こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表,
経営軍師の飯山です。
昨日は,思考労働をすると
眠くなるという話を書きました。
さっそく,
いただいたコメントを
ひとつ紹介します。
これはなかなか興味深いですね。
頭を使うと眠くなるのは確かで、
思考が一番エネルギーを消費するらしいですね。
では,
このエネルギー消費については
実際のところどうなのか。
今日のお題の中で
触れていきます。
さっそく。
お題としては,理論理屈よりも
大事なものは何なのか…
とでもしておきましょうか。
世の中,
理論と現実が一致しないことが
多々あります。
その原因と対処法について
お伝えしていきます。
以下,最後までお付き合いください。
受講生撃沈アイテム
復習…というほどではないですが,
昨日書いた内容の一部です。
人は,
一定の原因で
眠気を感じます。
いろいろな原因があり…
私がある方から
教えを賜ったときは…
判明しているもので最低20以上はある,
なんて話でしたが。
昨日は,
思考労働をすると眠くなる,
なんて話を書きました。
眠くなる
別の原因に,
満腹だったり
甘味を食べる,
なんてものがあります。
今日は,
この甘味の話です。
数年前,
あるセミナーに
参加したときのことです。
そのセミナーは
集中型のセミナーで…
3日間,朝から晩まで
ずっとセミナーです。
受講環境を整える一貫で,
セミナールームの外には,
コーヒーやお茶が用意してあり,
自由に飲むことができます。
同じように,
ちょっとしたお菓子もかごに入っていて,
好きなだけ食べることもできます。
セミナー運営側のスタッフも,
「頭が疲れた時に甘いものをどうぞ」
とすすめていました。
ただ…
ある時,上述の教えを賜り,
「甘いものを食べると眠くなる」
という認識だったので…
お菓子は食べず,コーヒーだけを
もらっていました。
が。
3日目の午後。
少し小腹が空いたので,
休憩時間に
クッキーをいただきました。
その後は…
眠くなって
本当に大変でした。
ああ,
教えのとおりだな…
と実感した次第です。
ですが,
セミナー会社の運営スタッフは
「頭が疲れたら,甘いものをどうぞ」
と進めているわけです。
受講生を眠気で撃沈させて,
再受講させようという魂胆…
ではさすがにないと信じたいところです。
では,
この齟齬はなぜ発生したのでしょうか。
私も専門分野ではないし,
以前に教えを賜った時から
かなり時間が経っているので,
情報は不正確です。
あくまでもたとえ話として
ご覧ください。
甘いもの…
糖類と言っても,いろいろあります。
単糖類と多糖類があり
どれを摂るとだめで,
どれを摂るといいとか…
どのような摂り方はいい,とか。
いろいろ情報があり,
かつ…その手の商品を扱う
様々な業者が…
自社の都合のいいように
情報を発信していくので,
非常に紛らわしいです。
この手の内容を
真剣に学んで活用するには,
栄養学などを学ばないといけないのかも
しれませんね。
ですから…
私はシンプルな解決策を
選びました。
「甘いものを摂ると眠くなる」
という考え方です。
だから,セミナー中には甘いものを
摂らないようにする。
昔は,
「低GI商品」
で,羊羹などを食べていましたが。
それも正しいかどうかわからないので,
最近は
「集中力回復」
などといった理由では食べていません。
いただきものの羊羹を,嗜好品として
食べることはありますが。
話を戻します。
「細かい情報があって,
いろいろ複雑だから,
ざっくりとした解決策をとる」
ここで言う,
「眠くなるので
とりあえず甘いものは食べない」
という解決策。
かなりざっくりしていますね。
実際,
甘いものには
集中力や疲労回復に
役立つものはあるかもしれません。
けれど,
とりあえず「甘いものは食べない」
という解決策です。
そして…
同じようにざっくりとした
大雑把な解決策で,
「頭が疲れたら,甘いものがいい」
という考え方で,
甘味を進めている人もいる。
その結果,眠気に屈する人も
多いようです。
私が観察してきた中では,
スターバックスなどで仕事をしている時に,
フラペチーノを飲みながら勉強道具を広げて
机に突っ伏している人がいかに多いことか。
そして…
アイスコーヒー(らしく見えるもの)を
机に置いて,しっかり勉強している人も
よく見かけました。
この観察例では,フラペチーノのような
砂糖たっぷりだと寝てしまう。
おそらく無糖と思われる
アイスコーヒーを飲んでいる人は,
眠気に襲われることなく勉強できている,
という推測が成り立つます。
話を戻します。
このように
大量の情報を
「とりあえず」
でざっくりとまとめてしまったがゆえに
不完全な情報になり…
そのとりあえず,の結論で
齟齬が発生しているのかも
しれませんね。
今日はここからが本題。
甘いものを食べると,
眠くなるし…体がだるくなるような気がする。
けれど…
「甘いものは脳にいいから,
甘いものは食べるようにしている」
そして…
食べれば食べるほど,
眠気と戦う時間が増え,
生産性はガタ落ち。
さて,
これって効果的なのでしょうか。
説と現実,どちらが優先される?
昔から,
甘いものを摂ると,
思考力や集中力が回復する。
…という考え方を持っており,
かつて国家試験の
受験勉強をしていたときは,
1日13時間を何ヶ月も
続けていました。
ですので…
当然ですが,ものすごく疲れます。
そこで,
当時は
「甘い物は脳の疲労回復に役立つ」
という説を信じて,
ブドウ糖の塊をかじっていました。
それから時は流れ…
上述の通り,
セミナー3日午後に,
甘いものを食べたら…
てきめんに眠くなったわけです。
仮に,疲労回復しているとしても,
眠ってしまったら意味はありません。
また,今となっては,
ずっと学習したり,
思考労働しているときに感じる
疲労感の正体や,
その解消法も知っています。
ですので,
「甘味は効果的ではない」
という結論を出しました。
ですが…
昔ながらの「説」を
そのまま信じていたらどうなるでしょうか。
業界の権威と称される人の
意見を鵜呑みにして…
甘いものを摂取し続けたら
どうなのか。
効果的ではないだけでなく,
別の健康問題を引き起こしそうですね。
ここでは
説や権威と
実体験…事象として観察できたものとでは
どちらを優先すべきか,
ということです。
言うまでもなく,
実体験のほうですね。
これ,
当たり前のように見えて,
実際にはできていない人が
多いのが現実です。
あるいは…
これはフィクションです。
繰り返します。
フィクションのたとえ話です。
ある国で,
伝染病が流行しました。
罹患すると,何度も吐血して
どんどん衰弱していく。
人によってはそのまま亡くなっていく,
というもの…だとします。
その時,
国の役人から
「この薬を飲むと予防,治癒できるから
飲みなさい」
と指導が入ります。
その結果,薬を摂取した
10000人のうち,
500人ほどが不審死を
遂げたとします。
その結果,
役人は
「その死因と薬の摂取との間に
直接因果関係があるとは言えない」
…とした上で,
「研究データによれは
この薬による影響は考えられない。
実際に9500人は影響がないから
薬を摂りなさい」
という指導がされたら
どうするでしょうか。
これまでは,
その国では不審死を一人でも確認した時点で,
薬の摂取は中止させ,
原因を徹底究明していたにもかかわらず…です。
その時に,
「お役人が言うのだから間違いない」
と言って薬を飲むのか。
それとも,
「たった5%だから自分には関係ない」
「みんな飲んでいるから自分も飲まないと」
と言って薬を摂取するのか。
その前に,
しっかりとデータを精査するのか。
…どれを選ぶのか,ということです。
もう一度繰り返します。
このたとえ話はフィクションです。
実在の人物や団体,国家などとは
関係ありません。
最後に。
科学技術は日進月歩。
様々な過去の考え方は
古くなっていることも
たくさんあり,それらは
アップデートしなければなりません。
私の
マーケティングにおけるスタンスは
「どれだけ科学技術が発達しても
変わらないものは何なのか」
に軸をおいた戦略戦術を
意識していますが。
そうではないところでは,
様々なところで
アップデートしていかなければ
ならないのでしょう。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
追伸
今日の記事にあった,
実際に思考をして疲労を感じたときの
疲労の正体,そしてその解消法などは
メルマガ限定で解説予定です。
昔の私がこれを知っていたら…
勉強の度に缶コーヒーを飲んで,
気がついたら体重が8キロ増えていた,
なんて事態はさけられたことでしょう。
メルマガ購読は無料です。
来週にでも執筆予定ですので,
今のうちにこちらからご登録ください。
↓↓↓
アップスタッツ合同会社のブログを
メールで受け取りませんか?
ブログ記事の内容を,メルマガで配信いたします。
ブログ記事内容とは別に,
メルマガ読者限定コンテンツの
配信もあります。
毎朝午前5時に,ブログ記事をメルマガ配信。
週2を目処に,メルマガ限定記事を配信します。
特に,ブログでは公開しづらいノウハウなどは,
メルマガ限定でご案内いたします。
今すぐ下記フォームよりご登録ください。