こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は，一貫性と，進化成長について
ざっくばらんに考えていきます。
というのも…
人は進化成長します。
価値観も，変わっていきます。
…ということは，
今までやってこなかったビジネスが
適していると思えるようになることもあれば，
その反対もあり得るのです。
この点について，
しっかり考えているという機会，
あまり多くないのが現実です。
世間では連休ですので…
もしあなたも，
時間が取れるようでしたら
考えてみる機会として
最後までお付き合いください。
自分の言葉にまったく縛られない人の話
あれはいつだったか…
15年くらい前でしょうか。
当時は，自己啓発セミナーに
どっぷり使っており，
アシスタントみたいなことを
やっていたこともありました。
そこで，
ある受講生と出会ったわけです。
と言っても，
大した話ではありません。
言うことが二転三転して
まったく信用できない人
という印象でしょうか。
自己啓発ですから，
相手の成長のために，
「何を目指して努力するのか」
を本人が決めて，
自分でがんばるわけです。
アシスタントは，
そのサポートをするわけですが。
その人については，
やると決めたことを
何一つやらずに，
「やる」内容が…
一週間で二転三転しても
おかしくない状態でした。
多くの人は，
自分の言った言葉に
責任が伴い…
だからこそ，
自分の言葉に反する行動を取る人には
眉をひそめる対象となります。
その人物に関しては，
自分言葉に
「まったくもって縛られない」
人でした。
だからこそ，
ある意味…
のびのびとしており…
そして誰からも信用されず…
勤める度に
１週間も経たずに
解雇され続ける，
そんな人でした。
ここまで来ると，
ある種の畏敬の念すらいだきます。
果たして彼は
今どこで何をしていることやら。
まあ，
「一貫性を大事にする」
価値観を持つ私にしてみたら
会って話をしたいとは
思えない人ではあります。
何が言いたいか。
要するに，
多くの人は…
今回紹介した奇人でも無い限り，
ある程度の一貫性を持っていて，
自分の言葉に縛られる傾向がある
ということです。
だからこそ，
今日お伝えしたいことが…
進化成長と，
「一貫性を破る」
ことを混同してはいけない…
ということですね。
以前，やっていたことを
やらなくなった。
あるいは，
以前やっていなかったことを
新しくはじめた。
ただそれだけのことですが。
一貫性に反する…
という勘違いをしてしまうことがあるのです。
どういうことでしょうか。
人は進化成長する
つまり，
一貫性に反するのではなく，
人は進化，成長します。
どういうことか。
昔は見向きもしなかったことを，
本人が進化成長することによって
興味関心を抱くようになった。
あるいは，
本人が進化成長することによって，
今までやっていたものが
合わなくなってしまうことも
あるわけです。
わかり易い例が…
私が以前，
国家資格で仕事をしていたのを
やめたことですね。
やめた理由はいろいろあり，
それを説明するのは面倒なので，
対外的には
「飽きた」
なんて言っていますが。
<参照>
その国家資格を統括する
「団体」があり…
その団体の会長が
平然と反社会的な発言をし，
違法行為を強要し，
特定の政治思想を押し付けてくる人でした。
今までは，
「ま，いっか」
で気にしなくてもよかったのかも
しれませんでしたが。
様々な書籍を読み，
セミナーを受け，
いろんな修練を積み…
その過程で，
上述のような考え方，
やり方…
なによりも，その団体に
属している自分が
おぞましくなってきた。
だから，やめた，
これが一つの例ですね。
先月だったか…
20年以上会っていない身内から，
国家資格の仕事をやめたことで
猛烈に罵倒されましたけどね。
すごいですね。
頼まれてもいないのに，
「人の生き方」
に平然と口を出して否定する。
その在り方は，
どれだけ成長しても，
真似できそうにありません。
それはさておき。
これが一つの例。
気づかなかったことが気づくようになる
そして…
最近，
少し考えることがあります。
今まで
弊社のターゲットとして
想定していなかった層を
顧客に迎えることについてです。
具体的には，
これまでは起業して
2年以上経っている経営者を
主要なメインターゲットとしていました。
理由としては，
起業して間もない経営者は
集客の大切さを実感していないからです。
たとえば，
良い商品・品質教徒…
…良い商品であれば，勝手に売れる
と思い込む疾患を患っていることが多い。
集客できない時に，
さらに品質，腕を上げようとするわけです。
その
「考え方」
の矯正はどうしたらいいのか。
一番簡単なのは…
「世間の荒波による躾」
ですね。
2年やって…
2年持てば…大体，集客の大切さを
身 に し み て
実感できるようになっているはずです。
実感出来ていない人は…
2年持たずに廃業していることでしょう。
そして…
世間の荒波によるしつけが
一番手っ取り早く…
それを，
コンサルタントとして
アドバイスして，意識に変革をもたらすのは
ものすごく大変です。
だからこそ，
起業して2年以上の経営者が
メインターゲットでした。
そのメインターゲットに対して，
これまで高額セミナーウィ受けまくってきて
身につけた高度なマーケティング戦略戦術を
指南して，ガンガン売上を上げてもらう。
…というのが，
私の思い描いていた
理想でした。
ですが，
理想は理想，
現実は現実。
実際，
そんな高度なマーケティング戦略を
必要とする経営者は
多くはないのです。
基本的な
マーケティング戦略を
徹底して定着させる。
その戦略に基づいて
基本的な戦術…テクニックを実行していく。
…このほうが成果を出しやすい，
そして必要とされやすいことが
わかってきました。
そして…
それは必ずしも
起業して2年以上たった経営者に限らず…
起業間もないけれど
集客の大切さはわかっている。
ただ，どうして良いかわからない。
ネットなどの情報では
「その人にとって得意な
特定のやり方ばかりを押し付ける」
ものが多い…
…ということもわかってきました。
さて。
ここで私が
「起業して2年以上の経営者がターゲット」
という前提に経った時…
でも，
起業して間もないけれど
集客やマーケティング戦略を
定着させたい経営者は
無視すべきでしょうか。
おそらく，
以前の私なら，
そういう経営者の存在は
気づかなかったのです。
ですが…
日々のコンサルティング
そして自社のマーケティングの中で，
そういった層がいることが
わかってきました。
そして…
そういった層に対して
力になれることもわかってきました。
ですが，
「2年以上じゃない」
ことを理由にした場合…
一貫性の維持…というよりは
もはやただの固執ですね。
ですので，
今後は，
起業間もないけれど，
マーケティングをしっかりやっていきたい
会社の経営者には
力になっていきたい…と思うようになったのです。
このように，
進化成長の範囲で，
一貫性の範囲は変わってくるのです。
もしかしたら，
今はサラリーマンをやっているけど
起業をするために，
マーケティングを学びたい…
という人まで門戸を広げるかもしれませんね。
ですが…
サラリーマンとして
出世するための権謀術数を
伝える…
なんてやってしまったら
明らかに一貫性の範囲から
外れるのです。
人は，
自分の決めた決断，
言葉に縛られます。
ですが…
譲ってはいけない一貫性さえ
しっかりと維持すれば，
拡張することもあるのです。
人は進化成長しますからね。
ですので…
今までは見向きもしないし
やりたいとも思わなかったけど…
もしかしたら
今やったら良いかもしれない，
なんてビジネスアイディア，
ないでしょうか。
ぜひ，探してみてください。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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