こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
今日は,見えない世界の話をします。
…内容は,
とある愚痴を小一時間ほど
効き続けた話です。
…つまり,
半分くらいは聞き流したので
覚えていないのですが。
その話を聞きながら,
人生ってなんだろうなぁ…
いろいろ考え込んでしまい,
少し書き出してみることにします。
世の中には目に見えて
明らかなものと
目に見えないものがあって…
そのバランスって
どう帳尻をつけているんでしょうね。
ここまでの書き出しを見て分かる通り,
役に立つ話ではなく,
読んで考える材料となる
記事となります。
なので,さらっと3分ほどで
読み流してみてください。
夫婦関係の謎
ある方がいます。
その方を,
仮にAさんとします。
私自身は,
Aさんとは直接面識はありません。
…が。
その方の風貌などは
目にしたことがあります。
動画講座などで
その方が話すのを見聞きする機会があり…
話す内容,
言葉の使いまわしや選び方が
独特なので…
そこも印象深いものです。
出版もしていて,
たまたまその方の著書が
目に入ったので…
まえがきだけは読んでみたのですが…
なかなか興味深い書き出し方,
切り口だな…という印象です。
あくまでも例えですが。
売上アップの方法は,
1.顧客数のアップ
2.客単価のアップ
3.リピートのアップ
…がある。
…という話は,
マーケティングをかじったことのある方なら
誰でもご存知でしょう。
では…
「この3つのうち,どれが一番大事で,
それはなぜだか答えられますか?」
…と聞かれたら,
一瞬,思考が停まるのでは
ないでしょうか。
その分野の王道について
扱っていながら,
微妙にオリジナリティを
散りばめてくる感じですね。
これはあくまでもたとえです。
その方は,
どちらかと言えば数字を扱う専門領域なのですが。
話し方,言い回しを見ていると…
私と同じ「業界」にいるように感じます。
つまり,
言葉の使い方に,
かなりのエネルギーを割いているということですね。
私よりも遥かに
慎重に丁寧に言葉を選んでいるので…
話し方はかなりおっとりとしていて
ゆっくり話すのですが。
ただ,その分,一言一言に
「隙のなさ」
を実感します。
表情や風貌は穏やかで…
話し方は,おっとりしてゆっくり。
でも,
慎重な言葉遣いを見聞きしていると,
だんだん畏怖の念を抱いてきます。
それもそのはず。
具体的な名称は避けますが,
某大陸系独裁国家で,
20年近く仕事をしていたそうです。
日本人が,
あの国で…
しかも具体的な仕事は言えませんが…
中○共○党にとって
快いとはいえない内容を
扱っています。
つまり,
いつどの瞬間に
「行方不明」
になってもおかしくない状況で
20年すごしてきたのです。
文字通り,
くぐってきた修羅場の数が違う。
畏怖の念を抱くのも当然であり…
そして,今は違う仕事で,
あるコンテンツをメインに伝えて
指導者として活躍しているようですが。
その分野には門外漢の方でも…
その方の話は凄みがあるし,
上述の通り王道を踏まえつつ
オリジナリティを発揮している。
かなり雑な言葉で表現するなら,
「そうそうお目にかかることのない
極めて優秀,有能な人物」
と言えます。
控えめで奥ゆかしい方でもあるので,
メディアにバンバンでて活躍するような
スタイルではないのですが…
もう,何年も付き合いのある
クライアントをたくさん抱えており…
それまで所属していた会社から
独立起業した後も,
すでに顧客がたくさん…という状態だったそうです。
そんな…
優秀で有能な方ですが。
結婚もされていて,
お子さんもいらっしゃいます。
さて,話はここから。
その配偶者の話です。
その配偶者…仮にBさんとします。
凄く,優秀,有能なAさんの
配偶者であるBさん。
どんな人なのか。
絶望的に空気が読めず,
物事の重要度や優先順位の判断が
めちゃくちゃな方です。
一言でいうと,
壮絶なまでの無能。
冒頭で触れた
「愚痴」
というのは…
Bさんのあまりの無能さについてなのです。
Bさんの無能さの被害者…
仮にCさんとします。
Cさんは,ずっとAさんと付き合いがあり…
Aさんの人柄や考え方,
そしてその分野における極めて優秀かつ有能な
仕事ぶりに…
そのまま縁を持ち続けて,
何年も経ちました。
たまたま,
そのCさんが,ある業種で
専門家の手が必要になり…
そこで登場するのが,
Aさんの配偶者,Bさん。
そして…
その壮絶なまでの無能さに
打ちのめされたCさんは,
私にぼやいたということです。
私も,Bさんと似た業種で
仕事をしていたことがあるので,
それで私にぼやいたのでしょう。
例えば…
Bさんの
「あまりの無能さ」
に腹を据えかねて…
「支店長に本件を引き継いでください」
と言ったら…
「でも,支店長は忙しいかもしれないので
引き継ぎできないかもしれません」
…と返された,
とかで怒り狂ってました。
Bさんの無能さは,聞けば聞くほど…
生まれる前からやり直した方がいい…
くらいには思うのですが。
そこで,
疑問に思うのが,Aさん。
その分野では極めて
優秀かつ有能。
特にリスク管理,
リスクヘッジに長けているため…
文字通り,命にかかわるような
修羅場でも20年生き延びただけでなく,
その危機管理能力があればこそ,
今の仕事でも大活躍しています。
そんなAさん。
なんで…そこまで無能極まりないBさんと
結婚したのだろうか。
しかも,
なんでAさんは,
CさんにBさんを紹介したのだろうか。
単純に恋愛関係で結ばれたなら,
有能無能は脇にお国しても…
ビジネスをする立場になって,
無能な人を紹介したら,
自分の信用に関わります。
まして…
Aさんほどの優秀な方なら…
Bさんの能力のなさはすぐにわかります。
Aさんも,Bさんほどではないですが
同じ分野に携わっていたことは
あるのですから。
でも…
Aさんは,Bさんと結婚して…
Bさんを紹介し続ける。
本当になんでなんでしょうね。
Aさんに限ったことではありません。
ある会社の社長。
その方は人格も能力も…
とても優秀です。
営業上の
「目標」
など,すぐに突破できそうなのに…
突破できそうになると
コケてしまうのです。
そして…
そんな社長は…
以前から付き合いのあった方と
最近,婚姻関係に及んだ…
という話を聞きました。
ものさしからはみ出る話
私は私で…
ここには書けませんが,
人を選別する「基準」
もっというと,ものさしがあります。
つまり,
一定のものさし…
体系化された判別基準に基づいて,
「この人はものさしによると,この位置」
という感じですね。
単純に,
どのような考え方,言動,行動をするのか。
どういう傾向にあるのか。
どのような接し方をしたらうまくいき,
どのような接し方をしたら残念な結果になるのか。
…というものです。
まあ,
私はある「ものさし」を
好んで使っていますが…
別にこれは私ではなく
誰でも持っているものでしょう。
経験則,経験の蓄積。
勘,直感…
表現はさておき,
そういった基準で人を選別し,
接し方を選択していることでしょう。
話を戻すと…
端的に言えば…
「この人は,【そのままでは】
なにをやってもうまくいかないどころか
周りの足を引っ張るだけ」
…という帯域の人がいます。
早ければ5分。
できれば15分も話せば,
その「ものさし」を使えるのですが…
私は2時間ほど,その方と
コミュニケーションを取る機会があり…
上述のようにな判断をしました。
そう,
その社長が結婚したのは,
私が「そう判断した相手」なのです。
私のものさしと考え方なら…
この社長が,もしこの人と
関わり合いになっていなかったら…
売上は2桁,3桁増えていても
おかしくないな…
と思えるのです。
それくらい,
その社長は優秀・有能な方で…
その配偶者になった方は…
それくらいに…残念なのです。
繰り返します。
色恋沙汰と,仕事上の有能無能は
また別の話です。
別の話ですが…
あそこまで,頭の回転の速さ,
思考の正確さ,的確さ…
優秀さが違ってしまうと…
日常のコミュニケーションですら
そのギャップが苦しくなってしまうのではないか…
と懸念されるのですが。
でも…
Aさんといい…その社長といい…
その配偶者を選んだわけです。
これ…なぜなのでしょうね。
仕事における考え方だけでなk,
人生全般に俯瞰して捉えた場合。
その人と過ごすことが
QOLが高まるのでしょうか…
それとも…
別の何らかの意図があるのか。
原因と結果から見たときに…
何らかの因果関係があるのかないのか。
よくわかりません。
人生万事塞翁が馬。
5年後とか10年後に…
「あ,だからこの配偶者じゃなきゃ
いけなかったんだな…」
…と,納得する何かが
あるかもしれませんね。
能力の有無だけが
人間の価値ではないものの…
自分と同じか,自分よりも若干上の人
くらいと共に過ごすほうが…
楽に,幸せに生きられる…
…という私の観念,
いろいろとガタが来ているようです。
オチもない今日のこの話。
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平