイトもコンテンツが
充実していますね。

 

有償の,
マーケティングなどの
動画や音声コンテンツも
たくさんありますが…

 

最近は…
Youtubeなどを
聞き流しています。

 

 

やらなければならない
単純作業があり…
それをやっている間に,
「ながらで聞き流す」
には…

 

 

その手のマーケティング的な
コンテンツはあまり適していません。

 

 

そこで,
Youtubeなのです。

 

 

…昔は,
理科系の科目が好きで,
幼い頃は,
「天文学者になりたい」
なんて夢を抱いていたことも
ありました。

なので,
物理や天文学系の
Yotubeチャンネルを登録し,
聞きながら作業をしています。

 

 

が。

 

 

…私は聞き流していますが,
見たら見たで,
かなり映像としても
完成度が高いものが
増えてきましたね。

 

 

かなりの手間隙コストが
かかっているだろうと
思われるのですが…

 

基本的に
Yotubeは無料です。

 

無料で,
それだけ手間隙コストがかかった
コンテンツが大量に見られます。

 

大量に生産され,
大量にオンラインにアップされ…
それが大量に消費される。

 

 

それが今の時代なのです。

 

 

好奇心を満足させるには
とてもいいのですが。

 

これって
果たして問題はないのでしょうか。

 

 

コンテンツ消費の問題点

 

 

コンテンツが大量生産され
大量消費されることについて
どんな問題があるのでしょうか。

 

たとえば,
私のこのブログも,
コンテンツのひとつです。

 

 

このコンテンツは
消費されることを想定して
作成されているので
それはそれでかまわないのですが。

 

構わない…というのは,
それだけ手間暇コストを
掛けていない,
ということですね。

 

 

だいたい,
毎日,書くだけなら15分程度。

 

 

ネタを考えて,
編集してアップして
メルマガ配信まで
諸々作業をしても,1時間は
かかっていませんから。

 

 

ですが…
10分の映像…
ここではあえて,動画とは言わずに
「映像」と表現します。

 

 

10分の映像を作るのに,
どれだけの手間暇コストが
かかるのでしょうか。

 

 

この点がひとつ。

 

次に,コンテンツが
大量生産され,
大量消費されることで,
コンテンツがコモディティ化…

 

っていうと,分かりづらいですね。

 

ティッシュペーパーや
トイレットペーパーみたいに,
大量生産され大量消費される,
個性も価値もないものに
成り下がってしまいかねない,
ということです。

 

 

他にもありますが,
ここまでが
コンテンツ提供者側だとしたら…
コンテンツ消費側としては
どんな問題があるのでしょうか。

 

 

たとえば,
上述の通り,
私は天文学系の話が好きで,
その手の動画を流し見したり
聞き流したりしていますが。

 

 

では,
これで知識って
身につくのでしょうか。

 

その場の好奇心を満たして
満足して終わるだけ。

 

テレビドラマみたいに,
「娯楽」
として割り切って見るなら
それはそれでかまわないですが。

 

ただ,
情報系コンテンツを
どれだけ蓄積しても,
大して知識は身につきません。

 

 

ここで一つ,
私からあなたに質問です。

 

「知識」とは何のために
身につけるものでしょうか。

 

 

考えたこと,
あるでしょうか。

 

基本的に,
知識とは活用するために
身につけるものです。

 

 

もちろん,
マーケッターの仕事をしている私が
天文学の知識を身に着けて
活用できるかどうかはまた別の話ですが。

 

 

ただ,
知識は,活用するために
身につけるものです。

 

そして…
活用する…というのは,
身につけた知識をそのまま使う,
という他に…

 

身につけた知識を
「前提」に,
思考力を深めて,
考察していくために
使うこともあります。

 

考察したり,
何か仮説を立てるにしても,
全く知識がなければ
やりようがないですからね。

 

 

たとえば,
チラシで売上アップを
することはできるかどうか,
見込みはどの程度のものなのか。
自社にとってチラシは効果的なのか。

 

…といったことを
検討するにあたって
「チラシ」
というものを何もしならなければ
仮説を立てようがありません。

 

 

仮説をたてるためには
知識が必要であり…

 

その手の知識というものは,
大量生産され,
大量消費されるコンテンツでは
身につかないものなのです。

 

 

たとえば,
セミナーや勉強会のように,
しっかりとノートとペンを用意して,
スマホの電源を切って,
集中してメモを取りながら
話を聞いて考えていく,
というものとは全く別次元なのです。

 

 

この点がわかっていないと,
いろいろな問題が発生するでしょう。

 

 

ものすごく身もふたもないことを
行ってしまいます。

 

私はマーケッターです。
マーケッターとして
毎日ブログを書いています。

 

様々な集客や売上アップの
方法論や考え方を
お伝えしています。

 

では,
このブログを読んで,
集客がうまくいくようになったり
上達することはあるのでしょうか。

 

現実には,
ほぼ,ありません。

 

なぜなら,
上述の通り
「消費されることを想定」
したコンテンツです。

 

そして…
読者の方も
消費して終わることを
想定して読んでいるのでは
ないでしょうか。

 

 

実際に,
紙とペンを用意して,
いろいろとメモを取りながら,
この記事をどう自社のビジネスに
活かすのか…

 

なんて考えながら
読む人は,まずいないでしょう。

 

想定されていないから,
コンテンツ提供側も,
そういった事態を想定して,
コンテンツを提供することになります。

 

そもそも,
そこまで硬派なコンテンツは,
歓迎されないでしょう。

 

 

Youtubeで手軽に見られる動画と…
N○Kの,教育チャンネルでみられる
「放送大学」
の講義とでは,
どちらが身につくでしょうか。

 

そして…どちらがより多く
見られるでしょうか。

 

これが答えですね。

 

 

話を戻します。

 

つまり,
コンテンツを消費しながら
「何かを学ぶ」
という意識を持ってしまうとしたら
そこに問題があります。

 

現実には大して学びにはなりません。

 

何よりも…
そういった「姿勢」でコンテンツを
消費してしまうことに慣れてしまうと,
本当に学ぶ内容のコンテンツを見る時に,
流し見してしまったり,
「消費」
するだけで,身につかない
なんてことが起こってしまいます。

 

 

だから,
私は作業しながらの
「ながら聞き」に,
マーケティング関連のコンテンツは
避けるようにしているのです。

 

 

これが,コンテンツ消費側の問題でした。

 

本当にしっかり学んで身につけてもらいたい
コンテンツを提供する場合…
ブログやYoutubeなどで,
無料で提供する…というやり方は
ふわさしくないのでしょうね。

 

 

なたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平

 

 

 

 

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