こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
先日,
あるクライアントの
経営理念の言語化について
サポートしました。
いろいろと思うことが会ったので,
今日は経営理念の話をすることにします。
セミナーなどに参加する時に
経営理念の話が出て…
セミナー参加者のである,ある会社の社員さんが
自社の経営理念について
尋ねられて答えられていませんでした。
結局経営理念なんて
社長自身にすら腑に落ちてないことが多いもの。
社員が答えられない…
そんな状況が決して珍しくない。
そんな経営理念にどんな意味があるのでしょうか。
所詮は経営理念だなんて
お題目だけであって
役に立たない
絵に描いた餅ではないか。
…と思う方もいらっしゃるかもしれません。
本当のところはどうなのでしょうか。
今日お伝えすることは
経営理念が必要な人と必要でない人。
必要な人はなぜ必要なのか。
そういったことについて
お伝えしていきます。
最後までお付き合いください。
経営理念が必要でない人
端的に言ってしまうと経営理念は必要です
必要でない人は滅多にいないでしょう。
あえて言うならば
必要でない人は私です。
具体的に言うと
経営理念に基づいて行動すべき内容を
共有する相手がいない人。
すなわち一人で社長をやっている人です。
だったら一人の社長は誰も必要ではないのか
ということではなく
自分の考えをある程度言語化できる
ことが必要になります。
私は毎日…
今あなたがご覧になっているように
自分の考えを言語化することを日々行なっています。
ですので
自分が何か迷った時
判断に苦しんだり価値基準が見にくくなった時などに
それでも自分の考えを
ある程度言語化できるのです。
明確に経営理念というものが
なかったとしても
既にある程度仕上がってるとも言えます。
特に私の場合このように
毎回文字にして
自分の考えを日々伝えてますから
自分の考えが知りたかったら
自分の記事を読めばいいのです。
顧客も…
基本的に,私の記事を読んだことな無い人が
顧客になることは想定していません。
ですので,経営理念を顧客に周知する,
という場面もブログで行ってしまっているのです。
なので
あえて言えば
私は必要ないと言えば必要ないのですが。
既にあるといえばあるとも言えます。
ただ
もし私がこれから人を雇う事が
あったならば
自社の経営理念として
明確に言語化しなければならないでしょう。
経営理念の役割
経営理念についてはいろんな経営者が
いろんな考え方を
いろんな立場に基づいて
話しています。
ですので人それぞれの考え方があります。
今日は私の考えをあなたにお伝えしますが
あなたがこの考えを
受け入れるかどうか自由でです。
私の話以上に納得できる考え方があるのであれば
ぜひそれに基づいて
経営理念の言語化に力を入れてみてください。
では,そもそも経営理念の
役割とは何なのでしょうか。
ちょっとした
例え話をします。
リラクゼーションマッサージサロンを
経営してる人がいたとします。
ターゲットは主に女性です
女性が日頃から社会の中で
いろいろ苦労したり
頑張ったり
仕事をしたり
人々との間に入って軋轢に苦しんだり…
そんな人がその
リラクゼーションマッサージを
受けることで心身ともにリラックスして
明日への活力とする。
そんな場としてのサロンです。
そのサロンには施術者が3人いて
それぞれの施術者に
予約が入って…
断続的に顧客が2~3人程度,出入りしている。
そんなサロンをイメージしてみてください。
その上であなたにぜひ
考えていただきたいことがあります。
ちょっとした考え方の訓練です。
このサロンに子連れで来訪することは
「あり」でしょうか。
それとも「なし」でしょうか。
例えば
子育てをしてる女性が
誰も子供を預かってくれる人がいない。
だからと言って一人で子育てをしていて
疲れ切っていて
休む間もない時に
子連れでサロンに来て…
子供がサロンの中を走り回って
本人は施術を受ける。
これが許容されるならばその母親は
とてもリラックスして元気になれることでしょう。
一方,
その同じサロン内において
リラックスしようとしてお金を払って来ている
他の顧客はどう思うでしょうか。
リラックスしようと思ってきてるのに,
サロンの中を子供が走り回り大きな声で
騒ぎ立てている。
その状況下でリラックスできるでしょうか。
さてこの状況において子連れを
禁止すべきか。
それとも子連れを許容するか。
それはどのように考えたらいいのでしょうか。
これが経営理念の役割です
経営理念の役割の一つ。
行動指針を決めるための具体的な基準です。
経営理念において
どんな人に
どんな価値を提供するのか。
そこをしっかりと明確にしてあれば
子連れが許容されるべきか
それともしないかそれは
おのずからと答えが出てくるはずです。
単純にその空間において
リラクゼーションを提供するということに
軸足を置いているのであれば
子供連れは許容されるべきではないでしょう。
なぜなら実際にそこに来て
リラックスする人の妨げになるからです。
ただ,
顧客対象を
日頃から育児に頑張ってる母親の女性を応援する。
そんなコンセプトで作られているサロンならば
当然子連れで来て OK でしょう。
もしかしたらスタッフの中には
保育士の免許を持っていて
実際に子供をその施術中は世話をしてあげる
そんなサロンになるかもしれませんね。
実際…サロンではないですが,
治療院において,院長の奥様が
保育士だから,
子連れOKを掲げている…という例を
何件か見たことがあります。
話を戻します。
どちらを選ぶかどうかは
経営理念に依って立つことになります。
ですがもしここで
経営理念が言語化されていなかったとしたら
どうなるでしょうか。
予約が入ったとします。
その時に予約者からこんな質問を受けました。
預けるところがないので
2歳の子供を連れて行っていいですか?
…と聞かれた時になんて答えたらいいのでしょうか
人によって答えが違ったらまずいのです。
例えばある時に
「子連れでも大丈夫ですよ」
と言って予約を受付け…
実際に店に行ってみたら
電話を受け付けた人が
その日たまたま休みで…現場にいる他の人が
「子供連れはダメです」
と言ったら
そのお客さんはどうなるでしょうか。
…というトラブルになりかねないのです。
だからこそ
考え方は周知徹底されて
統一されてなければいけません。
その基準となるのが経営理念なのです。
もちろん
経営理念というのは
社長が自分の会社どうしていきたいかという
思いを言語化したものです。
社長本人がどう思うかっていうのが
一番大事とあるのですが
実際にその会社の中で一緒に働くスタッフだったり
あるいはそこの会社と付き合いをする
顧客の立場から見ても
わかりやすいものでなければならないでしょう。
だからこそ言語化された
経営理念が必要だという話でした。
私のような本当にごくまれの例外を除いて…
もちろん,私も本来は作ったほうが良いに決まっていますが…
経営理念は作っておいた方がいいでしょう。
健闘を祈ります。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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