こんにちは。
アップスタッツ合同会社の代表，
経営軍師の飯山です。
今日は仕事の向き不向き，適性について
考察していきます。
最初に言わなければならないのは，
適正ではなく適性です。
この間違い，非常に多いんですよね…
以前の，当時士業をしていた頃の
自分の記事を見て…
やっぱり士業の仕事って
向いてなかったな…と思うわけです。
では
何を以て向いていないと
判断するのでしょうか。
どうすれば，
向いている仕事が
できるのでしょうか。
この記事をご覧の方は
主に経営者・社長です。
向いているもなにも
あったものではない…と
思うかもしれませんが，
その点についても
言及します。
最後までお付き合いください。
適性についての考察
昔の記事を呼んだり…
あるいは古い書類の整理をしていると，
いろいろと思い出すことがあります。
その中のひとつに
「利息引き直し計算」
があります。
いわゆるサラ金，消費者金融は
法的金利を超えた利息で貸付を
しているので…
法定利率に引き直すとどうなるのか。
これ，
やると大変です。
イメージ的にはこんな感じでしょうか。
日付と借入額
日付と返済額
取引の度に，入力していきます。
これを…下手をしたら10年分くらいは
入力するわけです。
凄まじい労力です。
取引の内容を見ると
数字だけでですが
その人の人生が垣間見えてきて…
例えば，
クリスマスの日に3000円だけ
入金しているのを見て…
お金がかかる日だけど
せめて金利分だけは払ったんだな…
とかでしょうか。
幸い，
この過払い金請求というものが
社会的に認知されるようになって，
「代行サービス」
も増えてきたので，
自分でやる手間…
事務員がやったものを
私がチェックする手間からは
解放されましたが。
この手のデータ入力。
私には適性がないのがよくわかります。
事務員がいない頃は，
自分で入力して自分でチェックしてましたから…
裁判所から，ここおかしい！と
突っ込まれることもよくありました。
法律職の仕事といえば…
ぶっちゃけ，書類作成です。
相手方との交渉…という
イメージはありますが…
それは日頃の書類作成の上に
成り立ちます。
相手方に送る書類で
相手方の名前が間違っていたら，
それだけで和解交渉が
破談になることすらあるわけですね。
もっというと…
※表示されない方はごめんなさい
高と髙
崎と﨑
藤と籐
みたいなものも含めて
一字一句正確に記載しないと
書類に不備が出てしまうと
行けないわけです。
本当に向いてなかったですね。
では，交渉はどうなのか。
コミュ障な上に，メンタルが弱いですから
やっぱり向いていない。
クライアントから…
ものすごく感謝されたのが，
内容証明郵便作成。
慰謝料請求などの「テンプレではない」
書類を作成する時に，
依頼者の心情を合わせてしっかり書き込んで
相手に送る。
依頼者は
「自分の言いたかったけれど言葉には
できないことを全部書いてくれました」
と喜ばれました。
慰謝料請求の書類作成は
そんなに数えるほどしか受けていませんが，
それでも何人もの方に
同じように言っていただけました。
ただ，
持ち前のメンタルの弱さで，
寝込んでしまうことが問題ですね。
昔は離婚相談が来ると3日寝込んだことも。
まあ，向いてなかったことが
よくわかりますね。
経営者・社長に与えられた「選択肢」
さて，
自分がやっている仕事が
向いていないとわかったら
どうしたらいいのでしょうか。
やらないことです。
あるいは，やめることです。
私はやめることを
選択しました。
それはさておき。
例えば，
会社員が明らかに適性がない職種に
異動させられる…という，
ハラスメントすれすれの行為もありますが。
それは
会社員相手だから
成り立つことです。
もちろん，
極論を言えば，
会社員も仕事を選ぶ権利はありますから，
従わないという手もあります。
まして…
私達，経営者社長は，
「仕事を選べる」
立場にあります。
繰り返します。
私達，経営者社長は，
「仕事を選べる」
立場にあります。
選択肢があるのです。
たまに，
下請けばかりの仕事をしている
社長が…
仕事を選べることを
忘れてしまっていることも
あるようですが。
仕事は選べるのです。
ということは…
向いていない仕事，案件は
やらなくてもいいし，
むしろやらないほうがいいでしょう。
でないと，
自分の能力を
どんどん押し下げていくことに
なります。
自分のやっていることを
まるで容認できない，
受け入れていないものなのに
その仕事をしていたら，
どれだけ自分のメンタルに
ダメージを与えるでしょうか。
聞いたことのある例だと…
かなり極端ですが。
神を信じていないのに
教会で神父をしていたら…
これはつらい。
教会に来る信者さん，
関係者から
「神父さん」
と呼ばれ続け…
そして…
「神の家」たる教会内に
ずっといることになるのですから。
でも，
自分はこれっぽっちも
神を信じていない，ということを
顕にすることはできません。
それを
外に出さないための
労力とエネルギーは
相当なものです。
何をするにも，
そちらにエネルギーを持っていかれて，
自分の能力低下に
苦しむことでしょう。
繰り返します。
極端な例です。
そして，私達経営者は，
仕事を選べるのです。
つまり…
合わない仕事は受けない。
事業単位で，社長の気質に
合わないならば…その事業を
売るなり畳むなり，なんて選択も
あるはずです。
社長は背負った責任と引き換えに
自由があるのです。
合わない案件，
合わない業種や職種で
無理して頑張るのではなく，
合わないと自覚したら，
それをやらない。
あるいは，誰かに任せてしまうために
どうしたらいいのかを考えるほうが
健全ですね。
あなたがよりアップスタッツな明日になりますように。
アップスタッツ合同会社 経営軍師 飯山陽平
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