こんにちは。
アップスタッツの飯山です。
昨日は,
マーケティングの理想論として…
マーケティングの戦略と戦術があれば
夢を実現することもできるし
人生の幸福度を高めることもできる。
具体例を踏まえた上で
解説しました。
理想の話をしたなら…
もちろん,現実よりの話を
しなければいけません。
今日は,
マーケティングのちからを
誤った使い方をしてしまうと,
いかに悲惨なことになるか。
その具体例として,
「集客してはいけない3種類の人たち」
という考え方をお伝えします。
これ,
気をつけないと,
本当に厄介なことになります。
なお,前提として,
「適法にマーケティングを実践する上で」
となります。
当たり前と言えば当たり前ですが,
誇大広告なんて決してやってはいけません。
なんて話をしてもつまらないので,
適法であることを前提として,
以下,最後までお付き合いください。
1.疫病神
よく
「お客様は神様である」
なんて表現はありますが。
ではその神様とはどんな存在なのでしょうか。
日本では,八百万百の神という概念があります。
様々なものに神は宿るわけですね。
多種多様の神が存在するとして…
お客様も神様である…ならば…
決して集客してはいけないのは,
この台詞を自ら言う人でしょう。
販売側が顧客に対して
「お客様は神様である」
という気持ちでおもてなしをするる
という心構えをするならともかく。
客側が,
「神様のごとく扱え」
と言ってくるような人だったら…
いうまでもなく,危険ですね。
災いでしかありません。
だから,疫病神です。
ここでのポイントは,
自社にとっての
「疫病神」
をきちんと決めておくことです。
例えば,
執拗に値引き要求してきたり,
高い,と喚き散らしたり…
横柄ですぐに大声を出したり…
納期を守らなかったり,
約束をすぐに破って,その責任を
押し付けてくる。
約定にはないサービスを要求してくる。
<参照>
昨日の記事で,こんな例を挙げました。
こんな感じで,
自社にとって好ましくない人は
どんな人か…というのを
明確にしておくことです。
そして…
こんな疫病神に取り憑かれる隙きを
見せてはいけません。
すなわち,
こんな人達を集客してはいけないのです。
2.価値観が合わない客
上述の1と重なる部分があるかもしれません。
自社には自社の価値観があり
その価値観に基づいて,
会社経営を行い,商品販売をしています。
価値観の合わない顧客を相手にすると,
相手も自社も,ストレスになるだけです。
ポイントとしては,
価値観に善悪や良し悪し…という点で
評価否定をしないことです。
単純に,
自社とは違う。
そして,その違いのギャップが
どうしても相容れないほどであるなら点
お互いに,近づかないほうが平和ですね。
相手を避難したり攻撃したりするのではなく,
うまく避けて近寄らないことによって,
摩擦を回避するのです。
だから,
価値観が大きく違う人は,
集客してはいけないのです。
3.適切に価値を届けられない人たち
上述の2つは,
まあ,言われるまでもないこと
かもしれませんが。
最後の点は,
見落としがちです。
特に注意したいですね。
適切に価値を届けられないとは
どういうことでしょうか。
必要性のない人に
無理やり売ってしまうことです。
あるいは…
必要性がないのに,
欲しいと言われて売ってしまうことです。
具体例で解説します。
世界ナンバーワン
マーケティングコンサルタントの
ジェイ・エイブラハム。
彼が,
かつて来日して,
あるマーケティング戦略を
解説しました。
リレーショナル・キャピタル,という…
私が知る限りで,
ジェイのマーケティング戦略の中でも
最高難易度に属するであろう内容です。
私も,
よくわかりません。
正確には,
理解はできるし,納得もできるけど
完全に腑に落ちて,
人に伝えるほどまでには至っていません。
そして,
ここに至るまでの解説も,
そのジェイの解説コンテンツを
何度も何度も何度も何度も
聞いて考え続けたからです。
それを
来日セミナーで,
いきなり解説して…
どれだけの人が
理解できたのでしょうか。
実際,
ジェイ本人も,
このリレーショナルキャピタルの解説は
非常に嫌がる…らしいです。
なぜなら,
わかる人にはすぐに分かるけど,
なかなかわからない人に
伝えるのが本当に大変だからです。
話を戻します。
世界ナンバーワンの
ジェイ・エイブラハムが
来日してセミナーをするわけです。
本人への報酬を含め,
莫大なコストが掛かります。
だからこそ,
多くの人を集客しなければなりません。
さて…
マーケティング初心者や,
入門者が,
この話を聞いて,
どう思ったでしょうか。
実際,
私が聞いたのは
ある社長は
「あまりにもわけが分からなすぎて
泣きそうになった」
と実際に仰っていました。
まあ,そうですよね。
ン十万の受講料を払い,
すべての予定をブロックして
受講に集中できる環境を整え…
いざ聞いてみたら,
まるで理解できない。
受講料だけではなく,
その3日間のブロックした時間。
そして実際に,その理解できない話を
聞き続ける苦痛。
泣きそうになるもの当然でしょう。
このように,
「価値を届けられない人を
集客してはいけない」
のです。
マーケティングは本当に強力です。
必要もないし,
手に入れたところで役立てられなくても…
マーケティングの結果,
「つい欲しくなってしまう」
人がどうしても跡を絶ちません。
そういった人を
集客して…販売までしてしまうと,
顧客満足との観点から
遺恨を残し,
未来に対する大きな負債を抱えることになります。
他にもありますが,
今日は3つに絞って,
集客してはいけない話をしました。
くれぐれも気をつけたいものですね。
あなたがより「アップスタッツ」な明日になりますように。
アップスタッツ 飯山陽平